Slow Burn

詳細出ました!

csgb @bar fam 2018年12月29日(土)20:00〜 DOOR.\1500 (1drink)
DJ: 5atoru, shinshin, tdsgk, MAI, GIN(LD50), MASAYUK(Loaded), BEAR SHO(MERSEY PARADISE)

今回で50回目を迎えるcsgb、前回出て大いに盛り上げてくれたMAIちゃんの他にも豪華ゲスト陣が色々なイヴェントから集合してくれます!これはもうこの日忘年会、ですね・・・。私この日まで仕事なので本当にこの日が忘年会になりそうな予感です。皆様よろしくお願いいたします!

そして新しい告知です!

ヒワタシ+@Club SHAFT 2019年1月10日(木)21:00〜 ADV.\1000(+1D \600) DOOR.\1500 (+1D \600)
Host DJ: HIWATASHI
Guest DJ: tmym(La Feat), tdsgk(AOBA NU NOISE) and more!

今年の3月にもお世話になったヒワタシくんのイヴェントにまたしても御呼ばれされました!今回は私とtmymさんというお馴染みのコンビにもしかしたらあの男が・・・?そうなると久々に三つ巴・・・?ということで平日ですがお楽しみに!あ、私翌日病院で検査だな・・・。

そしてAOBA NU NOISE復活

AOBA NU NOISE @Shangri-la Sendai 2019年1月25日(金)21:00〜 ADV.\2000(1D別) DOOR.\2500 (1D別)
Guest Live Act: Taigen Kawabe ( Bo Ningen )
Live: Waikiki Champions, Masaki Saito
DJ: EVOL, Ryota, Rambo, SIF
Shop: 神、駄菓子屋行商よしぎの

久々の開催、ということで皆様から熱いリアクションありがとうございます!お楽しみに!

さてあっという間に年の瀬、ということで今年を振り返りたくもなるのではあるが、ここで振り返ってしまうと年内の更新ストップしちゃいそうな怠惰な私であるので、それは年内の更なる更新にとっておいて今日も今日とて与太話を通常進行で行きたい。

我が家の近所の吉野家はそばも出すちょっとレアな吉野家なのだけれども、まあ自宅で思考停止した際の昼食には非常にうってつけの店である。そばが普通に美味しいのである。今日は休みだったのだけれども結構スケジュールがタイトで朝からPCでプリンターの設定をチェックしたり住所録書きだしたり、それから昨日再配達かけたのに届かなかった荷物の問い合わせでコールセンターに電話して「折り返し電話します」と言われて2時間待って電話来なかったり(結局営業所に不機嫌な顔して取りに行った)、狂おしく混雑している街中に買い物しに行ったり(ついでに

L’Heure Bleue(ルール・ブルー) [Analog]
原田知世
ユニバーサル ミュージック (2018-12-19)
売り上げランキング: 17,781
LOW IN HIGH SCHOOL [Analog]
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MORRISSEY
R M (2018-12-07)
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というお買い物も)、そしていったん帰宅してまた外出、という途中だったのでこの吉野家に寄ったのだった。

なんか天丼的なものが食べたかったので(そう、他にもカツ丼だのまぐろ丼だのもあるのだこの吉野家には)小かき揚げ天重ともりそばというセットを頼んですぐ来た(2時間待って来なかったクロネコヤ〇トのコールセンターとは大違いだ)。さていただきます、となってトレイを見るとなんかレンゲも一緒に来たのである。レンゲ・・・?皆様ご存知かと思うけれども、基本もりそばは箸でそばを手繰ってつゆにディップしてすすって食べる食べ物、だと思う。天重という食べ物は重箱にご飯が入っていてその上に天ぷらが載っていて軽く、あくまで軽くタレがかかっている食べ物である。私のこれまでの人生、というか私の認識に於いては全く食す際にレンゲが介在しないものなのである、両者とも。

だからなんか、すき鍋膳の際に使うレンゲをそのままトレイにセットしてしまったのかな、同じトレイだしな、と思って食べ始めたのだけれども、もしかしたら私が固定概念にとらわれ過ぎてしまっていて、もしかしたらもりそばとか天重とか、レンゲがあったほうが革命的に食べやすくなったりするのだろうか、とめちゃくちゃ不安になってきてしまった。なんか試されているんじゃないか自分、というくらいにドキドキしてしまって、じゃあ・・・、ということでかき揚げ天重を食べるときにそれまで箸で食べていたのだけれども、いったん箸を置いてかき揚げとご飯をレンゲで食べることにして、やってみた。

えっと、全然レンゲは必要ない、というか間違いで置かれたものなのだな、と理解した。

もう・・・。しかしふと、この吉野家、昔はそばを頼むとそば湯も一緒に運ばれてくるシステムだったな、と思い出した(現在はポットに入ってカウンターに放置してあるセルフ式)。で、昔そば食べてる時に向かい側のカウンターに座った若い男の人が、運ばれてきたそば湯を怪訝そうに見てどうやら悩んで考え抜いた末に、もりそばにダイレクトにかけてるのを見て驚愕したことを同時に思い出したのだが(多分コンビニのそばしか食べてこなかったんだろうな)、もしかしてレンゲで天重食べる私を見て誰かがあの時の私のように驚愕していなかっただろうか、大いに不安である。

日々精いっぱい、手探りで生きています、44歳にもなって・・・。Kacey Musgravesの「Golden Hour」

Golden Hour
Golden Hour
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Kacey Musgraves
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ゴールデン・アワー
ゴールデン・アワー
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ケイシー・マスグレイヴス
ユニバーサル ミュージック (2018-07-04)
売り上げランキング: 7,760
を聴く(日本盤ジャケ違うのか)。確かポップなカントリーのりの人だった、と記憶しているのだけれども今作は、あれ、カントリー?というくらいに普通の女性シンガーアルバムになっているのだった。で、これがまたすこぶる良いアルバムなのである。一瞬入るスチールギターと音とか、彼女の歌い方の節回しに一瞬カントリー的なものを感じるのだけれども、Nicolette Larson
愛しのニコレット
愛しのニコレット
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ニコレット・ラーソン
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-06-10)
売り上げランキング: 30,950
を想起させられるような感じの芯が通って伸びやかだけれどもキュートなヴォーカルの、そしてモダンなAOR風味も感じられる落ち着いたアルバムである、と書こうと思ったら突如ディスコっぽい曲とか出てきてぶったまげた。けれどもそれもまったく違和感なく、寧ろこの路線で突き進んでも良いのでは、というイカした曲だったりするから、いやー、まだまだ世の中、コンサヴァティヴに思われがちなジャンルの中にもまだまだドキドキする音楽ってあるんだな、と2018年も結局音楽の熱病から抜けられぬまま、なのである。

Gypsy Rover

年内最後のcsgbはこんな年末、の予定!

csgb @bar fam 2018年12月29日(土)21:00〜 DOOR.\1500 (1drink)
DJ: 5atoru, shinshin, tdsgk

まだ詳細未定ですがよろしくお願いいたします。

そして年明けには、AOBA NU NOISE復活

AOBA NU NOISE @Shangri-la Sendai 2019年1月25日(金)21:00〜 ADV.\2000(1D別) DOOR.\2500 (1D別)
Guest Live Act: Taigen Kawabe ( Bo Ningen )
Live: Waikiki Champions, Masaki Saito
DJ: EVOL, Ryota, Rambo, SIF
Shop: 神、駄菓子屋行商よしぎの

今回は色々事情があってClub SHAFTではなくシャングリラでの開催ですのでお間違いなく!仙台では今年の6月以来なので半年ぶりくらいのお目見え、そしてゲストには久々Bo NingenのTaigenくんが出ます!ソロではトラップものとかを作っているらしいのでまたバンドとは一味違う面白い感じになると思います。更には私の中学校の同級生としてもお馴染み、駄菓子屋よしぎのが行商スタイルで出店もしますので是非みなさま、ちょいと狭い空間を最大限に生かしてごちゃっと楽しくやりましょう!

さて先日も出張で東京に行って来てたわけだが、今年は数えてみたら12回上京していた。月イチの計算か・・・。そりゃあHMV Record ShopのスタンプカードもBig LoveのスタンプカードもDisk Unionのステータスも貯まるわけである。でも、なんかゆっくり東京に滞在する、ということは今年は皆無だったので、来年は色々な人に会いたいし、色々なところに行きたい、とは思うのだが・・・。

でも、レコード屋さんも大分変ったなあ、というのが今年の印象である。とくに、やはり日本人のレコードが超稼ぎ頭なのであろうなあ、と感じさせられることが今回の滞在の際には多かった。それは今に始まったことでは全然ないのだけれども、この間の週末には超それを感じたのだった。

お客さんもそのコーナーにはとくに多いし、渋谷のユニオンでもロック(洋楽)のレコードの上のフェイス展開が全部日本人ものだった。中でも今回の極めつけの体験は渋谷のHMVレコードショップで、毎回アヴァンギャルドコーナーを楽しみにあの店に行っていたようなものなのだけれども、アヴァンギャルドコーナーがまるっと全部日本人レコードコーナーになってしまっていたのだった・・・。では肝心の(私にとっては、だが)アヴァンギャルドコーナーは、というとほんのわずかに1列程度になってしまっていて、それを楽しみに渋谷HMVに、もっと言えば渋谷に行っていた私はその場で膝から崩れ落ちたものであった・・・。

まあ、流行というものはことレコード屋さんではあるものだから、そういうものなのだろうけれども何だか個人的には寂しい流れになっているのかな、でもその分私が探しているようなものどんどん安くなってくれると嬉しいな、という複雑な心境だったりする。やはりThe Beatlesレコードと日本人ものが今は花形なのだろうけれども、ひっそりとその傍らに咲くMethodishca Tuneの7インチ、とかをこれからも求めていくのだろうな自分は・・・。

Jools Holland & Marc Almondの「A Lovely Life To Live」

LOVELY LIFE TO LIVE
LOVELY LIFE TO LIVE
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JOOLS & MAR HOLLAND
WMI (2018-12-07)
売り上げランキング: 116,827
を聴く。元Squeezeというか売れっ子鍵盤奏者(こないだ買ったAlternative TVの7インチにも参加してたな、当時)兼人気番組司会者Jools HollandとMarc様の共演盤である。Jools Hollandの(今回ももちろんバックを務める)The Rhythm & Blues OrchestraのアルバムにもMarc様は参加したりしていて、意外に相性良いんだな、と思っていたら共作アルバムが出てとても嬉しい。UKのアマゾンのレヴューを見ると、Jools HollandもMarc Almondも最高だけど2人一緒にやってるこのアルバムはちょっと・・・、といきなり賛否両論でそれがまた結構面白いのだが、まあなるほど言わんとすることはわかる。でもそれを踏まえていや、これ私としては最高に楽しいアルバムである。大人数ブラス隊をフィーチャーしたノリノリ(!)のビッグバンドをバックにMarc様が歌いまくるわけであるが、Marc様のねっとりとした歌い方と小気味よいブギウギのり、スウィングしまくる演奏との組み合わせがこのアルバムのキモでそのどこか居心地の悪いような組み合わせが実に良い味を出している。大体この演奏で普通にパワフルでソウルフルなヴォーカルが乗っていても普通に良いだけであって、その演奏とMarc様の組み合わせだからこそ面白いアルバムなのである。そのような中でもちゃんとMarc様は自身のコブシを回していて、そこにしびれるし、普通に曲は格好良いし、で言うことなしでこの2日間ずーっと聴いている。大体Edith Piafの「愛の賛歌」とかを物凄い勢いで歌い上げちゃったり、Soft Cell代表(カヴァー)曲「Tainted Love」とかもビッグバンドジャズ風にやっちゃったり、というカヴァーも聴きごたえあるし(「聖者の行進」とか凄く意外なアレンジで格好良いし、Marc様、やっぱりソウルフルじゃん・・・、と感涙に咽ぶこと間違いなし)、オリジナル楽曲もこれでもか、と名曲揃いなので、UKのめんどくさいファンどもは置いておいて続編も希望、の傑作。

Desordem

11月23日(金)のcsgbには多数お越しいただきましてありがとうございました!ゲストお二方はマジで最高でしたし、レギュラー男性陣もいつも通り面白おかしく、という感じで淡々と続いておりますのでいずれ皆様、お立ち寄りくださいね!

そして昨日のHALFBYのリリースパーティも多数お越しいただきましたありがとうございました!毎年やっていますが、実に実り多い忘年会でした。HALFBY高橋くんのガチンコDJにはやはり興奮、そして仙台の皆様のDJも多様で実に楽しかったです!私はまあそうですね、David Bowieの「Absolute Beginners」を結構がっつり流して、そしてちょっとBPM意識したつなぎをして、という感じではありましたが基本我が強すぎて何をしてもtdsgk印になってしまう、ということを再確認した次第です。そして今日高橋くんを空港に送りながら色々お話ししたんですが、気づくと長いお付き合いになっているのでこのまま続けていきたいところです、健康第一!

さてとんとご無沙汰しておりました。まあ、こんなに更新が空いたのは別に言わずとも大丈夫かと思いますが、ええ、激しく忙しく・・・。

でも何をしていたか、というと仕事はおいといてカレー食べたり担々麺食べたり毎週鍋料理を作って食べたりレコード注文したり届いたり聴いたりお友達に子供が生まれたり、という感じの「ザ・日常」という日々であったわけである。しかし、何だか昨年のこの時期はハードな日々だったことが思い出されたりしたのであった。

父が亡くなってもう1年、ということで本当に時間はあっという間に過ぎて行ってしまうものだなあ、と感じる日々なわけである。昨年の今日とか火葬してたような記憶がある。でも父は徹底的に無宗教に拘っていたので四十九日とか一周忌とか死後の何もかもを全く何らせずにここまで過ごしてきたのである。言い換えれば私は死後の法要、とかもっと言うと宗教、というものは一体何なのだ、ということをずーっと考えながら過ごしてきた、というわけである。非常にデリケートな問題だからあれこれ言うのは差し控えたいし、これはもう本当に人それぞれ、なので何が正しい、ということを客観的に述べることはネット上での政治的な、もしくは何等かの論争がどこにも辿り着かない(というかそもそも「争」というものは何にも辿り着かず何も生み出さないものであるが)のと同じで不可能なものであるけれども、少なくとも私や私の家族にとっては非常に何だか色々と納得がいく感じだったなあ、と常々思う。だからこの間は父の写真を交えつつ中華料理を食べて赤ワインを2本空けたわけだが、まあ一周忌、というよりは色々考えさせてくれてありがとう、という気持ちだったなあ少なくとも私は。

Thiago Nassifの「Tres」

TRêS
TRêS
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THIAGO NASSIF
FOOM (2018-05-12)
売り上げランキング: 1,146,580
を聴く。サードアルバムになるのかな、タイトル通り。ブラジルのマルチインストゥルメンタリストの作品である。私が彼の名前を知ったのは今作のプロデューサーでもあるArto Lindsayの「Cuidado Madame」でだったが、まあ今作も結構あのアルバムにノリは近いかも知れない。ブラジル特有のリズムもドメニコのパーカッションなどから感じることもできるし、ならでは、の音楽だと思うけれども印象的なのはその隙間、である。めちゃくちゃ音数が少ない。しかしちゃんと痒い所に手が届く適所に音が配置されていてこんなに空間を感じる音なのに濃厚、である。コラージュ的な感覚もあったりするし変な音が突然入ったり、とかそういう飛び道具的なものも随所に配置されていて、スムーズに流れていきそうなところをそうはさせるか、的な気合いが感じられたりして、尖っている。なのに全体的としては非常によくまとまっていて聴きごたえのあるモダンなロックアルバムフロムブラジル、という趣である。何なんだろうなあ、この一筋縄でいかない感じ・・・。ちなみに時折とんでもない飛び道具ギターが聞こえるのだが、それはやはりプロデューサー様の仕業だったりして微笑ましい。そして全体的に非常に何故か艶めかしく、それもやはりこのアルバムの不思議さに拍車をかけているのだった。

Trio For Duo

今度の金曜日です!

csgb @bar fam 2018年11月23日(金)21:00〜 DOOR.\1500 (1drink)
Guest DJ: Mai, Ukam
DJ: 5atoru, shinshin, tdsgk

今回は女性Djお二方がゲスト!正確にはukamちゃんはmieukamとしてレギュラーですが、今回からはちょっとソロで、ということで。また、Maiちゃんは、なんとちょっと私と遠からぬ関係がありまして・・・。いずれにせよお休みの日ですが是非お待ちしております!

そして翌週は

HALFBY Lst Aloha Release Party @bar fam 2018年12月1日(土)20:00〜 DOOR.\2500 (1drink)
Guest DJ: HALFBY
DJ: tmym, tdsgk, masaya omote, ユヤマモトキ, ryuu, Shunki

大傑作「Last Aloha」

LAST ALOHA
LAST ALOHA
posted with amazlet at 18.11.18
HALFBY
felicity (2018-09-05)
売り上げランキング: 38,203
をリリースしたHalfbyが毎年恒例になりつつある12月の仙台に今回はリリースパーティで降臨!仙台陣も若い勢いのあるDJ陣と単なる音楽好きおじさん達、という完璧な布陣でお送りいたしますのでよろしくお願いいたします!いやーしかし今回のHalfbyのアルバム、めっちゃ良くて今年のベスト入り確実の1枚でしたので楽しみ!

さて昨日は急遽飲み会が開始2時間前くらいに中止になってしまって、ありゃー、と思いながらも何だかちょっとこのまま帰るのも、となって1人で街中を徘徊して、レコフェア行って、あまりにも喉が渇いたので1人でちょい飲みセットみたいな感じで中華屋で飲み始めて、んで1人で盛り上がってお1人様用60分飲み放題に切り替えて、頼んだ麻婆豆腐が親の仇のように激辛くて山椒の粒を噛み砕きつつ、辛いもんだからビールがどんどん進んで飲み放題の元取って、とかやってたら歩く血の轍、というかノーベル文学賞、というか歩くブートレッグシリーズ

MORE BLOOD, MORE TRACK
MORE BLOOD, MORE TRACK
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BOB DYLAN
LEGAC (2005-08-22)
売り上げランキング: 9,170
と急遽飲むことになって2人で飲んで、その後famでのイヴェントに行ったら沢山の友達と夜中の3時まで充実した時間を過ごすことができたので、持つべきものは友達だな、と本当に感じ入ったのであった。

今日はおかげで何だか省エネモードで過ごしていた(酒は全く残っていないのだが何だかちょっとユルい感じだったので)のだが、家でひたすらレコードを聴いて充実した時間を過ごすことができたので、持つべきものはレコードだな、と本当にこれまた感じ入ったのであった。

明日からはまた、こんなに充実した週末に充電したものがどんどんどんどんそぎ取られていく日々がまた始まる。思えば今月はここまで休みが1日しかなかった。私はいつまでこういう生活を続けるのだろうか。そろそろテレビの「人生の楽園」みたいなモードになっても良いのだが、なかなか、ねえ・・・。

でもまあ、友達とレコードで充電できるのだから私の場合結構イージーなのかもしれぬ。今日はMary Jane Leachの「(f)lute songs」

(f)lute songs
(f)lute songs
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Modern Love (2018-10-19)
を聴きまくって興奮していた。なんかアマゾンにはダウンロードのデジタル版しかないのだが、ちゃんとアナログ盤もModern Loveから(!)出ている。こちらでどうぞ!我が町の誇るレコード屋Store15NOVで私は買ったのだが、そちらは在庫切れだったので・・・。70年代から80年代にはArthur RussellとかPeter Zummoとかと活動していたMary Jane LeachがSteve Reichにヒントを得て声とフルートとテープマシーンの多重録音で作り上げたたゆたうドローン作品である。85年、89年、2011年、そして2018年に書かれた曲が収められているのだが、これがまたただひたすらに持続音が延々と鳴るハードコアな作品である、が、同時に何故かめちゃくちゃエモい(使ってみたかった)。何だか郷愁に近い感情が呼び起こされるような曲もあって不思議な魅力を放つ全4曲。これは本当にここ最近で一番のアツいアルバムである。

Hungry For Pain

以下のEVOLのミックス(?)音源リンクは今月いっぱい貼り続けようかな・・・。

https://soundcloud.com/aobanunoise/aobanunoise-012-evol
https://www.mixcloud.com/AOBA_NU_NOISE/aobanunoise-012-evol/

今月のDJは今んとこ1回だけcsgbでやる予定です。詳細はまた後程!

そういえば先日、ピーター・バラカンさんのライヴ?DJ?トークショウ?に行って来たのだった。なんで「?」だらけかと言えばピーターさんが話して好きな音楽を映像投射して流してまた話して、というイヴェントだったので、まあDJショウ、みたいな形容が一番良いのか、という感じだったからである。

会場は満員で、カフェの椅子は固いしでなかなか身動きが自由に取れずちょっとだけしんどい(とくに夜になるとヘルニアのせいで左肩から腕、手がしんどい身としては)感じではあったが、それでも2時間、お話と音楽と映像でとても楽しかった。ピーターさんが気の向くままに、というのも何だかあれだけど(まあ、即興で、とご本人もおっしゃっていたので)、音楽と映像を流すので非常にヴァラエティ豊かではあったがそのどれもが楽しかったし、なるほどなあ、と思わせられる言葉ばかりであっという間の2時間であった。

Punch Brothersのバンジョー担当とかマンドリン担当とかがそんなにソロで大変なことになってる人だとは知らなかったし、Orchestra Baobabかっけー、とか色々発見もあったし、何よりもずーっとピーターさんは音楽を追いかけて楽しんでいるんだなあ、ということを今さらながら再確認して何だか良いなあ、という素朴な感想を持つに至ったのであった。

私も末永く音楽をぼんやりとでも良いからずーっと楽しめる人間になりたいものだ、と願いつつ今日は病院に行ってその後休みを取っていたので家で楽しく沢山音楽を聴いて、またこれからの鋭気を養っていたのだった。しかし最近ジムとかに行かなきゃいけないのか走らねばならないのか、とかいう勝手なプレッシャーが大なり小なり各方面からあって軽く頭を悩ませていたのであるが、もしかしたらリフレッシュとかそういう意味に於いては同じくらいの効果が音楽を沢山聴くことにはあるはずなので、それで良いのではないか、だからピーター・バラカンさんとかあんなに若々しいのではないか。しかしピーターさん、気づけばそういえばイギリス人だったよな、と思うくらいの日本語具合ですげえな、と生で聞いて感動した・・・。

・・・話がずれた。でも身体を動かす、という意味でのリフレッシュ、としては音楽を聴いているのとジムに行くのではちょっと違うのか、という、うすうす感づいてはいたけれども決定的なことからは目を背けられないのであった。

ということで今日はWhitehouse「Thank Your Lucky Stars」

Thank Your Lucky Stars
Thank Your Lucky Stars
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Whitehouse
Cargo UK (1997-09-26)
売り上げランキング: 1,475,966
を聴いて大いにリフレッシュした。なんかリンクはもはや廃盤のCDなのだがそこの画面からは最近リリースされたアナログ盤に飛べるのでご安心を!これは1990年にリリースされたSteve Albiniレコーディング作品に、前述のCD再発の際に追加された3曲(これもAlbiniレコーディング)、それに「My Cock's On Fire」(なんつータイトル)の16分に及ぶロングヴァージョンを追加した2枚組の豪華アナログ再発、なのである。私は90年リリースの原盤を持っているので聴き比べてみたが、なんか音が強くなってて、そっかAlbiniの意味はここにあったのか、と今さらながら気づいて興奮した。パワーエレクトロニクス、と呼ばれるようなノイズの上でWilliam Bennettが酷い(歌)詞をアジる(しかしタイトル曲では何故かCurrent 93のDavid Tibetも曲作りに参加)といういわばパワーエレクトロニクスの金字塔、という感じの作品であるが今回アナログ2枚通して聴いて、Albiniのおかげかかなりアクセントの効いた音作り(まあ、打撃音的な感じのものだったりするのだけれども)で、実に侘び寂び的な空気があるなあ、と感じたのだが私はちょっと疲れているのだろうか・・・。まあ、それは置いておいて、80年代初頭の諸作のテンションの高いどべー、というノイズとはまた違う形での熱量の放出が感じられて実に清々しい傑作だな、と久々に聴いて思ったのだった。ところでタイトル曲の(歌)詞はネットでも確認できるのだが、まあある意味ユーモア、というものだろうな、という解釈でひとつ・・・。額面通りの意味で本気で受け取ると単なるアメリカのりのポルノ映画みたいな・・・。

なんか今日の拙ブログいつにもまして前半と後半のバランス、というか内容の違いがおかしい気もするが、まあそういう日もあるのだ。

Loading Zones

以下のEVOLのミックス(?)音源リンクは今月いっぱい貼り続けようかな・・・。

https://soundcloud.com/aobanunoise/aobanunoise-012-evol
https://www.mixcloud.com/AOBA_NU_NOISE/aobanunoise-012-evol/

今月のDJは今んとこ1回だけcsgbでやる予定です。詳細はまた後程!

さて、今日の日曜日も仕事だったのだが、まあこれはある意味バイトのような仕事なので良い。実に金払いも良いので寧ろありがたい仕事である。しかしこれが結構朝から夕方まで精神的に削られる仕事なので、良い報酬をもらうためにはそれ相応の辛酸を舐めなければならない、ということなのか・・・。

実はこれ、来週の日曜日もあってそちらもやるのだが、まあ中身を考えるとこれを2週やるのか・・・、と辛い気持ちになる。しかしここで稼がないと・・・、という実に金金金金と金の話ばっかりでちょっと嫌なのだが、まあそういう日々である。

でも日曜日の16時前には終わるので、ゆっくりと16時からのNHKFM「洋楽グロリアスデイズ」が聴けるので、これを車で聴きながら癒されて帰宅するのが楽しみである。今日も14時半過ぎくらいからだんだん頭が真っ白になりながら仕事をこなしていたのだが、このラジオ番組のことを励みに乗り切った、と言っても過言ではない。

片寄明人さんがパーソナリティを務める、70年代80年代の洋楽が流れる番組なのだが、本当に選曲が非常にバランスが良くて楽しい。私は多分年齢の割に、とくに80年代の音楽に関してはかなり聴いているし覚えているし、という人間だと最近さすがに思い始めているのだけれども、さすがにR&BものとかAORものとか、80年代半ばにチャートに入ってラジオで流れていなかった限り知らないことが多いので、そういう方面での新しい発見もあるし、お馴染みの全米80年代ヒットチャートものだと昔の記憶が蘇ったり、また時折ニューウェイヴ〜パンク、ものが流れれば現在進行形で興奮したり、ということがあってそれがわずか60分間の番組の間にすべて起こりうるのだから、1週間のうちで日曜日のこの時間だけはラジオが聴ける環境をなるべく確保したい、と願って生活している。それでもどうしてもこの時間に外出しなければならない、というやむを得ない事態のためにNHKラジオ「らじるらじる」というアプリをiPhoneで聴けるようにダウンロードして、あんなにiPhoneで音楽を聴くことを全力で避けているこの私がこの時間のお出かけの際にはiPhoneにヘッドフォンぶっさして聴いているのである。それで電車の中でAndy Pawlakとか不意打ちで聴いてしまって泣いたりとかしているのであった。だから・・・、この番組ずーっと続いてほしいのだ。これがなくなったら私は日曜日の夕方というただでさえ憂鬱になりがちな時間をどうやって乗り越えたら良いか、皆目見当がつかない。月曜日から生きていく自信が今んとこ、ない、と断言できるくらいだなあ、と今日BabyfaceのThe StylisticsのカヴァーとかReady For The Worldとか聴きながら思った次第である。

だって、この後の時間帯のmiwaの番組とか更にその後の時間帯の加藤ひさしの番組とかあっさりお終わっちゃって今渋谷陽一の番組やってるくらいなので、番組再編、恐怖である。映画「太陽を盗んだ男

沢田研二扮する主人公は原爆作って無茶な要求して国家に挑戦するのだが、私も彼の「The Rolling Stonesを来日させろ」という要求よろしく「洋楽グロリアスデイズを永遠に放送しろ」とかやるしかないのだろうか。そのためには原爆作らないと、だな・・・。

まあKurt Vileの「Bottle It In」

を聴く。ついこないだCourtney Barnettとの共演盤を出したばかり、と思っていたらもう新作、である。私、彼の作品は結構前のアルバム
Smoke Ring for My Halo
Smoke Ring for My Halo
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Kurt Vile
Hostess Entertainment (2011-04-05)
売り上げランキング: 122,012
は聴いて好きだったけれども(まあBruce Springsteenのカヴァーのせいで、というのも否めなかったりもするけれども)なんとなーくそれ以降全く追わなくなってしまったのであんまりよい聴き手とは言えない。なんで聴かなくなったのかな、と思っていたのだがちょっとダルい、というかそういう気がしてしまったのだな、なんとなく。しかして今作は、なんか違うんじゃないか、良いんじゃないか、という予感が何故かしていて、それでもって店頭で限定ブルーヴィニールのアナログ発見したら、あこりゃ運命だな(なんせ仙台のような地方都市で新譜のアナログを店頭で発見するのはなかなか難しかったりする)、となって買うわけだ。そうしたら、不思議なことに凄く良かったのだった。ダルい、と感じられた側面がある意味突き詰められてもうミニマル、みたいな気持ちよさだし、彼のしゃべりと歌唱の間を行ったり来たりするヴォーカルも凄くもう力が抜けていて明らかにネクストレヴェル、であった。さらには曲も長尺曲も含めて結構よく練られていて普通に名曲、と呼べる曲が無造作にそこらに転がりまくっている。非常にシンプルな演奏なのだけれども、淡々とした曲の音が徐々に分厚くなっていく様立ったり効果的にコーラス入ってて、そう、ちょっとサイケデリックなフォークのりのシンガーソングライターのシンプルなアルバム、なのだけれども不思議と形容が「気持ちいい」というものになってしまうので不思議なアルバム。こういうアルバムはなんかレコード2枚をひっくり返したりとっ変えたりして聴きたいものである。とくにこの季節にはそういう行為も含めてぴったりくるアルバムだし。歌詞もヒネリが効いてて、良いですなあ・・・。

Lighthouse Melodies

私たち、AOBA NU NOISEのガヤ担当EVOLの新しいミックス音源ができました。

https://soundcloud.com/aobanunoise/aobanunoise-012-evol
https://www.mixcloud.com/AOBA_NU_NOISE/aobanunoise-012-evol/

気が付くと第三弾なんですが、多分過去最高に壮絶なふり幅の音楽詰め合わせになっているかと思います。一応ミックス、という触れ込みではあるのですが、一度もピッチを変えて曲をつなげよう、という努力をしていないので大荒れですが楽しいかと思います。トラックリストもご用意いたしましたので、ご希望でしたらオフィシャルブートでCDR(トラックリスト付き)作成いたします。お気軽にお声がけください!そうですね、聴きどころ、というか作りながら爆笑したポイントは多々あるんですがU.S. MapleからScritti Politti、とか加藤和彦からThe Moonflowers、とかまあ文字に起こすと大したことないんですが聴くと爆笑、という感じで是非よろしく!

さて久々にPCを立ち上げたらあまりにも起動が遅くてそれは別に私のPCのスペックが低いのもあるだろうけれど、Windowsさんの特性もあるだろう。とくに久々だと本当に暖機運転が必要なんじゃないか、ってくらいイライラする。

とこんな風に感じるのも職場のPCがハイパワーでバキッと立ち上がったり、もっと言えば即ネットにつながって色々できてしまうiPhoneであらかたネット関係のことができてしまうからであって、なんだか世の中色々なもののスピードがどんどん上がって、私たちの我慢力がどんどん下がってきている、ってことなんだろうな。

速いのは大事だ。阿部薫の、アンドロメダより速く、を座右の銘(?)にしている私としてはその速さを、まあ気持ちの上では常に求めているわけである。しかして実際はどうだ。身体も頭脳も老い、素早い行動やら判断はだんだんと難しくなってくるではないか。大体にしてこの拙ブログの更新の遅さ、これはもう真逆ではないか・・・。

と思いながらも思えば昔から私は実際のところ速い人間ではなかった。中学生の頃100m走とか30秒近くかかってやっと走り切ったこともあったことを思い出した。しかしこれには理由があって、阿呆な教師が練習、とか言って一本、全力で走らせてから本番で計測をしたのだった。もともと自分の身体を持て余し気味だった私は疲労から回復する間もなくまた走らせられたものだから、壮絶なタイムをたたき出した次第である。これだから教師って奴はさー。

話が壮大にずれたが、まあ多かれ少なかれ、人間多分速いほうが好きである。アマゾ〇の荷物の到着も壮絶な速さだったりもするし、速い方が良い。でも、このまま速さ速さ、というまま突き進んでいったら、何だか映画『スピード』みたいな(観てないけど主題歌がBilly Idolだったよね)感じで、でも人生は映画じゃないから気が付いたら即クラッシュ爆死、みたいになっちゃいそうな気もするから、まあこのPCの立ち上がりの遅さや、速さを希求しながらも遅いこの己、とかを愛でるくらいの気持ちでないとこれからまずいかもな、と思ったりもする。とくにここ最近の日本とか、何だかうおーとか言ってわっせわっせどかーん、で全て終わっちゃいそうな、そんな空気があったりして凄く嫌なものだしね。

ただ、仕事は速い方が良いなあ、とここ最近の職場のズンドコ具合を見てると思ったりもする。もうみんな爆死してもらって構わないから速くしてよ!

Homecomingsの「Whale Living」

WHALE LIVING
WHALE LIVING
posted with amazlet at 18.11.03
Homecomings
felicity (2018-10-24)
売り上げランキング: 1,354
を聴く。アルバムとしては3枚目のアルバムである。ミニアルバムだシングルだアナログだ共作だ、とか出てるから意外だったがまだ3枚目なのだな。今作の話題は何と言っても日本語詞、であろう。先行シングル
映画『リズと青い鳥』ED主題歌「Songbirds」
Homecomings
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以外全曲日本語、である。まあこれまで平賀さち枝との共作
白い光の朝に
白い光の朝に
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平賀さち枝とホームカミングス 平賀さち枝 Homecomings
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カントリーロード/ヴィレッジ・ファーマシー
平賀さち枝とホームカミングス
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2枚とも日本語詞だったので別に違和感はないし、ファーストアルバムの時点からの路線ではなんとなくよくわからない英語で歌われるよりも日本語の方がしっくりくるだろう、というのは誰もが思っていたことであろうから全然良い。寧ろ言いたいことがあって詞でもってアルバムの世界観を作ろうとしていた真摯な彼と彼女たちにとってはよりスムーズだろうし、言葉が曲からはみ出たり足りなかったり、という歯がゆさもないので安心して聴ける。そういったもやもやがない分、今作は多分最高傑作だろうし、みんな大好きでこの路線で、となるであろう。そりゃあ曲は最高としか言えないし、畳野さんの歌声も相変わらず素晴らしい。本当に全身鳥肌立つ瞬間が二度三度で済まない、というくらいのノリである。

でも、今回のブログの内容と絡むけど、徐々に失われていった「速さ」がここに来てほぼ全く失われてしまってしまっていてすこし寂しい。それは単にBPMの問題ではなく、多分「速さ」ではなく他の言葉でも言えることなのだろうけれども、そして何となくその別の言葉も私は思いついているような気もするけれども、とにかくちょっと「速さ」をもうちょっと求めたい、のである我儘な大ファンとしては。まだいけるはずなんだよなあ。