Tunnel Music

まだまだ詳細は決まっておりませぬが。

今月のAOBA NU NOISEは7月27日の日曜日です!今回もCLUB SHAFTで行いますが、もしかしたらAOBA BBQ大会、になるかも。

よろしくお願いいたします!どうなるのかなー・・・。

さて、やばいやばい、と言われていた台風プラス梅雨前線の影響は幸いなことにここ仙台にはあまりなく、お陰で今日は大事を取って対策していたら仕事がほぼフリー、という状態になった。

職場には行って仕事はしていたものの、結構フリーな時間を持ちながらだらだら長居して仕事しているとロクなことにならない(暇そうな奴を見つける悪魔みたいな連中はどこの職場にもいると思うし、且つそういう悪魔どもが持ちかけてくる仕事は本当にロクでもない)、ということを私は長年の経験で知っているので、とりあえずうおおおお、と集中してとりあえずの仕事を全部やっつけて早退して家でレコードを聴く日に今日はしたのであった。

こういう日は必要なのである。ここ1カ月以上休日が休日の体をなしていない状態であったし、且つ超絶にヘヴィな出来事があったりもした。ということで今日は午後中、ずーっと家で何もせずにレコードを聴く、という日に設定して爆音で色々聴いていたら、あら不思議、何か頭痛が取れてきたり、気持ちも前向きになってきたではないか。

音楽を聴く時間、とかなかなか取りづらくはなってくるものであるが、流され続けてはいけないのだな。車の中では相変わらずLeonard CohenのボックスComplete Studio Albums Collection持ちこんで聴いたりしてはいたものだが。昔は結構がっつりと音楽聴く時間があったものだが、どんどん最近体力気力の衰えもあるだろうが物理的に時間が取れない、ということもあって減少の一途だったのである。歳取ると昔のこと振り返りたくなってきたりするものだけれども中学校の頃とか、休日ともなれば朝から、他に何もせず、せいぜい内袋とかジャケット眺める程度のことしかせずに、ベッドに座ってレコード聴いてたもんだよなあ、とか思い出されてあの頃は良かった、なんて言うつもりも毛頭ないけれども、最近は夜音楽聴いてても途中で絶対寝てたりしたしな。加えて狭いながらも楽しい我が家にもう1人いる時に音楽聴いてても、あちらでテレビつけられたりラジオつけられたりすると、もう全然ダメな状態になったりしていたし。更に悪いことには私はヘッドフォンが嫌い、ということもあったりするのでなかなか楽しく快適なリスニング環境、というのを確保するのは結構難しくなりつつあるのだ。昔から不器用なので、何かしながら何かする、という同時進行が苦手なのである。こういう己の不器用さを呪いたくもなるのだが、まあ車運転しながら音楽聴くことだけは出来るようになっているので、まあ良いのか。

や、でも音楽聴くの楽しいなあ、こういう楽しいことって得難いなあ、とか書いていると、「やっぱ○○最高」とか「感動」とか「ありのままの」とかいうネット上で散見される下らねえガキの呟きだのなんだのみたいになってしまうから(ちょっと酔ってます)、あんまり書かないようにしとかないと。何かネット(というか主にトゥイッター)のお陰であんまり素直な気持ちとか書き出すのちょっとどうかなあ、と個人的には思ってしまうんだな、最近。これからは狡猾な、そして韜晦を続ける40歳ならではの文章を書き続けて行かなければな、と思ったりもするものだけれども、そもそも韜晦するほど大したこと考えてないからさて新たな一手を考えてだな・・・。

しかし今日午後中かけて聴いてたのはMBとかThe TensesHoward [Analog]とかMarco FusinatoとかKevin DrummRelief [Analog]だったり、というどちらかというと振り切ってしまったものばかりを爆音で、というありさまだったのでBlackWonderful LifeとかJulian CopeSaint Julian: Deluxe Editionとかをベッドに座って聴いてた中学時代からは、思えば遠くに来たものだな、というまた別の感情に囚われる結果に・・・。

そして結局今は今日の午後のモード続行中なのでAngus MacLiseの「New York Electronic, 1965」を聴いている。Sub Rosaからのアナログだが、これ既発も入ってるような気がするな・・・。まあしかしこうしてまとめてThe Velvet Undergroundの極初期のドラマー、そして詩人、とかいう肩書きだけでは説明しきれないような彼の電子音絡み作品が聴けるのは嬉しい。この間の限定シリーズ「Dreamweapon」(あんなに血眼になって入手したのに今や結構フツーにちょっと頑張れば聴けたり・・・)も3枚ともかなりエンジョイできたが、こちらは、びにょびにょの電子音が乱れ飛びドローンに突入するA面、そしてJohn CaleやTony Conradも参加した音源も含むB面ではA面の延長線上の古典的SF映画でBGMに使われそうな電子音乱舞曲から、Silver Applesから歌要素ビート要素全て抜き去ってシメオン音だけにしてしまったような曲から唐突にギターかき鳴らしとパーカッション乱打の組み合わせセッション、そしてそれのNeu!ばりに回転数変えたっぽい危険なヴァージョン違い、とどこを切っても誰もが興奮できる楽しく、奇妙な音の詰まった夢のようなレコードである。膨大に彼は未発表テープを遺していたらしく、それがこのような形で正式に聴けるのはとてもありがたい。正直例えばCD2枚組でまとめられた奴Cloud Doctrineはキツかったりもしたが、このアナログのサイズ感だと凄く凝縮されて楽しめる気がする。今夜はこれからTable Of Elementsから出たJohn Caleの同時期の音源のボックスNew York in the 1960sとか、Terry RileyMusic for the Giftとか聴いて燃え尽きたい、そんな気持ちなんだ・・・。