Grain By Grain

明後日金曜日です。

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2017年2月3日(金)20:00〜 ADV.\2500(no drink) DOOR.\3000 (no drink)
Guest Live: Group A, Selofan(Greece)
Live: Waikiki Champions, Yolz In The Sky, Masaki Saito
DJ: EVOL, Rambo, Ryota, SIF, Eito, Seikatsu, Tsurutechre
Shop: Damo Kaffee Haus, 神

面白いから皆さん来てください!

さて、先週土曜日のcsgbご来場の皆さまありがとうございました!我がソウルブラザーymdmktさんの鬼のつなぎ(これは体験しないと・・・)も山田さんのこの人一体何?の選曲も最高に楽しく盛り上がりました。私もなんだかわいわいやって最後燃え尽きるように寝落ちに近い状態でしたがまたよろしくお願いいたします。

そして昨日のAOBA NU NOISE Tuesday、私は最初の40分くらいしかいられなかったのですが本編に向けて大層気概が高まったのではないでしょうか。ということでEVOLのミックスCDまでついてしまう金曜日のAOBA NU NOISEよろしくお願いいたします。

さて、私は最近ラジオが好きである。

もし早めの時間に仕事が終わって車に乗って帰宅出来る時には民放FM平日19時の「AOR」が楽しい。年代問わず聴きやすい洋楽がガンガンにかかるので非常に聴いてて面白いし、リスナーの方からのメッセージもほほうそういう暮らしが、という発見があって飽きずに聴けて家に着いてしまうのが惜しいから、早めに仕事終ったにも関わらずつい遠回りしてしまう。

そして極めつけは日曜日16時からの「洋楽グロリアスデイズ」である。Great 3の片寄さんがパーソナリティなのだが実に実直な語り口のトークで聞きやすいし、何よりも70年代80年代の洋楽に特化した、ということでもうたまらない選曲がフルコーラスで聴けてしまうのである。

日曜日の16時台、と言えばとくに何事もなければ私はマイ・フェイヴァリット・ショップ、である最高のスーパーマーケット「つかさ屋」に買い物に行く時間帯である。何故ならば毎週日曜日の16時半から「つかさ屋」では野菜も肉も魚も一部商品を除いて全品20%オフ、という神時間なのである。

だから日曜日の16時になると家にいる場合は家のコンポのラジオをつけて番組を聞き、それから出かける準備をして車に乗りカーラジオで番組を聞き、「つかさ屋」に着いたら駐車場でラジオを聴きながら次にかかる曲が何かを確認し、たとえばゴスロック特集でSouxsie And The BansheesとBauhausがかかる、となればそれらの楽曲は最早私の血肉になっている曲なので問題なし、と判断し車のエンジンを切りつかさ屋に入り、買い物を終えて車に戻ってまたラジオを聴いてAtlantic Starに感動、とかやっているのである・・・、っておいおいそれ楽しいの、と思われる向きもあるかも知れないが、自分の音楽ライブラリにない音楽で素敵な音楽に出会える可能性があるのならば、それを最大限に楽しみたい、と私は思うのでラジオ最高、という結論になるのだった。

もしかしたらネット環境に於いても例えばApple Musicとかでも同様の体験ができるかも知れないのだけれども、まあ気軽に、ね、という点ではラジオが良いなあ、と私は思ったりするわけである。こないだも上記片寄さんの番組でDan Hartmanの「I Can Dream About You」なんて聴いて一気に30年以上前の記憶が甦ってどうにもこうにもならなくなりベスト盤購入してしまったりした(ついでに同曲のリミックスがLarry Levan、なんてことも知ってしまって衝撃を受けたり)。

ということでラジオは良いなあ、と思うのだが、まあそういう最高の気分になっていても番組が変わったりするとこれまた何だか衝撃的に酷い音楽聴かされる羽目になったりして、まあそういうことと背中合わせのスリルがあって良いですよね・・・、とポジティヴにまとめたい。でもさあ、ニホンジ○、とか聴かされると本当に萎えるんだよなあ・・・。あ、ニ○ンジンというのは宮城県以外にお住まいの方には馴染みないかも知れないですが本当にサタニックな存在の、宮城県以外では聴かれもしないであろうような本当にサタニックな音楽をやったりしている連中なので、いや、別に調べるだけ時間の無駄だと思うので何もしないで忘れてもらいたい連中、とだけ認識してもらえれば・・・。

あ、ブログって個人の勝手な意見書いても良いところですよね・・・。でもそういう背中合わせのスリルは有線でもよくあることで、とくにJ-Pop有線だと1曲毎にハラハラさせられるのである。例えばラーメン屋で聴くそういう有線の世界では、SuchmosRadwimps星野源も、全然音源買おうとかそういう気持ちにはこれっぽっちもならないのだけれども、凄くありがたいものである。EXIL○とかハ○→とかばっかりの流れでそういうの流れてくるとめちゃくちゃ心洗われて感謝の念しか感じられなくなるものである。とか言って良いねRadwimpsの「Hikari」って曲、とか思ってると前にも拙ブログで触れたA○の「みんながみんな英雄」とか本当に悪魔からのメッセージみたいな曲が流れてきて、嗚呼これからも世界は絶対に良くなることはないんだ・・・、とか絶望的な気持ちになったりもするのだが・・・。

あ、ブログって個人の勝手な意見書いても良いところですよね・・・。Arto Lindsayの「Cuidado Madame」

を聴く。なんと13年ぶりのアルバムである。コンピも出たし、最近毎年来日したりしているし、2014年には私もライヴ観たし、客演とかプロデュースとかは活発だったからあんまりブランクは感じなかったがそうか、としみじみした。で今作であるが、ソロアルバムとしてはここまでの集大成、と本当に言えるような完成度のアルバムである。ちなみに2014年のライヴで一番感動したのは「ギターが弾けないのにギターを弾く」、という独自のポジションで渡り歩いてきた彼の切れ味鋭いギタープレイで、最早パーカッションの一個であったがそのリズム感の半端なさに度肝を抜かれたのであった。そのライヴの時にも彼のヴォーカルが本当に良いな、と思ったものだが今作では彼のヴォーカルの存在感が何よりも際立つ。ソフトな声の、決して上手いヴォーカルではないのだがこのヴォーカルでないと最早存在しえない、という音楽になっていて、聴いていて何だか凄く納得してしまったのだった。エレクトロニカバイーアのパーカッション+ボトムのしっかりしたMelvin Gibbsのベース+時折無調ギター、ということでかなり複雑な作りなのに、鼻唄みたいなメロディにここに来てまさかのソウルフルネスまでましましになってしまったArto御大のヴォーカルのおかげで凄くスムーズな音楽に聞こえる、という謎の名作、である。歌詞の官能性、というかエロさも健在で、次は13年とか言わずにサクサク出してほしいなあ、と切に願う次第である。