Sounding Lines 1

明日!

CSGB@Bar fam 2015年5月29日(金)21:00〜 1000yen 
DJs: shinshin, Akiyama, chimayu
Guest DJs: Ishikawa, tdsgk and more?

最新インディ縛りです!と言いながらどさくさにまぎれて久々にネットでレコード注文したは良いけど2つの店からノイズの再発とかしか買ってなくて大ピンチ!

で、次の日は

Waikiki Champions presents 「窒息」vol.1 @北目町B2 Studio B&C 2015年5月30日(土)Live start 19:00〜 Door/1500Yen
ドリンク持ち込み自由
LIVE: EXTRUDERS, Redd Temple, Waikiki Champions, 遠藤勇光, 濱田多聞
DJ (Waikiki Champions's select friend ): tdsgk (AOBA NU NOISE / Somewhere In My Heart)

アナログオンリーになりそうな予感ですが、がしがしにやります。わいわい楽しんでいただければ!

更に6月!

Somewhere In My Heart〜Of Montreal Japan Tour in Sendai〜 @Flying Son 2015年6月9日(火)Open 19:00 Start 20:00 Adv. 3000yen(1D別途) Door. 3500yen(1D別途)学割(学生証提示で)2500yen(1D別途)
Live: Of Montreal, プリマドンナ, Waikiki Champions
DJ: Somewhere In My Heart DJs
チケット予約:http://moorworks.thebase.in/items/1497820

特典CDもお楽しみに!しかし4人で選曲したCDの曲目見て思ったのですが、俺暗いな・・・。でもOf Montrealはいつだって最高面白いのでよろしくです!

で、

「幾何・八」@Sendai Club Junk Box 2015年6月27日(土)Open 17:45 Start 18:15 Adv. 3200yen(1D別途)Door. 3500yen(1D別途) LAWSON(22950)
Live: Vampilla, obs, Redd Temple, kokyu, BWH
DJ: tdsgk

豪華メンツの中で唯一無名と言える私のムード盛り上げぶりに注目、なんて大げさなことは言えませぬがよろしくです!

で、次の日6月28日(日)はAOBA NU NOISE9周年ですのでお忘れなく!しかしこんなDJのスケジュールをずっと続けてきたわけだが、そんな中で仕事ズル休みとかしたことのない私を誰か褒めて欲しいなあ、とかたまに思ったりする。

しかし最近あんまり本を読んでいない。最近買った本は『en-taxien-taxi 44号 2015年春 (ODAIBA MOOK)(スミレさんの文章は、知りあいだとか云々抜きにして本当に良い文章)と『ジム・オルーク完全読本』別冊ele-king ジム・オルーク完全読本 〜All About Jim O'Rourke〜 (ele-king books)(新譜の輸入盤がまだ届かないんですが!)、『佐藤ジュンコのひとり飯な日々』佐藤ジュンコのひとり飯な日々 (コーヒーと一冊)(最高)と言った具合である。勿論どれも面白いのだけれども文学作品的なの、最近読んでないなあ。

でも思えばあんまり今まで実は物凄い読書家だった、とか言うわけでもない。いわゆる学校現場で好まれるような「本」を一番読んでいたのは小学生の時だったと思う。江戸川乱歩が本当に好きでして・・・。とは言え小学校の時から『屋根裏の散歩者』江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫)とかだったわけではない。それはマジキモい。なので明智小五郎ものを読んでいたわけだが、犯人が怪人二十面相だったりすると激萎えする、という奇特な少年だったので犯人がそうではないものを好んで読んでいた。あとはシャーロック・ホームズものか。

しかし小学校高学年になるとロックンロールが忙しくなってしまってほとんど学校の図書館とか利用しなくなってしまった。中学高校になるとロックンロールは勿論だが、部活とか忙しくなって(あまりやる気はなかったけど)読まなくなり、大学生になってどれどれ、って感じで色々読み始めた感じである。

大学は文学部、しかも英文学専攻、しかも古式ゆかしいいかにも文学部って感じの文学部を当時は擁していた旧帝国大学だったもので本を読むのが仕事、的なノリになって、更にはあろうことか大学院まで行ったりしたからもう「本を読むのが仕事」みたいな、そういう世界があったわけである。しかも当時嫌だったのが「本を読む=趣味=勉強」を強要されそうになったことであったわけで、確かに本を凄く読んだりしたわけだけれど、楽しくはなかった。

だから社会人になって、解放されて好きな本が読めるのう、と色々知りあいの素敵なお店で買って楽しく読んではいたのだが、最近はとんと、本当に駄目なくらいとんと読んでいない。これは人間が枯れてしまう、とか思ったりするのだけれども、そうなってくるともしかしたら自分を正当化するためなのかも知れないけれども、さてさて、そんなに読書って良いものなのか、必要なものなのか・・・、とか思ってしまう。私の場合、何か目的があって読んだりすることには何故か不思議と虫唾が走るくらい抵抗があって、好きなものしか読まん、という風になってしまうのだけれども、社会人だとそういうノリがあったりもする。それを楽しめるくらいの余裕が欲しいものなのだけれども、ロックンロール、忙しゅうてのう・・・。

でも、こういうことを言い始めるってことは身体が何か本を欲している証拠、と言う気もしているので今年こそ逆境(=時間が何だかないし疲れること多い)にめげず読書年にする、とここで宣言したいところである。もうすぐ今年も半分終る、っつーわけからんタイミングであるが。

でもこんな馬鹿が政治取り仕切って(否、馬鹿と言うか単に下劣な阿呆の自分探し=政治になっちまってるだけか)る世の中だったら、そんな世の動きと関係ない本を読んで己を高めることが切に必要なのかも知れないし、もしかしたら世の中にコミットしてる風をインターネット上で吹聴するなんてことよりMoritz Von Oswald Trioの「Sounding Lines」を聴いていることの方が逆説的に世の中にコミットしているのかも知れない。約3年ぶりの4枚目のアルバムである。ライヴ盤入れたら5枚目か。トリオはトリオであるが、今回はVladislav Delayさんが参加しておらず(蛇足ながら彼の様々な名義の中でも、やっぱりMVOTに倣ったかのようなVladislav Delay QuartetのアルバムVladislav Delay Quartetの新しい即興感は最高だったなあ)、代わりに、というのも変だがFela Kutiバンドでもお馴染みのTony Allenがドラムスを叩いている。前作が結構新しい方向性を求めたような作品で、それもやはり最高だったが、今回は最初の2枚に近いような、よりシンプルでミニマルな展開に近い作品になっている。しかしTonyさんのドラミングは全て縦で割り切れそうな音世界に、揺らぎやずらしをもたらしていて、そうか人力というのはこういうことなのだなあ、と不思議なことにこんなにしゃきしゃきと全てクオンタイズされて進行していく音世界の中で実感できるのであった。非常に奥行きと隙間のある音世界が展開されているのに変わりはないのだけれども、不思議な位相でクリック的働きをする音が鳴ってて、それが今までと一番違うミックスの面白さじゃのう、と思っていたらミックスはさすがのRicardo Villalobosがやっていて、物凄く冷徹な機械ビートとアフリカ由来の生ビートのせめぎあい、のこの作品を寄り一層異形のものにしているのであった。ファーストの時点からは結構この展開は考えられなかったりもするのだけれども、結局はMoritz Von Oswaldという男のミニマル魂みたいなものが一貫しまくっているから、結局全くブレのない、良い意味で冷徹なグルーヴの作品が生まれるのであった。ところで調べてみたら、アルバムはセカンド以外夏に近い時期にばっかリリースされている。もしかしたらこれらの作品のおかげで夏を比較的に涼しげに過ごせることはできているのだろうか、とかおかしなことを考えたりもした。