Eyes Be Closed

明日は高円寺でライヴを19時半からペンギンハウスでかます予定なので皆さまよろしくお願いいたします!そしてその伝説のライヴから始まるサクセスストーリーをまだ誰も知ることはなかった・・・、とか夢想するには年を取り過ぎた私たちケ・セラ・セラは淡々と、しかし熱くやる予定なのでよろしくお願いいたします!って言うか東京、暑いですよね、絶対・・・。東北の仙台で今こんなに暑いくらいなんで。

で、次の日曜日はこんなイヴェントが!

『AOBA NU NOISE × STYLE BAND TOKYO Compilation Release TOUR』2011.7.24 ( Sun )19:00〜 @CLUB SHAFT ADV/2,500(1D) DOOR/3,000(1D)
GUEST LIVE/ BO NINGEN (from UK), LILLIES AND REMAINS (from TOKYO)
GUEST DJ/ TOMO (STYLE BAND TOKYO), Sumire (TWEE GRRRLS CLUB), kaaanji (AFTER DARK)
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), runny stools, M-KODA
DJs/ EVOL (from LoveRecords), RAMBO, SISINOBU, shun
VJ/ yoshitomo (ROCK CAFE PETER PAN)

よろしくお願いいたします!そして今回遂にEVOLで夏をテーマに(一応)したCD2枚組を販売いたします!200円20セットの限定販売になるかと思います。これまでの人生で夏をあきらめてばかりいた男2人組EVOL(もしくはケ・セラ・セラリズム隊)による屈折したサマー賛歌CDですので是非是非よろしくお願いいたします!

ところでポテトチップス食べながら酒飲んで、煙草を吸ってから今これを書いている。でふと気づいたのだが、いやいやこんなに下らない毎日を乗り切るためのちょっとした楽しみにまで細々と、ハンガリーではポテトチップスに、日本では酒と煙草に更に税金をかけようとしているのだから、いつまでも、いつまでも世界中どこでも政府ってのは市井の民の敵だ。間違いない。

暑いからそういうことばっかり気になる。で更に暑くなってしまうのだな。だからクールダウンするべくWashed Outの「Within And Without」を聴く。「グローファイ」だか「チルウェイヴ」だか、そういうムーヴメントに関しては全く明るくないのだが、これは気になったので聴いている。ジャケットも凄く良いしね・・・。これは100人聴いたら100人が「ドリーミーな・・・」と形容するであろう感じの音楽である。たゆたうようなメロディに分厚いシンセサイザーやギター(しかし決してノイジーにはならない)、それらのバックには控えめながらしっかりとした打ちこみのビート、そしてそれらの陰に隠れがちながらも聴こえるヴォーカル、ということで色々な人が色々語りそうな感じではある。しかし何よりもサラリと流れそうな音ながらも時折はっとさせられるのは女性ヴォーカルが聴こえたりする瞬間だったり、ふとメロディが(大袈裟かもしれないけれども)感動的に展開する瞬間だったりする。だから、全体としては地表に足が着いていないような音楽なのだけれども決して雰囲気一発勝負になっていないのは、そういうちょっとした隙の突き方が実に絶妙だからだろう。何だかんだ言って凄く面白いので、何だかんだ言って車でよく聴いている。ところでこれを聴いて思いだしたのがOMDの「Liberator」Liberatorというアルバムだったり、Frazier Chorusの「Ray」Rayというアルバムだったり、という実に90年代初頭な感じだったのだが、それはビートの感じが若干インディ・ダンス(死語か)風味だったり、全体的にエレポップ風味だったりするように感じられるからだろうか。しかし実際にそれらのアルバムを聴いたら、逆にこのWashed Outと比してとてもエッジの効いた感じに聴こえたりしたのだから20年という時を経てこういう音楽がどう進化、変化していったのか、とか考えたらまた暑くなってきたのであまり何も考えずにこのWashed Outを楽しもうと思う。