Andata

今週火曜日です!

AOBA NU NOISE Tuesday @HUB仙台名掛丁店 2017年4月4日(火)20:00〜
DJ: AOBA NU NOISE DJs

今回はなんと!HUBでやります。私は20時のオープンから20分間、久々のDJなので勘を取り戻すべく、そしてCDのみですが頑張ります!

そして本編!

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2017年4月7日(金)20:00〜 ADV.\2500(no drink) DOOR.\3000 (no drink)
Guest Act: 呂布カルマ&鷹の目(Jet City People), Jans (Encount MC's/Ovelex), takabun (Crunch Club), gen (Crunch Club)
Live: Waikiki Champions, Masaki Saito
DJ: EVOL, Rambo, SIF, Ryota, Seikatsu,
Shop: 神

よろしくお願いいたします!

そして同日と次の日!

Madchester 2 days SP @Bar fam 2017年4月7日(金)20:00〜 ADV.\1500(1 drink) DOOR.\2000 (1 drink)
Guest DJ: Shuntaro Okino
DJ: Bear Sho, T/M/K, TKHS, TAKK

Madchester 2 days SP @Bar fam 2017年4月8日(土)19:00〜 ADV.\2000(1 drink) DOOR.\2500 (1 drink)
Live: Shuntaro Okino
DJ: Shinshin, tdsgk, 5atoru

当然私は8日の方だけ参加になりますがよろしくお願いいたします!

さて、帰国いたしました。本当はもっとカナダにいる間に更新したかったのですが、なかなかに忙しかったのでございますよ・・・。

とは言え、今回のカナダ滞在は前のエントリで書いたようにステイ先が音楽好きだったので実に楽しく、且つ滞在していたちょっと田舎の町にもイカしたレコ屋が出来ていたので良かったし、足を伸ばしてカルガリーにまで行くことができたのでそこのレコ屋でもどすっと掘れたので実に充実していたと言えよう。あ、仕事で行ったのですよ、勿論。仕事もかなりしてきた(つもり)ではあるがそんなことを書く場所ではないのだ、この拙ブログは。

さてそのLethbridgeという町のBlueprint、というレコード屋さんに関してであるが、事前に調べてからかなりわくわくしていて、着いたその日に既に話題にはしていたのだが(前エントリ読んでもらえばわかるかと思うがステイ先で異常に音楽話が盛り上がったので)、実際行ったのは着いてから1週間後の日曜日のことだった。ちなみにそれより前の木曜日に、夜にダウンタウンに行くことがあったのでうおお、と目指して行ったらもう閉店していた(平日は18時半閉店だった)という・・・。

ということで満を持して日曜日の昼に行った。実に小さめのレコード屋さんだが、やはり新譜のレコードがお店で買えるのはとても楽しい、しかもこんなに小さな町で、という悦びを久々に味わえる店であった。こういうお店が我が町にも昔はあったなあ、と思いながら「Young LP」という仕切りの今様の所謂ロックポップス等の新譜レコードをぱたぱたやりながら懐かしい気持ちになったものである。そんなに在庫量はないけれども、でもちゃんと気合い入れて仕入れてるなー、というこだわりが感じられて良かった。お目当ての中古盤コーナーは、まあ、そんなに思ったほどではなかったがちょっとだけ12インチもあって、そこが実に熱く、飛行機で持って帰る、ということを忘れて抜きそうになったがふと我に返り厳選してきたのであった。

ちなみに私は今回のステイ中は、基本的に午後3時くらいに仕事が終わる→ダウンタウンまで歩く→Blueprintでバスの時間まで時間をつぶす(なんせ店の目の前がバス停だったのだ)→バス→乗り継ぎ→バス→降りて徒歩でコンビニに行って水とポテチとか買う→帰宅、ということを基本的にやっていた。ということでレギュラー仕事の際には必ずBlueprintに寄っていたので多分2日に1回は行ってレコード見ていたと思う。流石に顔を覚えられて最後に行った時には、日本の方がレコード屋あると思うけどまた来てね、みたいな話をされる勢いになっていたからまあ、行き過ぎだよね・・・。でもそれくらい楽しかったのである。

カルガリーの行ったお店はRecordland、というその名前どうなのや、という店であったがここは在庫がすさまじく、新譜も中古もべらぼうにある、という感じのお店であった。これはBlueprintに初めて行った次の週の日曜日に行ったのだが、店は小さめだが客で一杯で陳列が狭いのもあってなかなか難儀したが、何かこう「Flesh For Lulu」とか「That Petrol Emotion」とか「Screaming Blue Messiahs」とか「King Swamp」とか、もうそういう仕切り板があるだけで興奮、というものであろう(馬鹿か)。もっと時間があれば、そしてまとめて郵送するわ、とかいう覚悟があれば今回買った量の30倍は買えたと思うのだが、まあそこまでは行けなかったのは不幸中の幸いだったのだろうか。ちなみに私が鼻血出しそうになって大喜びして今回買ってきたレコード、ジャケの状態があんまり良くないこともあって大体4ドルくらいだったから、まああんまり喜ぶ人もいないようなレコードだったのかも知れないな・・・。お店の人はもしかしたら在庫やっと減ったわーみたいに喜んでいた可能性があるが。

ということでカナダのレコード屋さんで楽しくお買いものをした、という報告でございました。ちなみにもしかしたらどうやってレコード持ち帰ったのか疑問に思われる方もいるかと思うが、行く時には段ボールの仕切り板を2枚と通販用の段ボールを1個バラして広げてスーツケースに入れていき、帰りには段ボールの仕切り板でレコードを挟んでレコード屋の袋に入れて、それをトートバッグに入れて機内持ち込み、通販用の段ボールは組み立ててそれにレコードを入れてそれを大き目のレコード屋の袋に入れてそれをリュックの中に入れて背負って機内持ち込み、という準備万端具合だったのである。仕切り板2枚持って行ったのは我ながらデカした、と思った次第である、って仕事で行ったんですよ、ええ勿論・・・。でもほら、何があるかわからないじゃないですか、人生。そのための準備はぬかりなくしておきたいものである、つまり旅先でレコードを想定外の量買ってしまう、とかそういう事態に備えるべきなのである・・・。

坂本龍一の「Async」

async
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を聴く。8年ぶりの新作アルバム、である。前作
out of noise
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は決して聞きやすい音楽ではなかったけれども不思議としっくり来る音楽であったなあ、ということを思い出しながら新作を聴いていた。今作も基本的にはインストで、Fenneszやらスポークン・ワードでDavid Sylvianが参加していたりする。今作はピアノのメロディがとても抒情的で、実にロマンティックで甘美な印象がある。しかしそれと全く同列に、ノイズ、採取された具体音、加工されたピアノ音、朗読、三味線の音、などがどんどん配置されていて、全体的にはとても緊張感のある、「張りつめた」音楽である。なんとなくだけれども、そして別に具体的に何に対してどうこう、ということではないのだけれども、失われてしまったものを振り返る際に頭の中で鳴っている音、ってこういう音なのではないのだろうか・・・。まあちょっと私は今、耳の状態があまり良くない状態(飛行機はこれだから・・・)なので、もう少し回復してから聴いたら更にまた違う印象になるであろう音楽ではあるが、こんなに曲毎にばらばらな要素が配置されていながら結果的にトータルとして凄くまとまった「アルバム」になっているのにはもう、何と言うか今更だけれども最早恐ろしさすら感じるのであった・・・。