Down To The Wire

今月もあります!

CSGB @Bar fam 2016年6月24日(金)21:00〜 1000yen(No Drink)
DJs: Akiyama, Chimayu, Shin Shin, tdsgk

あのーお値段もお安いですし、ふらっと、ですね、是非遊びにいらしてくださいませ。色々面白いの聴けますよー多分!

さて何気に仕事毎日濃密に2週間休みもなくノンストップ過ぎて、これからもちょっとそれが続きそうで、且つ他の連中のミスに由来するもらい事故多発の日々だったので、人知れず参ってたのである(仕事のみならずで今ただでさえ色々大変なのに)。

しかし早めに帰宅してレコード沢山聴いたら結構、ぱああ、と明るい気持ちになって何だか前向きになれたから「音楽の力」、って奴はマスレヴェルで言われたり、やられたり、ドヤ顔でやられたりすると途端にめちゃくちゃ胡散臭いものになってしまうけれども、あるんだなあ、と今日もまた実感したので生きていけるのであった。

とは言え、早く帰宅して聴いてたのがJohn DuncanとDeath In JuneとOrganumとかなので、うむ、「音楽の力」ってのは個人レヴェルで様々なのである。あと、Ghost Danceのこのアルバム

Stop the World:Expanded Edition
Ghost Dance
Cherry Red UK (2013-12-03)
売り上げランキング: 353,445
である。元The Sisters Of MercyのギターGary Marxと元Skeletal Familyの女性ヴォーカルAnne-Marie Hurstが中心となったバンドの89年のメジャーからのデビュー盤、である。この2つのバンドが合体、となるとやれゴスだやれポジパンだやれネオサイケだ、とかそういう期待が増す、というものであり、実際これの前に出ているインディ時代のシングルのコンピでは、同じく元The Sisters Of Mercy組であるThe Missionを更にスピード感アップさせ、同じような音楽性のMarch Violetsとも通じるようなそういう音、しかもRoxy Musicのカヴァーとかあって非常に恰好良かったわけである。しかしてこのメジャーからのデビュー盤では、うーむ、音がハイファイになったから、という理由だけではないであろう何だかメジャー感が良くも悪くも印象的な1枚である。意外にAnne嬢のヴォーカルがストレートにパワフルで美声だった、というのと意外にGaryのギターがハード目だった、ということと、ドカドカのドラムと管やら弦やら鍵盤やら入れたメジャーな音作りが、うーん、全部裏目に出てしまったようなちょっと残念なアルバムである。意外にスローな曲とかも良いのだが、スケールがでかく鳴り過ぎて逆に良くあるメジャーポップな感じになってしまっているのが象徴しているように、ちょっとメジャーにやられちゃったのかなあ、と思わざるを得ない。インディ時代の再録曲とかかなり相変わらず良いのに、もったいないアルバムである。次があればまた違ったのかも知れないがバンドはこのアルバムを最初で最後の1枚として解散、というこれまた哀しい話があったりする。でも、まあおわかりのことと思うが私はまあ、嫌いにはなれないのである、こういうの。とくに私はアナログで持っているのであるがライヴボーナス12インチ付きでこれがまた恰好良いので、決して悪いバンドではない、ということもわかるし。ちなみに今回のリンクの拡大版CDにもこのライヴ収録されているので、是非!