Speedway King

さて再来週の水曜日の話ですが、

Yipes!@Club SHAFT 2014年10月22日(水)20:00〜 DOOR/1,500yen(1D)
DJs: Carl, Kenta_xxx, Rambo, tdsgk

地獄の3人会がなんと地獄の4人会になってます!このメンバーで一緒にやることって今までありそうでなかった気がするなあ、色々各人とはご一緒していますが。多分楽しい夜になりますので皆さまよろしくお願いいたします!私前回あまりに渋いカントリーロックとかばっかかけてたので今回は何が良いのかなあ。まあ2日前くらいのブームで決めたいと思います。

その前の週の15日の水曜日には同じくClub SHAFTでNU HORIZONがありまして、こちらも楽しいイヴェント、且つCDももらえるので今月は2週連続水曜日の夜はお出かけください。

そして

10月26日(日)にはAOBA NU NOISEですが、今回は焼き肉に続き、芋煮スペシャルになりそうな予感なのでお楽しみに!

クラブで芋煮!食べに飲みにいらしてくださいませ。多分食べながらもイヴェントは進行する、という不思議な世界が見られると思います。

さて、10月8日のSomewhere In My Heart Vol.2にお越しの皆さまありがとうございました!いやー、Hunx And His Punx良かったなあ。リフの力が凄かった・・・。DJブースから見ていたらドラムスの彼女が結構大変そうにビートをキープしていたので頑張れ頑張れ、と応援していました。それでもちゃんとパワフルにやりきるところが凄い。プリマドンナもあんなに人懐っこいとは、と一発でファンになってしまったし、ワイキキはいつもと若干違うノリでそれはそれで逆に面白かったです。あのぎゅうぎゅうの空間でちょっとお客様にはしんどかったかも知れませんが、楽しんでいただけたならば幸いです!DJ陣もTGCのお2人やミエさんリカさん、そして私の持ち時間が長引いたので途中で代わってもらったCarlくん、どの時間を取っても良い音楽しかなかったです。私は、まあ、ちょっと前の日に7インチの箱から野坂昭如引っぱりだしたお陰で大変な組み立てでしたが、Mystery JetsのカヴァーとAztec Cameraのオリジナルとリミックスで「Somewhere In My Heart」3ヴァージョンかけて無理やりアンセム化させる試みが成功したので満足です。

さて、そんなこんなで私の30代も終わりを迎えようとしている今日この頃である。あんまりテレビに興味関心なく暮らしているのだが、勿論好きな番組はある。昔は「ぶらり途中下車の旅」が大好きだったが、旅人として色々な人が出すぎるにつれてちょっとテンション下がってしまって最近観ていない。BSでは結構3番組くらい必ず観ている番組はあるけれどもそれ以外はあんまりなあ、という感じである。

さてそんな私ではあるが、最近凄く最高に毎週楽しみにしている番組があって、それは「ピエール瀧のしょんないTV」という番組である。これは静岡で制作されている、人生の、いや、電気グル―ヴのピエール瀧女子アナウンサーが毎回毎回ゲストを招いたり、企画を行ったり、というしょうもないけれども抱腹絶倒の番組である。缶詰会社対抗カーリング大会とかゾンビ退治に憧れる高校生とか、言葉にすると本当にしょうもないけれども兎に角面白くて、仙台では週末の夜中に数カ月遅れて放送されていたから毎週毎週日曜日か月曜日に夕食食べながら録画したものを観るのが私の数少ない楽しみの1つなのであった。

それが、である。こないだもわくわくしながら録画しといたのを観ようとしたら録画リストには違う番組名が表示されており、おや、録画されてないな・・・、と不審に思ったわけである。それでちょっと調べてみたら、勝手に宮城県では放送終了になっているじゃないか・・・。ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
他の下らねえ番組が束になっても敵わないほど面白い番組(←超私見)を終了させるとは何事ぞ!!

ということでここ最近物凄く頭に来ているのでその放送局の他の番組のアラ探しして投書してやろうか、とかそこの放送局のイメージキャラクターを人?質にとって番組放送復活を要求してやろうか、とか40歳を目前にしてどんどん自分が馬鹿になってきているのを感じているが、いやーこんなに荒んだ気持ちになったのも久々だ・・・。

嗚呼、もう一度テレビで観たいなあ「しょんないTV」。しかし仙台、居酒屋天狗もなくなるわ、「しょんないTV」も観れなくなるわで一体何が楽しいのかこの街は?この街に住んでいる意味はあるのか?そんな思いを持っているのは私だけではないはずだ。そんな貴兄貴女はその寂しさを埋め合わせるべく上記告知のイヴェント等に来れば良いのでは・・・。

と都合良い告知を繰り返してみたところでDirty Beachesの「Badlands」を聴く。2011年に出た、台湾で生まれハワイで育ちカナダで活動開始して現在ドイツに住んでいるAlex Zhang Hungtaiのユニットのアルバムである。最近このアルバムをよく聴いている。30分に満たないアルバムではあるが、この音楽は強烈である。世が世ならばLo-Fi(まだ有効か)と呼ばれそうな音質で、イメージしやすくするならばAlan Vegaがシンセサイザーではなく、打ち込みドラムとベースのループと時折大暴れする黒光りするギターをバックに歌ったり呟いたり叫んだりしているような、そういうアルバムである。だから、これ普通にやっちゃったら単純にロカビリーなんじゃないのか、と思う展開なのだけれどもこの音質、このループ具合が全くもって不思議な魅力で、全体的にコード展開とか凄く耳馴染みが良くてとっつきやすいのに、何か裏ありそうで怖い、という絶妙な空気を醸し出しているのであった。この後の作品ではまた違う感じの音楽性になっていたりするので結構もしかしたらこの世界はここで終了なのかも知れないけれども、それでもこのなんかハードボイルドな音世界は唯一無二なのだなあ。