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csgb、次は3月19日(木)の予定、つまり祝日前です!

そして来月ですが

AOBA NU NOISE  @Hi-hat Sendai 2020年4月11日(土)(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: Olololop、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live: ShiShi Yamazaki、こまどり社(獅子舞パフォーマンス)

DJs: Casin, SIF, EVOL, RYOTA, RAMBO

SHOP: 呑処 神

上記2つのイヴェントの頃までには色々落ち着いていてほしいな、とは思うもののバカが仕切ってるからなーこの国。ウイルス以上に害がある。

 

さて、まったく自分のバカのことを棚に上げてバカのことをバカバカ言ってたら風邪を引いた。どうやら私はバカじゃなかったみたいだ。

 

時節柄何かとデリケートな問題なので、さくっと診断してもらおう、と近所の病院に行ってみたら全然人がいなくて物凄く驚いた。前行った時は待合室に座れる余地なぞないくらいだったのに、今回は最早貸し切り、みたいな感じであった。

 

で診断の結果インフルエンザでもなく、ただのまごうことなき風邪、という診断だったので薬を飲んでたくさん寝たりして安静にしていたのだが、まあ思ったよりは元気になっているので1日休んだだけで仕事にも行っている。仕事もバカのせいで暇になっているので楽だし・・・、と言いたいところだがこの時期はザ・年度末、なのでたとえ職場に若い連中がわんさかといないにしても私の忙しさは変わらないから結局ほとんど休めないわけである。

 

で、まあなんとか日常に戻りつつあるのだが、鼻がバカになっていて非常に難儀している。これはつまり飲み食いしてもいまいちその味がわかりにくい、ということを意味するわけで食べることを生きることの一つの大きな意義、としている私にとっては最早生きている意味あんのか、という日々なわけである。なんせ何を食べても、その食物の10%くらいしか味わえない、という状態なわけなので。

 

昨日丸亀製麺でかけうどん食べたら何の味もしなくて衝撃だったので、あれか、もっと派手なものを食べればよいのか、と今日は幸楽苑の味噌野菜タンメンを食べたら、何となくではあるが慣れ親しんだあの濃い派手な味の片鱗をうかがうことができたので、何だか泣きそうになった。ちょっとこうなってくると心も弱ってくるわけで、俺、このままだったらどうしよう・・・、とかなってくるのでちょいとダウナーな日々である。

 

もし明日もこのままだったら早いとこ現状打破すべく更に耳鼻科に行って診てもらうか、とか思っていたりするのだが・・・。いやはや健康は大事、ということを身をもって感じる日々である。

 

もしかしたらAndrew WeatherallにDavid Roback、という90年代の私を形作った方々もいなくなってしまったから私も弱っているのか。大体Weatherallなんてまだネットのレコ屋で、彼のリミックスの12インチが入っているMeatraffle

MEATRAFFLE ON THE MOON [12 inch Analog]

MEATRAFFLE ON THE MOON [12 inch Analog]

  • アーティスト:MEATRAFFLE
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: LP Record
 

取り置きしている最中に亡くなってしまったわけでもう、急すぎる。そしてDavid RobackもいまだにThe Rain Parade

EMERGENCY THIRD POWER TRIP/EXPLOSIONS IN THE GLASS PALACE

EMERGENCY THIRD POWER TRIP/EXPLOSIONS IN THE GLASS PALACE

  • アーティスト:THE RAIN PARADE
  • 発売日: 2017/08/04
  • メディア: CD
 

 もOpal

Early Recordings

Early Recordings

  • アーティスト:Opal
  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: CD
 

 ももちろんMazzy Star

STILL [12 inch Analog]

STILL [12 inch Analog]

  • アーティスト:MAZZY STAR
  • 発売日: 2018/06/01
  • メディア: LP Record
 

も普通によく聴いている人間としては、いや、待ってよ、という感じである。あ、Beth Ortonのこれ

にも参加してましたな・・・。

 

で、何故か勢いあまってDavid Roback脱退後のThe Rain Paradeのメンバーが中心になって結成したViva Saturnの95年作を聴いている。

Brightside

Brightside

  • アーティスト:Viva Saturn
  • 発売日: 1995/08/08
  • メディア: CD
 

 3枚目のアルバム、になるのだろうか。David Robackの弟であるSteven Robackを中心に、David Roback抜きの、つまりほぼセカンド以降のThe Rain Paradeみたいなバンドである。で、これが実に素晴らしいアルバムなのである。勿論さすがのペイズリーアンダーグラウンド生まれ、ということでサイケ感、そしてむせ返るほどの密室感が濃厚である一方で凄くキャッチーな、バシッとコーラスも決まってフックのあるメロディも痛快なロックンロールナンバーも目白押しで、いつ聴いても爽快な気持ちになれるアルバムである。いや、こんな良いアルバムがMazzy Starの影に隠れて、もしくは無関係だけれども音的に近いLunaの影に隠れて追いやられていってしまうのは実に忍びない、ので勿論David Roback追悼で彼の関係した音源を掘る一方で、関係したけど関係ないこのバンドも一聴してみては、というひっそりとしたご提案なのであった。しっかし今のご時世、youtubeに音源あるんだな、こういうの・・・。

Plastic Raincoat

csgb@bar fam 2020年2月28日(金) 21:00start ¥1500(1D)

Guest DJ: Sara, tmym

DJ: Shinshin, 5atrou, tdsgk

結局シンシンさんもおります!皆様よろしくお願いいたします。

 

そしてちょっと先の話ですが

AOBA NU NOISE  @Hi-hat Sendai 2020年4月11日(土)(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: Olololop、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live: ShiShi Yamazaki、こまどり社(獅子舞パフォーマンス)

DJs: Casin, SIF, EVOL, RYOTA, RAMBO

SHOP: 呑処 神

こちらも当然よろしく!

 

さて、まあコロナウイルスのせいで何かと大変である。

 

いや、コロナウイルスは勿論大変であるが、それ以上にこの国の政府のせいで大変なことになっているように思える、ここ数日。ウイルスという目に見えないもののせいで壁が出来ているのは仕方がないとは言え、目に見えるバカどものせいでこちとら大変である。私の仕事的にもいやいや馬鹿野郎、としか言えないことしかしないわけで、もう憎しみしかない。

 

まあ別に今に始まったことではないけれども。ただ今まで嫌だな、馬鹿だな、辞めろ、ということしかなかったけれども今回は憎しみ、である。疫病以上の疫病、と言えるんじゃないかなああいつら。

 

虫の居所が悪いから癒される音楽を聴こう。Cindy Leeの「What's Tonight To Eternity」

What's Tonight To Eternity [Analog]

What's Tonight To Eternity [Analog]

  • アーティスト:Cindy Lee
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: LP Record
 

 は今年のベストアルバムである、気が早いけど現時点で。カナダの元Womenのヴォーカルだった彼が女装し架空のキャラクターとして作り上げたCindy Lee、3枚目のアナログであるがとにかく素晴らしい。これまでの2枚

ACT OF TENDERNESS [12 inch Analog]

ACT OF TENDERNESS [12 inch Analog]

  • アーティスト:CINDY LEE
  • 発売日: 2018/04/20
  • メディア: LP Record
 
Malenkost [12 inch Analog]

Malenkost [12 inch Analog]

  • アーティスト:Cindy Lee
  • 発売日: 2017/03/30
  • メディア: LP Record
 

 も凄かったけど、今作はより一層曲が練られていて、且つ音の振り切り方も過去最高、である。物凄いリヴァーブ塗れの、全てが遠い音質の中でノスタルジックなメロディの、女声にも聴こえなくないヴォーカルが悲し気に歌うポップソングの連続なのだが、Flying Saucer Attackもかくや、というとんでもないギターのフィードバックに、グラムなシンセベースやら、インチキオリエンタル風、とか何だか冷静に考えるとおかしい世界が繰り広げられている。要は60年代のガールズポップグループの悲し気なポップソングをめっちゃくちゃな加工で、しかし何故かノスタルジーマシマシ、でやっている摩訶不思議な音楽、である。こういう心に染み込む甘い毒、みたいな音楽にはからっきし弱い私なので、全面降伏、である。こんな世の中だけれどもまだ何とか正気を保てるのはこんな音楽があるから、だな。

Empty Eyes

csgb@bar fam 2020年2月28日(金) 21:00start ¥1500(1D)

Guest DJ: Sara, tmym

DJ: 5atrou, tdsgk

今回サッコちゃんが出られなくなってしまいましたが、前回とても楽しいDJをしてくれたサラちゃんがまたしても登場してくれます。よろしくです!そろそろ皆さん遊びにいらしてくださいませ・・・。

 

そしてちょっと先の話ですが

AOBA NU NOISE  @Hi-hat Sendai 2020年4月11日(土)(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: Olololop、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live: ShiShi Yamazaki、こまどり社(獅子舞パフォーマンス)

DJs: Casin, SIF, EVOL, RYOTA, RAMBO

SHOP: 呑処 神

こちらも仙台では楽しいイヴェントが同日に色々ありますが、AOBAも是非ふらっとお立ち寄りくださいませ!

 

さて、Marc Almondのライヴを観てきましたよ。とても良かったです

 

・・・で終わりにしておいた方が良いかもしれないくらいめんどくさく、いまだに私の中では盛り上がっているのだがまあ兎に角観れて良かった・・・。しかも午後の部と夜の部、2回とも行って良かった・・・、という思いでいっぱいである。

 

ギターにSigue Sigue SputnikのNeal X、鍵盤にJames Beaumont、後は打ち込み、という簡素な編成であるが、もともとが簡素な打ち込み(悪い意味ではなく、Soft Cellとか初期のThe Mambas時代のあの音作りは発明だったと思うのだな)と親和性の高いMarc様なので、若干カラオケショー的な感じでも全く問題はないわけである。

 

で、15時半から1時間ほどビルボードのテーブルでビールを飲みながら開演を待っていたのだが、後ろの2人に続いてMarc様がにこやかに登場した時には、あこれはやばい、というほど高まってしまっていたのでオープニングの「My Hand Over My Heart」の初っ端から何だかずーっと涙が目にたまっているような、そしてずーっと心臓がどきどきしているような感じが最後まで続いてしまって、あっという間に90分が経っていたのであった。

 

演奏自体は多分この編成では久々なのかな、という感じで若干よちよち歩きな感じが否めず、曲順をMarc様が間違ったり、なんだかやり直したり、とかあったのだけれどもまあ、関係ないわけであるそんなの。選曲も新譜から中心なのかな、とか思っていたら意外に渋く満遍なく(とはいえキャリアが長いので全くスルーされているアルバムとかもあるわけでそれはしょうがない)、シングル2種でしか出てない曲とか買う意味あんのかよ、とか思いつつも新曲1曲のために買ったベスト盤

Hits & Pieces: Best of Marc Alond & Soft Cell [12 inch Analog]

Hits & Pieces: Best of Marc Alond & Soft Cell [12 inch Analog]

  • アーティスト:Marc Almond
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2017/10/13
  • メディア: LP Record
 

からその1曲とか、Soft Cellのアルバム曲とか・・・。でもまあ、兎に角良い曲しかないわけである。そんな中でもとくにThe Mambas時代の2曲にはうおおおおおおおおお、となってしまった。

 

それは他のお客様(とくに女性)もそうだったようで、そんな極初期の妖しい曲に黄色い声が飛び交うわけである。そしてハイエナジーな(チープではあるが)Soft Cellの「Chips On My Shoulder」とかになるとあのビルボードのテーブルの間の狭い通路で踊り始める方々が続出するわけである。そこから間髪入れずにNeal XがMartin Degvilleを完全になぞりながら歌うSigue Sigue Sputnikの「Love Missile F1-11」に突入(Marc様がコーラス)してしまうわけで、どんどんテーブルが邪魔、みたいな世界になっていてあれは凄かった。どんだけガチ勢の集うライヴなんだ・・・、と感嘆したがまあ誤解を恐れずに言えば私もその中の1人、であったのは間違いない。さすがに暴れはしなかったが、もう何だかとくに「Love Missile~」の時とかあんなに好きだったSigue Sigueとこんなにも愛して止まないMarc様が合体・・・、と頭がおかしくなりそうだったのである。

 

からの「Tainted Love」に「Say Hello Wave Goodbye」で終わるわけで、もう客席の方は大変なことになっていてMarc様にプレゼントを渡そうと、そして握手しようとステージ前に殺到するファンの方々の勢いには圧倒された。ステージ前に移動しているおかげで空席になった椅子に土足で上がって前に突進していく方もいて、激アツの光景であった。いや私も行きたくもなったけれども、さすがにな、と。さすがに感動しすぎて何だか動きが鈍くなっていた、というのもあるのだが・・・。

 

という午後の部が終わり、これは夜の部も心して臨まないとな、とまたビールで気合を入れて午後の部とはまた若干違う席で臨んだのだが、やはりまたしても登場からぶわー、となってしまってまあダメでしたね・・・。

 

夜の部はさすがに午後の部よりもかっちりとした演奏になっていて(とはいえMarc様が曲順間違えて、でももうそんな気分だから変えよう、とやっていたり)さらに午後の部ではやっていた新譜

Chaos And A Dancing Star [Analog]

Chaos And A Dancing Star [Analog]

  • アーティスト:Marc Almond
  • 出版社/メーカー: Bmg Rights Managemen
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: LP Record
 

 からの「Chevrolet Corvette Stingray」(名曲)がカットされていたり、と若干のブラッシュアップがあった。でもやはりお客様のガチ勢ぶりは変わらず、やはり「Chips On My Shoulder」からの流れで「Love Missile F1-11」で「Tainted Love」「Say Hello Wave Goodbye」という最後の方はまあ午後の部以上に大変な騒乱であった。

 

そうしたら午後の部にはなかったSoft Cellの「Sex Dwarf」が続き、そんでトドメにT.Rexの「Children Of The Revolution」でフィナーレ、という殺しにかかった夜の部、であった。

 

印象的だったのは62歳のMarc Almondのまだまだ全然いける伸びやかな美声、そして非常ににこやかで楽し気であった、ということである。本当にお客さんのことを大事にしているのだなあ、ということが伝わるステージ上での全方向に向けてのサーヴィスにたどたどしい日本語も含めて、さすがエンターテイナー、というよりも優しい人なのねえ、と先日氷川きよしの誕生日コンサートの模様を録画して観た時と同じ気持ちになってしまった。

 

ということで何だか良い意味で毒気に当たってしまったような感じで、せっかくの東京滞在なのにレコード探したり買う気もあんまり起きないなあ、とかいう先週末であった。あ、9枚くらいは買ったのだけれども。

 

で勿論最近色々聴きたいな、というものは我が家にあるのだけれども結局Marc And The Mambasの「Untitled」を聴いたりしていた。ところでこのCD我が家に3枚あるのだけれども何故だ・・・。

Marc & the Mambas

Marc & the Mambas

  • アーティスト:Marc & Mambas
  • 出版社/メーカー: Ais
  • 発売日: 2009/03/01
  • メディア: CD
 

Soft Cellの突如の成功によって色々バランスを崩しかけたMarc Almondがソロプロジェクトとして始めたThe Mambasの82年のファーストである。The TheのMatt Johnsonとか後もMarc Almondと一緒に活動するAnni Hoganとかもこのアルバムにはいる。ドラッグとかもちょっと大変だったようであるが、伝説の売人Cindy Ecstacyも参加しているので、まあズブズブの状態ではあったのだろうな、とは思われる。余談だが彼女が後にB-Movieのメンバーと組んだSix Sed Redも最高だったな、シングル1枚だけだったけど。ということでちょっとした気晴らし、的にもとらえられがちであるが、もうガンギマリのアルバムである。カヴァーも多く、好きな曲を歌いたかった、というMarc様の様子もうかがえるし、結構淡々としたアルバムでもある。それでもSoft Cellとはまた違ったリズムボックス使いは新鮮であるし、何よりも1テイクか2テイクでもさらっと歌い上げてしまうMarc様の最大の武器である美声、も炸裂しまくっている。ちょっとラフな感じ、というのもこのアルバムならではの魅力で他では聴けない、また違った感じの妖しさがあってそれも新鮮、ってか結局どれも最高、とかそういう結論になってしまいそうだけれども。

 

Sympathy For The Devil

csgb@bar fam 2020年2月28日(金) 21:00start ¥1500(1D)

Guest DJ: Sacco Simpson ( Drunk ), tmym

DJ: 5atrou, tdsgk

 今回csgbはShinshinさん抜きですが、楽しいナイスなゲストと共にわいわいやりましょう!私はMarc Almond終わるまで選曲とかできないな・・・。

そしてちょっと先の話ですが

AOBA NU NOISE  @Hi-hat Sendai 2020年4月11日(土)(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: Olololop、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live: ShiShi Yamazaki、こまどり社(獅子舞パフォーマンス)

DJs: Casin, SIF, EVOL, RYOTA, RAMBO

SHOP: 呑処 神

 今回もHi-Hatでやります!Olololopはヤバいライヴだし、東京AOBAに1980YENで出てくれたShiShiさんはとにかく面白いし、そして獅子舞!これはいつにもまして何だか凄いことに・・・。Casinさんもいます!

 

暖冬暖冬、と言ってもまあ寒いし、雪が少ないな、とか言っていても雪は降ることは降る。ということで昨夜から久々に雪模様の仙台であるが、昨夜は雪のおかげで急遽外食と相まって(なんで・・・、と思われるかも知れないがまあ色々事情があってですね)、そういう事態の時にはよく行くことになる中華料理屋に行った。

 

何回か行ってて、その度に焼きそばを私は食べていたのだけれども、初めて行って食べた時、醤油あんのあんかけ焼きそばは何だか物凄くしょっぱかった。で2回目に行った時には塩あんかけの海鮮焼きそばを食べたら、今度は何だか味がしない。これは・・・、となったので3回目の時にはまた醤油あんのあんかけ焼きそばを食べたら、やっぱりしょっぱい、という事態になったので、さてさて、次はあるのか・・・、と思っていたら昨夜行く羽目になったので、思い切って焼きそばルーティーンから抜け出して、白ごま担々麺を注文してみた。

 

お、美味しい・・・。これだったのか、この店で食べるべきだったものは、と結構衝撃を受けて帰路に着いたのだが、本当に美味しかったのか、何か自分が疲れとかでおかしくなってて美味しく感じられたんじゃないのか、やはり確認したい・・・、という思いが募り、今日も昼前に出かける用事があったので、狂ってんじゃないのか自分、とも思うのだけれどもまた同じ店で白ごま担々麺を食べた。昨夜よりも辛みが強い気がしたけれども、やはり美味しい、となったので、あのお店の白ごま担々麺は美味しい、と確定した次第である。

 

まあ疲れも2日休みが続けば結構取れるもんだね、と今日は午後は家にいてのんびりお茶を飲みながら

つかれた日には鍋にキャベツとホロホロ鳥を放り込み

つかれた日には鍋にキャベツとホロホロ鳥を放り込み

 

 をぱらぱらと読んだり、そんなゆったりとした午後にはおよそ似つかわしくない、

Nemesister

Nemesister

  • アーティスト:Babes in Toyland
  • 出版社/メーカー: Wea International
  • 発売日: 1995/05/09
  • メディア: CD
 

 とか、Mouse On Marsの彼がMark E. Smithのヴォイスをフィーチャーして作った

Molocular Meditation [Analog]

Molocular Meditation [Analog]

 

 とかを聴いていた。Von Sudenfed、好きだったなあ・・・。

Tromatic Reflexxions [Analog]

Tromatic Reflexxions [Analog]

  • アーティスト:Von Sudenfed
  • 出版社/メーカー: Domino
  • 発売日: 2007/07/10
  • メディア: LP Record
 

 

しかし何よりもこの2日間でずーっと聴いていたのはBryan Ferryの「Live At The Royal Albert Hall 1974」である。

Live At The Royal Albert Hall 1974

Live At The Royal Albert Hall 1974

  • アーティスト:Bryan Ferry
  • 出版社/メーカー: Bmg Rights Managemen
  • 発売日: 2020/02/07
  • メディア: CD
 

 なぜ今更私が生まれた年のライヴ盤なんて・・・、と思いまあまあフツーの気持ちで注文して届いたのでどれどれ、と聴き始めたのだが、これが!!とんでもない怪物級に楽しいアルバムなので正直びっくりした。Bryan Ferryのソロ作最初の2枚は

These Foolish Things by Bryan Ferry (1999-01-01)

These Foolish Things by Bryan Ferry (1999-01-01)

  • アーティスト:Bryan Ferry
  • 出版社/メーカー: VIRGIN
  • メディア: CD
 
アナザー・タイム、アナザー・プレイス(いつかどこかで)(紙ジャケット仕様)

アナザー・タイム、アナザー・プレイス(いつかどこかで)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:ブライアン・フェリー
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD
 

セカンドソロのタイトル曲以外カヴァー曲、なのでこの2枚を中心としたこのライヴ盤もカヴァー大会(Roxy Musicの「Country Life」

Country Life

Country Life

  • アーティスト:Roxy Music
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1989/10/31
  • メディア: CD
 

 からも1曲やってるが)である。なのだけれどもPhil ManzaneraやPaul ThompsonにEddie Jobsonと言ったRoxy Music組にJohn WettonやJohn Porterというメンバーを軸にオーケストラにバックシンガーにパーカッションに、という鉄壁のメンバーによる演奏はとんでもなくタイトでスタジオ盤よりもかなり熱量が凄いし、私が生まれた年だからもう46年近く前の(12月のライヴのようだからまあ45年前、というか)フェリィ様のやんちゃさもまだ若干うかがえるあっついヴォーカルがまた大変なことになっていて、スタジオ盤が大分大人しく感じられるくらいの自由なヴォーカル、である。またブックレットの写真もメンバー全員タキシードで、いや、これは期待しないで聴いてた私がバカでした、と完全にノックアウトしてくるライヴ盤。まあ考えてみればフェリィ様、期待を裏切ることなんてこれまでなかったんだけれども。とりあえず冒頭3曲の流れだけで(何なら冒頭のドラムの音だけでも)もう貴兄貴女は、なんて音楽って楽しいの・・・、と震えること間違いなし、の悦楽盤。

 

 

 

 

Yesterday, Today And Tomorrow

今年度一番の激務を先週月曜日から昨日の日曜日までぶっ続けでやっていたらさすがに体調が悪くもなるもので、今日は病院の定期健診であったがそれ以外は死んだように過ごしていた。だから更新もご無沙汰なのである。今週末はMarc Almond様の来日なのでそれまでに体調は完璧にしておかなければならないから、これからが本当の意味の勝負で、仕事で体調など崩している場合ではないのである。

 

ということで元気ではなかったがまあ何とか生きている。日々色々なことがあったが、まあ雑感としては、文句ばかり言うことが何等かのためになるであろうとくに後進の、と思っているような人と仕事するのは疲れるのう、ということや、「いらすとや」のイラストをネタではなくガチで使っているようなものに対して段々拒絶反応が薄れてきている自分に恐怖を感じる、ということや、山下達郎の「サンデーソングブック」に於けるScott Walker特集は3週間とても楽しかったけれども、それこそ80年代以降の、達郎氏言うところのアヴァンギャルド路線を愛する(勿論キャリア初期のポップアイドルとでも言える時期も大好きだけれども)者としては何だか本当に申し訳ない、という不思議な気持ちにさせられる特集だな、と思ったり、そして達郎さん、「The Drift」

Drift [Analog]

Drift [Analog]

  • アーティスト:Scott Walker
  • 出版社/メーカー: 4ad / Ada
  • 発売日: 2012/07/10
  • メディア: LP Record
 

 の後のオリジナルアルバムを1枚

Bish Bosch [12 inch Analog]

Bish Bosch [12 inch Analog]

  • アーティスト:Scott Walker
  • 出版社/メーカー: 4ad / Ada
  • 発売日: 2012/12/04
  • メディア: LP Record
 

 お忘れですよ、とかなんならその後Sunn O)))と一緒にやったのも

Soused [12 inch Analog]

Soused [12 inch Analog]

  • アーティスト:Scott Walker + Sunn O)))
  • 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
  • 発売日: 2014/09/23
  • メディア: LP Record
 

オリジナルアルバムに数えて良いのでは、という内容だったじゃないですか、と、もしお会いできるなら直接お話ししたい、でも彼のラジオで「Marc Almond」とか「Nick Cave」とかいう言葉が聞けるのはとても面白かったです、も伝えたいと思ったりした、ということがあった。

 

また、そんな激務の中帰宅したらUKに注文していたDawn Chorus And The Blue Titsの「I'm Going Down」7インチが届いていて、針を落としたら泣きそうなくらいに感動して、嗚呼また音楽に救われた、とか言って4回くらい連続で聴いたりしていた。そりゃあBruce Springsteenの史上最高の名曲のカヴァーだから悪いわけないのだけれども、こんなにも染みるとは、と自分でも軽く引くくらいに感動したものである。

 

っていう日々だったので、これからまた激務のダメージから立ち直って行かなければならない。今日の定期健診の血液検査やらなんやらの数値もダメダメだったので・・・。あ、血圧の数値は大丈夫だし、ここ数週間悩まされていた三半規管のめちゃくちゃ具合も改善はされつつあるから、まあ暴飲暴食を避け、ということだな・・・。

 

今日はリハビリ的更新なのでこんな感じで。Charlie Megiraの「Tomorrow's Gone」を聴く。

Tomorrow's Gone [12 inch Analog]

Tomorrow's Gone [12 inch Analog]

  • アーティスト:Charlie Megira
  • 出版社/メーカー: Numero
  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: LP Record
 

最早向かうところ敵なしのNumeroがコンパイルした、イスラエル出身の彼のコンピレーションである。これが、何だか物凄い不思議な作品集、なのである。否、音的にはそんなに大変なことにはなっていないのだけれども、全体としてこのコンピを聴くと残るのは、いやこれはどういうことなんだ、という無数のクエスチョンマークの嵐、なのである。まずアナログ1枚目はリヴァーブの効きまくった彼のギター1本と歌、がメインでロウな音質音、更にロッカバラードみたいな曲が多いし、彼のクールなヴォーカルも相まってElvis PresleyとかRoy Orbison、Carl Perkinsのデモかしら、か弱いLink Wrayのような曲もあるね、みたいな感想の古き良き時代のアメリカ、的音ではあるが、ヴォーカル入りの場合その言語はヘブライ語、というあれあれ、何か変だなあ、と思いながら詳細なブックレットを読んでみれば、彼は1972年生まれなのでほぼ私と同世代、だからこのアナログ1枚目を聴いた時の50~60年代の発掘音源なのね、とかいう印象はこの時点で粉々に崩れ去れるわけである。で、アナログ2枚目に針を落とすと今度はバンドの音になっていてヴォーカルは英語でJoy Divisionみたいな曲だったり、The Jesus And Mary Chainの「Just Like Honey」のインストヴァージョンみたいな曲だったり、The Cureの「Just Like Heaven」みたいな曲だったり、弱っちくなったDinosaur Jr.みたいな曲だったり(曲名が「Freak Junior」って、それは・・・)、The Crampsが劣悪な音質でユルくThe Missionの曲を演奏しているような感じだったり、という全くもってアナログ2枚で世界が違いすぎて腰が抜ける。とにかくこの何とも言えない癖になる違和感は、このコンピ全体を通して体感してもらいたい。彼は2016年に移住先のベルリンで自殺してしまったのでもうこれ以降の音源はないのだけれども、ブックレットにあったように、そのキャリア終盤での、もう少しで色々ブレイクスルーのチャンス、をちゃんとつかめていたら、とも思う。でも、この悲運のイスラエルロックンローラーの遺した音源を今こうして聴くことができるのは、せめてもの救いなのかも知れない。

 

Never Tell

月曜日の珍盤祭、ありがとうございました!とりあえずみんなでワイワイとお話ししながら音楽聴けてとても楽しかったです。ちょっとガチで私の場合「珍」過ぎる音の連続で申し訳なかったかな・・・、とか思ったりしたのですが我が家で普通に流れている音楽が結構「珍」なのかもな・・・、とか改めて考える良い機会になりました。(最近は

Ritualistic Mutilation in the Bloody Darkness [Analog]

Ritualistic Mutilation in the Bloody Darkness [Analog]

  • アーティスト:Controlled Death
  • 出版社/メーカー: Urashima
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: LP Record
 

 これを聴いて、本当にレコードに針を落とした瞬間からアナログ4面に渡って、嗚呼・・・、癒し・・・、となったりしたのですが)また是非やりましょう!

 

さてまたお昼ご飯の話でもしよう。昨日、あまりにも仕事のお昼休みがタイト、つまり時間があんまりなかったのだが、コンビニの何かでは絶対に済ませたくはない、そういう気分だったので車に乗ってかっぱ亭に行った。結構昔はよく行っていたのだけれども最近は全然行っていなくて、多分100年ぶりくらいに行ったのだった。

 

なぜ時間がない中でここを選んだか、というとサーヴされるのがとんでもなく速い、のである。久々に入る店内は昔と変わらず、そんな中カウンターに座り、博多ラーメン、極細博多麺で、と注文して、近くの洗面台で手を洗い、腰を下ろし、店内のBGMに耳を傾けて、おやこの曲は、と思った瞬間にはもうラーメンが来た。多分1分半くらいでもうラーメンが来るわけだから、まあ凄い話である。

 

100年前と変わらぬラーメンを啜りながら、そうだこれはREO Speedwagonの「Keep On Loving You」だ、何故こんな博多ラーメン屋で・・・、と思いながらいるとSimply Redの「It's Only Love」が流れてきて、おお・・・と感動したので思わず、博多細麺で替え玉を注文してしまってお腹いっぱいになってしまった。

 

しかし所要時間は替え玉まで平らげて15分。速い、速すぎる。しかしあのBGMは何だったのだろう、有線だったのだろうか、それにしても渋い、とか思いながら車で職場に戻り、午後からの業務には余裕で間に合ったのだった。

 

しかし1989年にBarry Whiteの曲を赤毛のソウルフルなシンガー率いるバンド

New Flame

New Flame

  • アーティスト:Simply Red
  • 出版社/メーカー: East/West Records
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
 

 が良い感じに調理した「It's Only Love」を聴きながらラーメンを食べるなんて2020年は、いったい誰が想像できたであろうか。あの時店内にいたお客さんも皆、「It's Only Loveだ・・・」と思って感動して、震えていたなあ・・・。

 

まあ、そんな妄想はさておきBlack Marbleの「Bigger Than Life」

BIGGER THAN LIFE [12 inch Analog]

BIGGER THAN LIFE [12 inch Analog]

  • アーティスト:BLACK MARBLE
  • 出版社/メーカー: Sacred Bones Records
  • 発売日: 2019/10/25
  • メディア: LP Record
 

 を聴く。Sacred Bonesに移籍してのサードアルバム、である。前作

IT'S IMMATERIAL [12 inch Analog]

IT'S IMMATERIAL [12 inch Analog]

  • アーティスト:BLACK MARBLE
  • 出版社/メーカー: GHOIN
  • 発売日: 2016/10/14
  • メディア: LP Record
 

からChris Stewartさん1人のソロプロジェクトになっていたのであるがその前作が大変すばらしく、この新作も凄く楽しみにしていたのだがなんだか全然入荷しなくてやっと最近聴けたのである。 なんでもNYからLAにお引越ししたらしいのだが、音には全くと言ってよいほどその変化は表れず、今は一体いつなんだ、と驚くしかない80年代初頭~半ばまでのシンセ~エレポップ、としか形容できない音なのである。New Order、というのが一番手っ取り早いリファレンスであろうが、それどころかOrchestral Manoeuvres In The Dark(OMD)とかその他、もう皆あんまり話題にもしないようなエレポップアクト(最高なのだが)の名前が頭の中を去来する、そういう感じなのだが、今作は何だか泣きの展開が更に極められていて普通にベースラインの動きだけで涙が出そうになる、そういうインスタントな名曲の連発でしびれる。Lust For Youth

LUST FOR YOUTH [12 inch Analog]

LUST FOR YOUTH [12 inch Analog]

  • アーティスト:LUST FOR YOUTH
  • 出版社/メーカー: SACRED Bones 1
  • 発売日: 2019/06/07
  • メディア: LP Record
 

 も最近はこういう路線だよな、と思うとこのSacred Bonesへの移籍、というのも凄くナチュラルな話なんだな、と思えて1人膝を打った次第である。

 

 

 

Way The World Is

Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam 2020年1月27日(月)19:00~  ¥600(1D)*珍盤カレーあり

tdsgk, D.O.I, Ryota, Hiroshi, Yucchi

 変なレコード、もしかしたら結構我が家にはあるのかも知れないな・・・、と選盤してて実感しました。明日よろしくお願いいたします!

 

金曜日のcsgb、極限まで削ぎ落としたソリッドな客数で挙行いたしました!いやー、サラさんのDJは新旧硬軟入り乱れて名曲揃いで楽しかった・・・。またやって欲しいです、よろしく!

 

むかーし何かのインタヴューでFantastic Plastic Machine田中知之が「代官山に住んでいるのはSt. Jamesが近いから」とかなんとか言っているのを読んで、物凄い衝撃を受けたのだが、私が今のところからなかなかしぶとく引っ越さないのは(どんなに部屋が手狭になってきていても)、それはまあまあ近くに「丸富」があるから、なのかも知れない。

 

丸富はまあ、最近市民権を完全に得たっぽい言葉で言えば町中華と言えば町中華、の店なのだがフィーチャーは長崎ちゃんぽんと長崎皿うどん、というまあもうたまらない店である。店もおじさんとおばさんが2人で物凄く手際よく回していて活気があるし、いつ何時行ってもお客さんが結構いる。でも回転が速いのでそんなに待つこともなく、というか店に入れずに並んだ、なんて記憶は全くないな。我が家の近所はまあまあラーメン激戦区で、店外に待つ人々、なんてのをよく目にするのだけれども、そういう世界とは無縁だし、まあそういう店でもない。

 

お店は年季の入った調度品が多くて、油でコーティングされているような輝きがテーブルやカウンターからは感じられるが、まあそういうのは全く気にならない。私は今日も11時過ぎに入って、大好物の長崎皿うどんを頼み、もう何度も読んでいるだろう『ゴルゴ13』の「スエズの東」とか「地獄の回廊」とかを読んで、あーたしかエンディングはこんなだったよな、とか思いながらいた。

 

すると麺類にデフォルトで付いてくるおにぎり(時にご飯)と、皿うどんには付いてくるスープが置かれ、食べながら皿うどんを待った。しかし後から後から今日はお客さんが来るので若干いつもよりは到着は遅かったけどまたゴルゴ13を読みながらいると、程なくして、皿うどんが到着。パリパリの麺とかまぼこも入ったあんかけの取り合わせが麻薬的な中毒を引き起こすガンギマリの一皿で、今日はとくに紅ショウガがもたらす強烈なアクセントに感動、一心不乱に食べ進める。

 

店内にはAMラジオが流れている。夏とかは野球中継を聞きながら食べる皿うどんやちゃんぽんも、野球にこれっぽっちも興味はないけれども、何とも味わい深いのだが日曜日の仙台では昼前は「Groovy Music Sunday」という番組を地元のAM局でやっており、今日はそれが流れていた。すると、突然かまやつひろしの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」が流れた。あの激ヒップなパリの地名も歌いこまれているような名曲が、この郊外の町中華店で流れている様は、何だか強烈過ぎてめまいが起きそうだった。

 

そう、めまい、と言えば最近横になるとほんの数秒ではあるが強烈に頭の中がぐるぐる、としてなんだなんだ、と混乱するのだけれどもすぐ治まるからまあ大ごとではないのであろう。でも調べてみると三半規管の不調のようで、これまた女性に多い、とか。以前私が低音障害型感音性難聴、を発症した際にもネットで調べたら女性に多い、とか書いてあって、いやいやそんなことないでしょう、と思ったことを思い出すのだが、私の三半規管は女性なのだろうか。というかそもそも私は男性なのか。多分男性だとは思うのだけれども、果たしてどこまでそれを言い切れるのか・・・。

 

とか思いながらムッシュのグルーヴに合わせて皿うどんを食し終わり、店を出た。ムッシュは「君はある時何を見ても何をやっても/何事にもかんげきしなくなった自分に/気が付くだろう/そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ」と同曲の最後で歌っていたけれども、今日も今日とて私は丸富の長崎皿うどんにかんげきすることができた。まだ私はムダに年は取りすぎていないかな、そうでしょ、ムッシュ

 

Pale Saintsの「The Comforts Of Madness」

 が30周年記念で再発されたので聴いている、って30年か・・・。90年に4ADからリリースされたファーストである。そういえば当時来日して、朝のテレビに出てるの見たことを今急に思い出した、別にライヴとかではなかったけれども。思えばあの時期LushもRideもデビューして、The House Of Loveもやっとメジャーからのセカンドアルバムをリリースして、My Bloody Valentineは「Glider E.P.」をリリースして、と何か90年の最初の方はわくわくしてたなあ、自分。さてこのアルバムはJohn FryerとGil Nortonがプロデュースしていて、且つアルバムは全曲途切れなく(あ、A面とB面は切れているのだが)編集されていて、当時から何だか異彩を放っていたものである。結構加工がヘヴィなのでなかなか変な手触りのアルバムではあるが、甘いメロディにか弱げなヴォーカル、豪放なドラムスにデカいベースと暴れるギター、という私という人間の10代を形成するには十分すぎた最高なアルバムである。今回のリマスターで、当時から最高だったけれども更にドラムスの音が最高になり(タムの音が良いんだよなあ)、またアクースティックギターの響きにハッとさせられる、というリマスターかくあるべき、な素晴らしい作品。かつボーナスのデモやPeel Sessionsからわかるのは、実はとてもストレートなギターバンドで(勿論曲も良いし)あまり装飾がない状態だったとしても十分に魅力的だった、ということ。しかし同時に4ADからのリリースで、且つああいう振り切れた加工のファーストアルバム、でなかったらここまでいまだに語られることもなかったのかな、と思うことも確か。この後のPale SaintsはここでのPale Saintsとは(少なくともスタジオ録音作品に関しては)全く別物なので、貴重なドキュメントがこうして手厚く再リリース、というのはめちゃくちゃ嬉しい。あと、よくこのアルバム「シューゲイザー」とか言われるけど、そうかな・・・?個人的には何となくそういう呼称は、何か違和感があるんだな。まあ、ちょっとシューゲイザー、というものの定義、とか考えるとめんどくさい話になってしまうのでそれはそれで。