The Actor Merges With The Crowd

確定です!

CSGB@Bar fam 2015年3月27日(金)20:00〜 1000yen 
DJs: shinshin, Akiyama, chimayu, Kainuma, tdsgk

お招きいただきました!今月は今んとこ確定しているのはこれのみです。もともと山形で20年近く前にあったCult Star Guide Bookというイヴェントが数年前に復活したのですが、それの仙台版、といった趣でしょうか。20年近く前には仙台にも同じようなロック系イヴェントSugar Bowlというものがあり、私が初めてDJをしたのもそのイヴェントだったりします。で、そのSugar Bowlとも交流のあったイヴェントが形を変えて仙台であって、なおかつお招きいただいて、というのは勝手な話ですが感慨深いものがあります。AOBA NU NOISEでやってるようなことともまた一味変えて臨みたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします!Indie Rock & Dance Party、と銘打ってるからにはその看板に偽りのない感じでやりたいです。

あとは4月5日と26日に2回もAOBA NU NOISEが、あとまだ先ですがAOBA以外では5月の末、6月末、7月半ばにDJの予定が入っております。詳細が出次第こちらでも告知いたしますのでよろしくお願いいたします!

さて私の職場は時間帯によって駐車場に車が増えたりするのだが、中でも綺麗に磨かれた外車が結構多い。というかかなり多い。それらを眺めて、ほほう、良い車じゃのう、とか思っている自分に気づいた。

いやいややっぱりこういう時こそ、いつかは俺もこういう外車に!ビッグマネー(浜田省吾風)!とガッ、と盛り上がらなければいけないのではないか、とかふと思ったりしたのだがそういう風な発想に至らない、という点で何だか自分も枯れてしまったのではないか、と何だか寒い風が身体を吹き抜けていったのであった。

そういう向上心、というかハングリー精神、というものが失われてしまってはいけないのではないか自分、とか思ってちょっと暗い気持ちになったと同時に老いを感じたりしたのだが、いやいや思えば別に昔からそんな風にいつかは俺も!的な発想になったこと一度もなかったわ、わはは、と気付いて結局あー何ら変わってないじゃん、というオチなんですがよろしいですかね・・・。

それより何よりも今日は午前中休みをとってL/F/D/MM Is a Shape [Analog]聴いたりYouth CodeA Place To Stand Ep (12聴いたりZeitkratzerWhitehouse: Performed Live By Zeitkratzer
聴いたり、という穏やかな時間を過ごしていたのだが、そういう時間がないとやっぱり駄目だわ、人間すり減ってしまうね、という実感の方がでかかったりするから、ことごとく私はそういう上記のようなうおおサクセス!みたいなものとは程遠い人間なのだなあ、と思い至った次第である。

Charles Haywardの「Skew-Whiff A Tribute To Mark Rothko」を聴いている。元Quiet Sun、元This Heatの彼の89年リリースのソロアルバムの再発である。いやー最近このアルバムからの曲のOptimoリミックスとか入った12インチ2枚組なんてのもリリースされていたのでこれ聴きたかったのだが、廃盤で聴けなかったのだった。だから日本でこうして紙ジャケでリリースされて凄く嬉しいものである。これは彼が完全に1人で作り上げた作品である。基本的には彼の切れ味鋭いドラムスを中心に据え、そこに彼のヴォーカルとか様々に変調されたサンプリングやらシンセ音が絡んだり、更には加工されていたり、ということでいじってはいるものの、基本的にはシンプルな作品ではある。しかしそぎ落とされているが故に逆に彼のドラムス一発でスリリングな展開になってしまう、ということでCharles Haywardという男、そしてそのドラムスのとんでもなさをまざまざと見せつけられる結果になっている。SHMCDってことのせいなのかどうなのかはわからないが、やたらとドラムスの音がド迫力でもう本当にこの彼のドラムスの感じだけでお腹いっぱい、ということもできるかもしれないが前半の4曲に於いてはとにかく躍動感溢れる世界が繰り広げられている。しかし最後の20分強の曲に於いては、ほとんど残響音のみが響く幽玄な音響世界が広がっていて今までの音とは真逆のビートレスな深淵にはまり込んでしまうのであった。ロスコに捧げられている、ということでこの画家について詳しく知っていればもっともっと楽しめるのかもしれないが、抽象的でありながらも音のダイナミズムに耳奪われてしまうこの感じは、明らかにポップ、と言いきれる感じで実に大満足の1枚である。