Walking On Dehydrated Coral

私出演のレギュラー2連発、よろしくどうぞ!

csgbは3月30日(金)です!

よろしくお願いいたします!

そして

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2018年4月6日(金)22:00〜 ADV.\2500(1D別) DOOR.\3000 (1D別)
Guest Act:あっこゴリラ、grooveman Spot(ENBULL /Jazzy Sport / 77 Karat Gold)
Live: Waikiki Champions, Masaki Saito
DJ: EVOL, Rambo, SIF, Ryota, Seikatsu, Tsurutechre
Shop: 神

今回は夜10時オープンです!

歳を取るとキレやすくなる、というのはよく言われていることで確かに街中とかお店とかでもキレ気味の年配の方をよくお見かけするし、クレームとかをしてくるのも結構年配の方が多い、というのはよく聞くことでもある。

ま、別に年配の方とかだけがクレームしたりキレたりしているわけではないのはもちろん百も承知ではあるが、事実何だかこれは脳の働きによるもの、とかそういうのをちらっとテレビかなんかで観て、へえー、とか思った記憶がある。

私はまあ、いろんな人間をジャンル分けすれば「かなり穏やか」という部類に入るのではないか、と自分では思う。たまーに烈火のごとく激怒(いや、たまにでもないかな・・・、とか書いちゃうと話が続かなくなりそうだな)するけれども、アウトプット的にはそうでもない部類の「あ、不機嫌になってる」程度のものであろう、と思う。自分の内部ではそれはそれは激烈な怒りであっても相手に向けて、ではなくどっちかというと夜中の丑三つ時に藁人形に五寸釘を打ち付けるような、もしくは「こいつが良い死に方しませんように」と方法も全くわからないが渾身の力で呪いをかける、とかそういうタイプの人間、だと思っている。

それって単に根暗、ということかもしれないな・・・。まあ、何とか抑制できている、という解釈をお願いしたい。しかし最近1人で車に乗っていると色々むかあっ、っとすることが多くてそれは前の車の走りっぷりにだったり、対面通行の道路の真ん中近くを走ってくる対向車にだったり、はたまた自分が入れようとした駐車場のところにぎゅいん、と割り込んで止める車にだったり、とかそういうときに車内で「ごるああ!」みたいな叫び声を上げたりしている自分に気づいたりすることが最近よくある。

とまだ自覚しているから良いのかも知れないけれども、これ、この状態を野放しにしておくと、キレる年配の男、にやすやすとなってしまいそうでちょっと気をつけなきゃな、と思っている。どっちかというと好々爺、として一生を終えたい、と今のうちから願っている私としてはそんなささやかな願いを些細な不注意でふいにしている場合ではないのである。だから、多分対人的には大丈夫だと思うのだけれども、もしそういうなんかキレそう、みたいな場面に出くわしたら優しくたしなめてくださいね・・・。

でも、まあ、今の私の職場の様々な状況に対してキレないほうがおかしいし、今の日本の政治に対してキレないほうがおかしいわけで、この私の最近のキレ傾向は、ごくごく自然な、実に普通のこの世の中への対処法なのかもしれないよなあ、と人のせいにしてみたくもなったりするんだよ・・・。

いやいや、そんな甘ったれたことは言っていてはいけない。もっと自分に厳しく、と気を引き締めるべくPrurientの「Rainbow Mirror」

Rainbow Mirror
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Prurient
Profound Lore (2017-12-22)
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を聴く。Rainforest Spiritual EnslavementやらVatican ShadowやらExploring Jezebelやら、やたらと名義の多い男、Dominick Fernowのアナログで7枚組、というとんでもない作品である。実は行きつけのレコード屋からさすがにこれは買わないだろうと思ってるんだけど、という話を聞いて、1週間悩んで買いますので入れてください、とお願いして購入したのであった。しかしその情報を得て、そのレコード屋にお願いして、その直後にCDは3枚組でかなり安い、という情報が入ったのだった・・・。おおお、CDで良かったんだが・・・。とは言え家に病人がいるので看病も兼ねて在宅せざるを得なかった、うららかな天気の休みの日に、ひたすらアナログ盤をひっくり返して過ごす、というのも実に贅沢な時間の過ごし方である、って相手はPrurientなんだが。そう、Prurientと言えば昨今では珍しい絶叫入りハーシュ、パワーノイズ、というイメージだが、様々な名義での作品リリースの影響かだんだんと穏やかになってきていて、この活動20周年を彩る作品でも、強烈なノイズは出てはこない。代わりにあるのは、ドローン気味のアンビエントに蠢くようなちょっとしたブズブズ言うノイズや下降するシンセや密やかなパーカッション、という感じで約300分、なのである。でも2人加えてインプロヴィゼーションで作りあげただけあって全体を貫く緊張感はただごとではない。途中、あれこれさっきの面と同じ曲(音)じゃないか、とか思う瞬間は多々あるのだけれども、次はどんなかな、とわくわくしながらレコードを1枚1枚しまって出してひっくり返して、とやっているとかなり高まる。とくにボーナス盤を除く最後の1枚の両面に於ける静謐な光の明滅、みたいな展開は何だか感動的である。とかやってると、またしてもこの男の怒涛のリリースに翻弄される日々が待ち構えているんだろうな・・・。