On Our Honeymoon

なんと今月は私この1回しかDJがありません!

CSGB@Bar fam 2015年3月27日(金)20:00〜 1000yen 
DJs: shinshin, Akiyama, chimayu, Kainuma, tdsgk

ということで是非ともよろしくお願いいたします!

で、来月はアオバが2回あります!第一弾!

AOBA NU NOISE @Club Shaft Sendai 2015年4月5日(日) 18:00〜 DOOR/2,500yen(1D別途) ADV/2,000yen(1D別途)
Guest Live Act: SAD HORSE (US), HANGAKU
Live Act: -W-(Waikiki Champions) , Masaki Saito
DJs: EVOL, RAMBO, RYOTA( NATURAL 4/SYNESTHESIA), SISINONBU (ZUNDOKO DISCO), EITO (NU HORIZUN)

Sad Horseの来日ツアー1日目がこのAOBA NU NOISEという光栄な感じです。前回の来仙公演に続く狂乱の夜をHangakuと共に!ちなみにAOBA NU NOISE第二弾は4月26日の日曜日です。その日は荒吐ロックフェスというdipイヴェントの2日目で、私行く予定なんですが同じような境遇の方々もお待ちしております!

さて、何か先週から色々あって思うことも色々あったのだが、小出しにしていく感じでまずは東京出張の話でもしようではないか。

日曜日の朝10時から東京の某大学で行われるシンポジウムに行かなければいけなかったので、前の日のライヴはしごを断念して早く寝て早く起きて朝7時台の新幹線に乗ろう、と途中何故か早歩き女子とのデッドヒートを繰り広げる羽目になってめちゃくちゃ疲弊しながら家からの最寄り駅まで行き(普通に私が歩いて追い抜いたらいきなり走り出して抜かれて、それをまた追い越したらまた走り出して抜かれたり、という・・・。そんなに俺が前歩いてるの嫌なのか)、まあ無事に新幹線に乗れて事なきを得たのだが、肝心のシンポジウムがゴミ以下のつまらなさで、あまりの下らなさに眠気も吹っ飛ぶ勢いで午前中を過ごし、その後あまりにも空しくなってきたので午後早めに切り上げたのだった。

いや、私仕事に関しては別に何も期待なんかしていないので、つまらんシンポジウムでもなんでも良いっちゃあ良いのだが、前の日に色々諦めたこととか、早起き早歩きデッドヒートとか、前日から入念に考えて朝食にするためにパン屋でサンドイッチ買って、しかも冷蔵庫だと冷え過ぎるだろうからベランダに置いておいて、朝忘れたら悲惨だからテーブルに「サンドイッチ」と書いたメモを置いて寝たり、とかそういうそのシンポジウムに至るまでの様々なことが思い出されて、こいつらは俺の時間を無駄にする憎い敵だ、と憎悪しか抱けなくなった次第である。

で、リカヴァーするために新宿のVINYL JAPANに4年ぶりくらいに行き、そのあまりにもほとんど変わらない在庫のニューウェイヴコーナーを念入りに見て7インチをなんとなく(という割には値段が時代が止まったような感じでちょい高めだったが)2枚購入。

その後原宿でSomewhere In My Heart女性陣と合流し、Big Loveで取り置き回収からの、kit galleryでのスミレさんのFemale Complexフィメール・コンプレックス (彼女が音楽を選んだ理由)刊行記念イヴェントに行く。いつの間にか知り合い増えたなあ、自分、とか思いながら楽しく過ごし、チャーベさん放出の7インチを激安で3枚購入。からの渋谷天狗でビアブラウンとサイコロステーキ等でご満悦。しかし前回もだったがタコ刺しが何故か品切れなのは大打撃。

とまあ、そこまでは良い。次の日の朝もホテルでのんびり目覚め、歩いて喫茶店でモーニングを食べ、昨年愛用の傘(ユニクロ)がパキーンと折れてしまって(しかも柄の部分という・・・)からはビニール傘を適当に使っていた私なので、渋谷の傘専門店で傘でも買おう、とちょっと小雨の中移動して着いたら定休日だった、ということもまあ良い。問題はその次のHMV渋谷店だったのだ。

昨年は私のレコードの旅が終った年、ということはお馴染みなのだが、それは何故かというと10月にウォントリストが白紙になったから、である。10月にずーっと探していたレコードが、まあ値段的にも折り合いがつく感じで一気に3枚手に入ってしまったからもう旅は終わりだ、と言っていたのだが、実はもう1枚、ラスボス的なものがあったのだった。それは値段的にもまあ、折り合いがつく感じでは見つけられない、というか現物を1回しか見たことなかったし、しかも凄い値段だったし、ということで半ばウォントリストから抹殺していたものがあったのである。

それがさー、あったんだよねー。しかも1週間前にスタートしたセールなのに残っていて、しかも相場よりは安く折り合いがつく感じで・・・。だから安いのには理由ありそうだし、検盤して、試聴して、と確認作業を一応しておこうかな、とわなわなしながらカウンターに持って行って盤を見て、試聴してみたのだった。いや、この試聴が良くなかった。聴いたら物凄く盛り上がってしまってこれはオッケーだろう!と一気に購入に踏み切ってしまったのだなあ、La Monte Youngを・・・。

ということでそれ以降の行動はそのレコードを持ってきた通販用段ボール箱の中に丁寧にしまい、絶対衝撃を受けないようにしてから喫煙所で落ち着くために一服し、カレーを食べ、あとはもう物凄く疲労してしまったのでほぼ帰路一直線、という感じの東京行であったのだった。まあ、最早La Monte Youngの旅になってしまったのだけれども、あれ、なんで東京行ったんだっけ・・・?

ということでThe Wakeの「Testament」を聴いたりしよう。昨年リリースされたベスト盤である。ごく初期にはPrimal ScreamのBobby Gilespieがベースを弾いていたことでお馴染みのFactoryからスタート(実際はその前に1枚シングル自主レーベルから出してるけど)Sarah経由現在Factory Benelux、というバンドのレーベルの枠を超えたコンピなわけである。私彼らのセカンドと再結成盤くらいしか実は音源は(Factoryのコンピとか以外では)聴いたことなかったし、Sarah時代のが入ってるのも実にありがたい。音的にはそう、いかにもFactoryの初期、という感じのNew Orderっぽくベースラインが歌いあげ、暗めのヴォーカルが乗っかり、若干のエレクトロニクス感、ということでSection 25でも後で聴こうかな、とかあれ、The NamesのLPはどこだっけ、とかCrispy AmbulanceのLPを探し出さなきゃ、とかなってくるのであるが、それらのバンドと比べるとギターの細かいアルペジオとか音色のキラキラ感が際立っていて、なるほどそりゃあその後Sarahに行くわな、と納得出来る感じである。でも、基本的にはこのコンピも最初からずーっと時系列的にかなり後半に行くまではどこか内省的な男性ヴォーカルの淡々としたナンバーが続く。しかし紅一点のCarolyn嬢が歌うナンバーが出始めると一気に空気が変わり始め、めちゃくちゃポップでキャッチーなSarah時代の名曲に突入する様は、何故か単に時系列的に並んでいるコンピなのにスリリングだったりする。で、現在の彼らの姿は初期ほどではないけれども淡々と、しかしかなりメロディアスにひねりの効いた楽曲揃いで良かったりするから、このベスト、凄く全体的にまとまりが良い。私は初期の初期New Orderの子供、的ポストパンク音世界も大好きなので全力で楽しめるのだが、Carolyn嬢の歌声の入った楽曲はFactory末期のナンバーも含めて名曲なのでネオアコギターポップ、なんて言葉で形容される音楽が好きな貴兄貴女もお気に入りになるに違いない、と思う。というかPeter Saville魂炸裂のこのジャケの感じからして抗えないものである。