Cripple And The Starfish

ということ無事に帰国しました。

昨日の夕方に帰国してなんだかんだやって東京に戻ってくるのが20時近くになってしまったのでユニオン断念して、突然東京駅で寿司食べて、ぎりぎり新幹線の指定席取って車内で爆睡して23時くらいに仙台に帰ってきたのでめちゃくちゃ長い一日だった。時差が日本とハワイでは19時間あるのだが、結局体感的に5時間しか時差がない。ただボケはないのだが昨日は長い移動日で疲弊したのだった。

ハワイは良かった。でも、これはハワイ、ワイキキだったから良かった、というのでもなく普通の生活からちょっと離れていたから良かったのだろうと思う。戦争とかなければどこでも良い、と言えるのかもしれない。ワイキキ、オアエニウェア、リヴァプール、オアローム、なのである(The Beautiful Southの名曲「Rotterdam」の節で)。あと飛行機使わなければ更に良いのだがそうも言ってられなかったりするものだし。

ちなみにこちらのブログには全く反映されてませんががっつりと研修は受けてきたので、そういう方はいないとは重々承知しておりますが誤解なきようよろしくお願いいたします。

しかし日本の蒸し暑さはごっついなあ、と痛感する雷鳴轟く夜。Antony And The Johnsonsの「Cut The World」を聴く。ワイキキ滞在中にどうしても聴きたくてワイキキ滞在の最終日にバスに乗って新品屋まで出かけて買ってきてPCで聴きiPodで聴き、今は我が家で聴いている(余談だが仙台のタワレコに今日行ってみたらなかったのでワイキキでの判断は間違ってなかった・・・、と痛感)。新曲1曲含むライヴ盤、である。あるのだが、歓声がほとんど入ってないのでヴァージョン違いのベストコンピ、に聴こえなくもない。あ、途中彼の「Future Feminism」というトークが入っているからそういうところはライヴっぽい・・・、のか?このトーク、内容全部把握できたわけではないけれども、結構極端ながら面白いこと言ってるし、彼(女)は本当にトランスジェンダーとして信念を持って行動してるんだなあ、と感じいる。それはそれとして、デンマークの室内オーケストラと共演したライヴ盤である。もともと彼の曲はシンプルなので今作でもそれに則ったアレンジでシンプルにまとめられている。でも意外に印象は異なるものでそれがまたちょっとしたものだけれどそれ故に滋味深い感動を引き起こすのである。またスタジオ盤よりも高く飛翔していくAntonyの声がまた、歌い方も含めて生々しいのでゾクゾクする。各アルバムからの選曲も凄くしっとりとライヴ映えする曲ばかりなので文句なし。やっぱり彼(女)の作り出す音楽にはどうしても抗えないのだな・・・。