Andro

あけましておめでとうございます。何か今年の正月は年末からの長引く体調不良(今季の風邪は抜けない)とか色々あってあんまりぱーっと、って気分でもないのですが、新しい年は新しい年として素直に喜びたいものです。

しかし1年を振り返ることもせずに年を越してしまったので何だかアレなのだが、2011年中はこんな私と仲良くしてくださった方々が沢山いて、本当に幸せだったと思います。そう、2011年、私個人と私の周囲のごく身近な世界に於いては決して悪い年ではなかったのだ。それらを全て凌駕する勢いで酷いことがあった年だったけれども、乗り切れたのはなんか自信になったものである。勿論まだ何も終わっちゃいないし、始まってもいない。でもプチ被災者たる私のような人間がちじこまっていてはいけないのだろうな、と思う。

2011年はまさかのこの歳になってバンド活動開始、とかまさかのtwitter開始、とか不思議とスタートしたこともあったりして2012年は何とか継続させていきたいものであるし、AOBA NU NOISE含めDJ活動もまさかこの歳になってまだやってると思わなかった・・・、しかも歳を重ねてどんどんはみ出して無鉄砲に破天荒に無軌道に、と言う感じなので今年も相変わらず、身体が悲鳴を上げない程度に頑張って行きたいところである。

音楽を聴いたり本を読んだりする、ということはなかなかに時間との斗いだったりするので、最近積んである本とかシールド開けてないレコードとかが気になるのだが、いずれちゃんと対峙する時間を取る、ということを2012年の抱負にしたい。もっと自分に時間の投資をしていきたい。

とまあ、まとまりのない感じでざっと2011年を振り返り、2012年を迎えるにあたって、の日々散歩一回目でした。ちなみに2011年には、本当に色々な友達とかに助けられたのですが、大事な友人たちであるTADZIOとyumboの活動、そしてアルバムには大変助けられました、勝手に。あと出会えて嬉しかったのはTwee Grrrls Clubのsumireさん(ご結婚おめでとうございます!)。まさかイヴェントでご一緒できるとは、と何というか念の力とかそういうものってあるのかもな、って思わせられたのでこれまた勝手に。

Oneohtrix Point Neverがこんなに話題になったりするとは思わなかったなあ、と「Replica」を聴いている。というか今偉そうな口叩きましたが、Editions Megoから出た前作Returnalで初めて聴いたのでなんとも言えないのですがね。ということで2011年はFord And Lopatinとしての活動も面白かったLopatinさんのユニットである。前作はノイズのドシャーっという洗礼が強烈だったのだが、今作はアナログシンセサイザーの音色に全てをかけたかのようなふわーっとしたアルバムで、この地表から数センチ浮かんでいるかのような世界が大変に気持ち良い。流石AOR専門ラジオ局の周波数をもじってユニット名にするだけのことがあるなあ、と変なところで納得させられる作品である。なんか結構1曲毎の方向性はバラバラな感じだったりするのだが、全体的な謎の統一性はこの(シンセドラム的なものも含め)音色のせいなんだろうか。気持ち良いけれども決して半端にこちらを落ち着かせることのない音楽なので、やはり今後も楽しみである。