Needle-Gun

日曜日!

AOBA NU NOISE @Club Shaft Sendai 2015年4月5日(日) 18:00〜 DOOR/2,500yen(1D別途) ADV/2,000yen(1D別途)
Guest Live Act: SAD HORSE (US), HANGAKU
Live Act: -W-(Waikiki Champions) , Masaki Saito
DJs: EVOL, RAMBO, RYOTA(NATURAL 4/SYNESTHESIA), SISINONBU (ZUNDOKO DISCO), EITO (NU HORIZUN)

4月第一弾!来てね!

再来週の土曜日!

Quat (out) @Bar fam 2015年4月18日(土) 19:00〜 1,500yen(1D)
Live Act: OBT, Hiroto Kudo, M-Koda, Satoshi Kanno
DJs: Akiyama, chimayu, tdsgk
Coffee, Food: Ran Suzuki(くさかんむりcafe)、クボタタツヤ(四号室)

来てね!

でまだ先の話ではありますがニュー告知!

Somewhere In My Heart〜Of Montreal Japan Tour in Sendai〜 @Flying Son 2015年6月9日(火)Open 19:00 Start 20:00 Adv. 3000yen(1D別途) Door. 3500yen(1D別途)学割(学生証提示で)2500yen(1D別途)
Live: Of Montreal, プリマドンナ, Waikiki Champions and more
DJ: Somewhere In My Heart DJs
チケット予約: somewhereimh@gmail.com
http://moorworks.com/2015/03/of-montreal-japan-tour-2015/

ということで、私の中ではエレファント6の印象が大変強くていまだにそういうイメージだったりするのですが、最近の動画とかアルバムとかからは、もう何だか突き抜けまくって(ライヴで馬出てきてまたがってた。しかもすげえメイクで・・・)る印象の彼らが仙台に来ます!まだ未定な部分もありますが、是非こちらよろしくお願いいたします!最近のダンサブルな路線が大変面白いので、これは見逃せないと!

ということで今日から4月。1月も憂鬱だが新年度の4月ってのも憂鬱だぜ、しかも楽しければ良いのだけれども、というかもっと笑える余裕があれば良いのだけれども、というエイプリルフールからスタート、ってのもなあ、と鬱々とした気持ちで、誰かに嘘つかれるんじゃないか、とびくびくしながら過ごしていたら、キャラメル食べて歯の詰め物が取れた。

いやいや、そんなベタベタな話あるかいな、ってくらいにヌガー気味の海外土産のキャラメル食べてたら、がりっという感触があって、まさかな・・・、と思ったら左の奥歯の詰め物の一部が取れていた。鏡で口の中覗いてみたらはっきりわかるくらいに歯に見慣れぬくぼみが、そして口の中に猛烈な違和感が生まれたのだった。

悪い冗談はやめてくれエイプリルフールだからって、って気持ちでいっぱいだったがどうやら真実のことのようだったので早速仕事の合間を縫って歯医者に行くことにした。昔歯医者に行ったのは、そうだな、2008年のことだからもう7年近く前の話である。その時にお世話になった歯医者さんはもう亡くなっている。神経を取ることに異常に執着する先生だったなあ・・・。初めて診てもらった時から神経取る宣言されて、それから実際に神経取るまで毎回毎回神経取る神経取る言われて、いざ取ったらもう非常に嬉しそうだった姿を思い出す。何であんなに神経取るの好きだったんだろうか、という印象だが、要は今はそのお医者さんはいない、ということである。つまり、新規開拓せねばならぬのである、歯医者を。

ということで雨の中車を走らせ、その7年前にお世話になった歯医者の跡地にできた新しい歯医者に向かったら、「本日休診」。こちとら違和感が半端ないので応急処置でも何でも良いから急いでいるので、次にその跡地歯医者に向かう途中に通りかかった歯医者をよく見てみることにする。「水曜日休診」。エイプリルフールだからってなあ・・・。次に車を路肩に止めiPhoneで検索し、近くの歯医者に行ってみるが、駐車場に車を停めて中に入って「初めてなんですが」って言い出したら受付のぶっきらぼうな姉ちゃんに「ご予約は?」と聞かれて、どうにも言語が通じなかったみたいでこれは大変なとこに迷い込んだぞ、と焦る。いや、それだけでもひでえ話なのだが、一応その後もひでえ対応されたから、嗚呼彼女には人間の言語が通じないんだ可愛そうに、と怒りを何とか抑えながら車に乗り込んで歯医者探しの旅を再開した。

次に車を走らせていたら大きく「歯」と書いてある建物が目に入り(『ねじ式ねじ式 (小学館文庫)みたいな話になってきたな)駐車場に車を停めて中に入ると休診でもないのに受付もいなくて、これは・・・、と唖然としていたら受付の人が出てきてお医者さんが今外に出ているので今は無理である、とのこと。

もう、本当にイシャはどこだ、という気持ちで半ば本当に悪い冗談はやめてくれ、エイプリルフールなんて嫌いだ、それとも妖怪のせいか、と全てを呪いながらまた歯医者を探し、見つけた歯医者はまた休診。

もう詰んだな・・・、というところで通り沿いに小さくてこぎれいな歯医者を発見してそこで治療を受けたのだった、というオチがあるからまだ良いものの、今読み返してみてあの寄る辺ない気持ちを思い出して泣きそうになった。本当に悪い冗談だった・・・。エイプリルフールの日なんて早く終われば良いのに・・・。

でもまあ、結果的にベルガモットとレモンハーブとかをブレンドした香りが漂い、こぎれいな待合室と診察室にはBGMが流れ、サティの「ジムノペディ」を聴きながら歯をがりがりとされて応急処置を施される、というそんな歯医者を見つけられたのだからまあ徒労ではなかった、ということで自分を落ち着かせたい。とんだ新年度のスタートだぜ・・・。

Ciccone Youthの「The Whitey Album」もまあ、ある意味悪い冗談みたいなアルバムである。Sonic Youthが名作「Daydream Nation」Daydream Nationをリリースした直後に、録りためていたテキトーな(失礼な話だが、実に納得してもらえると思う)音源をまとめて変名でリリースした88年の作品である。何と言うか、実験、というよりも本当に遊び倒した感じの音が詰まったアルバム、と言うか。リリースされていたのはリアルタイムで知っていたのだが聴いたのはそれから5,6年後だったように思う。Madonnaシングル史上私が最高に好きな「Into The Groove」をSYが、変名と言えどもカヴァーってやっぱ熱いよね!って盛り上がった心に冷水をぶっかけるようなテキトーなカヴァーに戦慄を覚えたものである。兎に角、Madonnaのミドルネームから取ったアーティスト名と言い、突如登場のMike Wattによるこれまたテキトーな「Burnin' Up」のカヴァーとか全体としてMadonnaに対してのオブセッションが色濃いのだが、それだけではなくRobert Palmerの「Addicted To Love」のKim Gordonによるカラオケカヴァーとか、Neu!を聴きながらDinosaur Jr.のマネージメントに関してKim Gordonたちがおしゃべりしてる様の録音、そこにJ Mascisがうっせーギターで乱入、とかThurston Mooreのラップ、とかドラムマシーン使ってみましたどうですか的記録、と本当にテキトーである(いや、悪くはないのだけれども)。でもその断片断片が不思議とポップで、こんなにテキトーな音の寄せ集め(いや、悪くはないのだけれども)なのに人懐っこい、ってのはSY絡みではあんまりないことなのでなかなかに愛らしいのである。このなんかカタルシスすら得られない、ましてやノイズ、なんていうこともできないあまりにもダラダラな具合(いや、悪くはないのだけれども)はちょっと嫌いになれないのだなあ・・・。ちょっとしたビートの研究成果発表のある瞬間とか、また最後のトラックのいきなりのもんげーなギターとか、泣けるくらいに「何でここでこんなことやってるんだ・・・」とその無駄遣いを嘆かずにはいられないくらい、敢えて言うとするならば、恰好良いし・・・。世の中には信じられないことに、最近聴きたい音楽がない、とか色々聴いて疲れた、という人もいるようなのだが、そういう飽和状態に陥った人にこそ風穴を開けてしまうであろう1枚。しかも恐ろしいことにこれを聴いてから本家の「Daydream Nation」聴いたりすると、「・・・なんかかっちりまとまり過ぎなんじゃね?」とか思えてしまう恐怖の反転現象が起きたりするから要注意。そして世の中にはこれのアナログのプレスミスでジャケットが真っ赤な、即回収された珍品をヤフオクで落として、シングルのプロモ盤も含めてコンプリートになっている既婚者もいるから要注意(真相はAOBA NU NOISEに来て、EVOLの相棒を見かけたら聞いてみてくれ!)。