Cutting Trees

11月の27日の日曜日にはclub SHAFTでいつものAOBA NU NOISEがmojaとOptrumというよく考えればとんでもないゲストを迎えながらもさりげなく爆裂開催予定です!

今回こそは酒に呑まれずがしがしやります!

12月の2日金曜日には唐突に八乙女のLoopcafeでの真夜中のロックイヴェントでDJさせていただくことになりそうです!

上記2つとも詳細が分かり次第お伝えいたします。

ということで、昨夜の私たちQue Sera Seraとyumbo、sekifuのライヴにお越しの皆さま、ありがとうございました!個人的には仕事が長引き、且つ目にはものもらいが出来て、しかも雨、そしてリハは10分弱、というどったばたの中でのライヴだったので、始まる前には「フランダースの犬」の最終回のネロのテンションだったのですが、まあ、仙台初ライヴ、なかなか良い感じだったのかもなあ、と思いますがいかがでしたでしょうか?年内にはもうライヴはない予定ですので、また2012年、もしライヴありましたら皆さまよろしくお願いいたします。まだまだ駆け出しのバンドですが、仙台のThe Loftと呼ばれるまで頑張ります。

さて、そのライヴの打ち上げでとある中華料理屋に行ったのだが、衝撃の食べ物に出会った。それは長いテーブルの彼方から「うわ、辛い辛い!」とかいう打ち上げ参加者の口ぐちの叫びと共にこちらにも回ってきた料理、シェイジューロウピエンである。

といかにも「知ってましたよ」的に話を進めているが、上記カタカナ名はさっきWikipediaで知った。しかし漢字表記「水煮肉片」は昔から知り合いの日記とかで目にしていたし、どのような料理かというのも何となくは知っていたので、昨日目の前にその皿が回ってきたときには「あ、これがあれか」と別にその時に料理の名前を聞いていなくてもピンと来たのであった。

結構辛い料理は大丈夫な私なのでどれどれ食べるか、と思って小椀に取ってみたのだが鷹の爪の太めに切った輪切りがざくざく入っていてこれはやばいぞ、と思ったが確かに辛い。ビリビリくる辛さであった。しかし豚肉やネギなどと一緒にスープも食べてみると、これが辛いだけじゃなくてそう、スパイシー、という表現がぴったり来る深い辛さの一品だった。美味しかったなあ。まあ、その後には汗が噴出し、ビール中ジョッキの半分を一気に飲んで更に中ジョッキ追加オーダーするくらいの口の中が大火事状態にはなったのだが。

でもよくもまあ、こんなに辛いものを(勿論美味しいんだけれども)考案したものだなあ、四川省の人間は。中国の方々はこういう一歩間違えれば罰ゲームになりかねない食べ物を普通に食べているのかあ、と思うと一生なんか勝てない気がしてくるものである。

しかし汗ふき用のタオル持参でまた食べたいものである。Greie Gut Fraktionの「Baustelle」を聴いている。Malaria!〜MatadorのGudrun Gutファンの私としたことがこの作品が出ていたのを知らなかった、とは一生の不覚である。こんな高度情報化社会だというのに・・・。ということでこれはAGFさんとGudrunさんという2大ジャーマン女流電子音楽家の共演盤である。GutさんのソロアルバムI Put a Record onはそれはもう、むっちゃくちゃ聴きまくったもんであるが、この作品も同じようにヘヴィ・ローテーション必至の盤である。作業員に扮した2人の写真が載るジャケ、様々なスーパーの商品の宣伝文句みたいなものがポップに踊るブックレット、となんとなく深読みも可能だけれどダイナミックで楽しいアートワークに包まれてはいるものの、音は男気溢れる隙間多めのミニマルなダウンビートやらPoleかよ、と思わせられるぶっとい低音やら、ノイズがビートを組んでいたり、とかなりごっついハードボイルドな音である。時折切り込んでくる奇怪なノイズとかにハッとさせられていると突如タンゴ風ビートが出てきたり、とかしてその展開の読めなさ具合がまた楽しい。そして2人のヴォーカルが囁き気味で渋い。なんというかこのめっちゃ硬質な音に彼女たちの声が乗っかると、めちゃくちゃ相乗効果があってもう良い意味で冷たくて硬い音楽の出来上がり、なわけである。流石のニューウェーヴっぽさだよなあ、とかぼんやり聴き始めるとPalais Scahumburgの「Wir Bauen Eine Neue Stadt」の驚愕解釈によるカヴァーが飛び出してきて仰天する。そうか、Holger Hillerの音楽の2011年アップデート女流盤みたいなものなのかも知れないな、と突如思わせられる嫌いになれるわけがない1枚。しっかしよくもまあこんなに斬新なビート感溢れる音楽が作れるものだなあ、と感心する。