Single Girl, Married Girl

さて、まずは土曜日のしじままつりご来場の皆さまありがとうございました!当日は朝8時からぶっ通しで14時半まで仕事(途中セヴンイレヴンのブリトーとメロンパンは食べた)の後一旦帰宅して選曲してから出かけたので、16時半からのDJに間に合うか不安でしたが、どうにか行きがてら丸亀製麺ぶっかけうどん(冷)をかっこんで、更に秒速でストア15NOVでレコード2枚購入してから間に合いました!楽しかったなあ・・・。そのライヴアクトも最高だったし、出店もあってお祭り的な(だからフェス的な、と言えば良いのに・・・)空気の中、アクト間でそれぞれ違う感じの15分ずつのセットを考えたのでしたが、いかがだったでしょうか・・・?ミキサーがどうにも接触良くなくてチャンネル切り替えても結局外に出てる音、もしくは単なるごおおおおおお、というノイズしか聞こえず、ミキサーのフェーダーを何とか押したり引いたりするとたまにラッキーなことに頭出ししようとしてる側の音が聞こえる、という、轟音の耳鳴りの中で音を掴み取る、と仰っていた現代のベートーヴェンこと佐村河内守氏のような物凄い状態の中でのDJでしたが、ピークメーターとかを頼りに何とか頭出しして凌ぎました。もし、佐村河内さんがその耳鳴りの中で作曲、というのが仮に嘘だとしたらば、私の方がかなり現代のベートーヴェン的存在だったのではないか、と思います。

しかし一番の衝撃的な出来事は、ライヴアクトが全て終わったらミキサーがちゃんと働いて頭出しもできるようになったので(不思議だ)ガンガンにDaft PunkGet Lucky [12 inch Analog]からSu KramerDisco Deutschland Disco: Disco Funk & Philly [12 inch Analog]、そしてAndreas DorauHauptsache Ich!: Retrospektive 1981-14、とか繋いでいたのですがその際にあるお客さんに、「昔ディスクノートで働いていませんでしたか?」と15年近く前の話をされたことである。話によると彼女は当時高校生だったらしくよく私が働いていたディスクノートというレコード屋に通っていた、とのこと。いやいや、思わぬところで思わぬ出会いがあるものだなあ、と感動したものである、私には彼女の記憶はなかったのだが。もしかしたらあるのかも知れないけれども変わってしまっていた、とか。そう考えると私20代半ばくらい前からあまり変わっていないのだろうか、中身の成長は勿論ないだろうけれども外見的に・・・?確かにいまだにあぶら取り紙が手放せないくらいの脂っこさではあるのだけれども・・・。

という感じでイヴェントを終え、野菜不足を痛感したので塩タンメンでも食べてせめて野菜を少しでも摂取しよう、と帰り道23時くらいに幸○苑に寄ってみたら何故かメニューに塩タンメンがなく物凄く絶望した。幸楽○に詳しい人にお聞きしたいのですが、○楽苑って店舗によってメニュー異なるのですか・・・?去年12月くらいに違う店舗に行った時には塩タンメンあってそれを食べたのだが・・・。

で、塩タンメンないなら幸○苑に来た意味ねえや!と思いながらも真逆のベクトルの胡麻味噌チャーシュー麺と餃子を食べた。がっかり感もあってかすごく不味かった。二度と幸楽○には、少なくともあの○楽苑には行かねえ・・・。

明けて日曜日も朝9時くらいから16時くらいまでぶっ通しで仕事(途中弁当は食べた)して、帰宅してから選曲してAOBA NU NOISEに向かった。実はこのここに至るまでの2週間くらい、まともに家で音楽聴いたりしている時間がなかったのであまり、これをかけよう、というのがない中でのアオバDJだったのだが、佐村河内さんが女川町の浜辺で明け方まで一晩過ごして、「雨あられのように音が降ってきて」作曲したというのにも負けない、レコ棚とCD棚の間に座って目を閉じて降ってくる曲を待って、降ってきてからはどどどど、と選曲したのだった。ちなみに降ってきたのはBig Blackの「L Dopa」Songs About FuckingとShed Sevenの「Dolphin」Going for Gold: Greatest Hitsだった。だからもし佐村河内さんがそのように作曲したのが仮に嘘だったのだとしたら、私の方が彼なみにメディアのアテンションを浴びても良いのだと思う。

しかし串鳥(この1週間で3回行った)でビールやらハイボールやら緑茶ハイを摂取し、その後AOBA NU NOISE中にもビール、焼酎、日本酒を大量に摂取した割にその日は体調もよく、次の日も体調が良かった。しかし不思議なことにDJ中の記憶が途切れ途切れで、何をかけたのかはっきりとは思いだせない。Big Blackから、2日連続プレイとなったDaft Punk「Get Lucky」からのNew Order「Perfect Kiss」とかという何をどう考えてもおかしい流れくらいしか覚えていないのだが、断片的にはTeengenerateとかThe JamとかPlaygroupとかかけた気もする。多分DJ中には異常にハイになっていて何かに乗っ取られた状態になっていたのだろう。壊れかけているのを良いことにヘッドフォンぶん投げて暴れていた記憶もうっすらとある・・・。何なんだろうな、なんか自分の中の何かにスウィッチが入って勝手に次の曲を選び始めるのだろうか、飲んでると・・・?

えっと色々気をつけます。そして別に佐村河内さんの音楽を聴いたこともないし、騒動にも興味ないのですがネタとして色々香ばしいので是非絡めたい、と思ったのでした。ということでThe Haden Tripletsのアルバムを聴く。Carlie Hadenの三つ子の娘達によるカントリーカヴァーアルバムである。この三つ子と言えばうち2人はThat DogRetreat from the Sunのメンバーだったなあ、とか思う方々はアラフォー間違いないのだが、お父さんであるCharlie Hadenのカントリーアルバム「Rambling Boy」Family & Friends: Rambling Boyで既にこの三つ子は今回のアルバム収録曲を共に歌っていたのである。ちなみにこの「Rambling Boy」というアルバムも凄く豪華メンバー参加しているし、この三つ子がそれぞれソロで歌っていたりもするので一緒に聴くと楽しいと思う。しかしこのTriplets名義で初のアルバムはJack Whiteのレーベルからのリリース、そしてプロデュースがまさかのRy Cooder、という結構盛り上がるだろうこと間違いないアルバムである。しかしそういった情報を軽くかわすかのように内容は実にシンプルな3人娘のハーモニーが冴えまくる古き良き、The Carter FamilyだったりBill Monroeだったりのカヴァーなので逆に痛快である。時折流石のRy Cooder御大のスライドが炸裂したりして興奮もさせられるが、実にのんびりとした空気が全体を覆っていて、馬鹿みたいなこと(別名を仕事、ということ)に振り回されて忙殺されまくった日々を送った身には音楽である。しかしこういうカントリー音楽は、完全に私の場合は刷り込まれてしまっているから全く無条件で楽しめるのだけれども、果たして一般的には現代に於いて、とくにこの現代の日本に於いてはどのように受け止められるのだろうか・・・。まあ別に私には関係のない話なのであるが、是非オープンなマインドで楽しんでもらいたいような、そういうアルバムである。