William, It Was Really Nothing

今年もやっぱりやります、告知です!

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2011年1月23日(日)  20:00〜 DOOR/2500yen(1D) ADV/2000yen(1D)

GUEST LIVE/ BO NINGEN(from UK)
GUEST DJ/ TOMO(STYLE BAND TOKYO), Sumire(TWEE GRRRLS CLUB), kaaanji(AFTER DARK)
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools meets雨先案内人, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), RAMBO SISINOBU, ☆, miya

またしてもゲストがわいわいおりますね。UKからのBo Ningenも楽しみだし、kaaanjiくんも思えばANNのDJオリジナルメンバーだったりするのですが久々の登場だし、と楽しみは色々あるのですが。ちなみにkaaanjiくんと言えば今から約4年前のANNで(まだ平日の夜開催だった)、なんだかやたら酔っぱらって、バンドの演奏中に何故かDJブースでヘッドフォンでレコードをノリノリに聴いていたのに突然ヘッドフォンを外し「tdさん、泥酔だー」と絶叫して抱きついてきて倒れ込んだ、という記憶が今蘇りました。これ書いて良かったのかな、良いよな、愛すべきキャラの人だし。その後あんなにノリノリだったのにDJすることもなく、頭から紙袋被せられてDJブース脇に寝かせられていたんだった、彼は。

とか思ったのだが個人的にはTwee Grrrls ClubのSumireさんの来仙が嬉しい。昨年の6月に下北沢でのThe Raincoatsライヴの際にDJを聴いて以来、寧ろ呼びたい、とか思っていたくらいなのだ。去年は彼女の経営するお店にもお邪魔してお話ししたりしたなあ。それがこうしてANNで共演、ってのも感慨深い。当然EVOLもインディギターポップ路線で!とか言っててたぶんね、いつも通りの感じでどかどかやると思います。昨年の流行語がtweeだった皆さん(ってあと2人しか知らないんだが)は参集よろしく。というか、tweeだなんだ関係なく2011年もロックンロールじゃのう、という皆さんは是非乾杯しませう。

まあ、今日はこの辺でThe Smithsの「Hatful Of Hollow」でも聴こう。今朝起きた瞬間から「This Night Has Opened My Eyes」が聴きたくてしょうがなかったので聴いていた。何故あんな陰鬱な(良い意味で)曲を・・・、と自分でも思うのだが。これはセカンドアルバム的なタイミングで出されたシングルとBBCセッションスタジオライヴの編集盤である。編集盤ではあるが、オリジナルアルバム的な捉え方でも良いのかも知れない。The Smithsと言えばシングルの力の入りようったらなかったものである。とくに初期。それ故にここに収められたシングル群の粒ぞろいっぷりたるや異常である。死に急いでんのか、ってくらいの名曲揃いである。ちゃかちゃか駆け抜けるような曲からゆったり細かく聴かせるナンバーまで、様々なタイプの曲がどれも同等のテンションで並んでいる。ファーストアルバム収録曲のBBCセッションヴァージョンも荒っぽさが増していて昂ることこの上ない。そういやファーストアルバムでの反省点は鍵盤が大々的に入ってしまったことだた、とかいうインタヴューを読んだこともあるのだけれど、その反省なのかここでのシンプルなバンド編成でのスタジオライヴはどっかどか言っている。ところでこうして今ある程度聴きとり可能になった耳でMorrisseyの歌詞を聴くと、何だか凄く乾いた諦念的なものが感じられて結構聴き入ってしまった。でも歌詞だけのバンドだったらこんなに盛り上がるわけはなかったので、当然ながらJohnny Marrの異様に細かいフレーズを積み重ねるようなギターワークが物凄く印象的である。やっぱりいつ聴いてもこのギターは凄いなあ、と実に普通のことを書いてしまった・・・。しかしここで私が声高に言いたいことは、Andy Roukeのベースがこのアルバムでは凄い。とくにスタジオライヴに於いて。若干音がずれてんじゃないか疑惑も含めて曲の中での存在感が半端ない。MorrisseyとMarrの2人に比べるとどうしてもリズム隊は影が薄いのだけれども、ここでの最小限の編成で最大限の効果をもたらしているのは、このリズム隊の存在なしには語れないであろう、なんて今更な話なんだけれども。