Hungry For Pain

以下のEVOLのミックス(?)音源リンクは今月いっぱい貼り続けようかな・・・。

https://soundcloud.com/aobanunoise/aobanunoise-012-evol
https://www.mixcloud.com/AOBA_NU_NOISE/aobanunoise-012-evol/

今月のDJは今んとこ1回だけcsgbでやる予定です。詳細はまた後程!

そういえば先日、ピーター・バラカンさんのライヴ?DJ?トークショウ?に行って来たのだった。なんで「?」だらけかと言えばピーターさんが話して好きな音楽を映像投射して流してまた話して、というイヴェントだったので、まあDJショウ、みたいな形容が一番良いのか、という感じだったからである。

会場は満員で、カフェの椅子は固いしでなかなか身動きが自由に取れずちょっとだけしんどい(とくに夜になるとヘルニアのせいで左肩から腕、手がしんどい身としては)感じではあったが、それでも2時間、お話と音楽と映像でとても楽しかった。ピーターさんが気の向くままに、というのも何だかあれだけど(まあ、即興で、とご本人もおっしゃっていたので)、音楽と映像を流すので非常にヴァラエティ豊かではあったがそのどれもが楽しかったし、なるほどなあ、と思わせられる言葉ばかりであっという間の2時間であった。

Punch Brothersのバンジョー担当とかマンドリン担当とかがそんなにソロで大変なことになってる人だとは知らなかったし、Orchestra Baobabかっけー、とか色々発見もあったし、何よりもずーっとピーターさんは音楽を追いかけて楽しんでいるんだなあ、ということを今さらながら再確認して何だか良いなあ、という素朴な感想を持つに至ったのであった。

私も末永く音楽をぼんやりとでも良いからずーっと楽しめる人間になりたいものだ、と願いつつ今日は病院に行ってその後休みを取っていたので家で楽しく沢山音楽を聴いて、またこれからの鋭気を養っていたのだった。しかし最近ジムとかに行かなきゃいけないのか走らねばならないのか、とかいう勝手なプレッシャーが大なり小なり各方面からあって軽く頭を悩ませていたのであるが、もしかしたらリフレッシュとかそういう意味に於いては同じくらいの効果が音楽を沢山聴くことにはあるはずなので、それで良いのではないか、だからピーター・バラカンさんとかあんなに若々しいのではないか。しかしピーターさん、気づけばそういえばイギリス人だったよな、と思うくらいの日本語具合ですげえな、と生で聞いて感動した・・・。

・・・話がずれた。でも身体を動かす、という意味でのリフレッシュ、としては音楽を聴いているのとジムに行くのではちょっと違うのか、という、うすうす感づいてはいたけれども決定的なことからは目を背けられないのであった。

ということで今日はWhitehouse「Thank Your Lucky Stars」

Thank Your Lucky Stars
Thank Your Lucky Stars
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Whitehouse
Cargo UK (1997-09-26)
売り上げランキング: 1,475,966
を聴いて大いにリフレッシュした。なんかリンクはもはや廃盤のCDなのだがそこの画面からは最近リリースされたアナログ盤に飛べるのでご安心を!これは1990年にリリースされたSteve Albiniレコーディング作品に、前述のCD再発の際に追加された3曲(これもAlbiniレコーディング)、それに「My Cock's On Fire」(なんつータイトル)の16分に及ぶロングヴァージョンを追加した2枚組の豪華アナログ再発、なのである。私は90年リリースの原盤を持っているので聴き比べてみたが、なんか音が強くなってて、そっかAlbiniの意味はここにあったのか、と今さらながら気づいて興奮した。パワーエレクトロニクス、と呼ばれるようなノイズの上でWilliam Bennettが酷い(歌)詞をアジる(しかしタイトル曲では何故かCurrent 93のDavid Tibetも曲作りに参加)といういわばパワーエレクトロニクスの金字塔、という感じの作品であるが今回アナログ2枚通して聴いて、Albiniのおかげかかなりアクセントの効いた音作り(まあ、打撃音的な感じのものだったりするのだけれども)で、実に侘び寂び的な空気があるなあ、と感じたのだが私はちょっと疲れているのだろうか・・・。まあ、それは置いておいて、80年代初頭の諸作のテンションの高いどべー、というノイズとはまた違う形での熱量の放出が感じられて実に清々しい傑作だな、と久々に聴いて思ったのだった。ところでタイトル曲の(歌)詞はネットでも確認できるのだが、まあある意味ユーモア、というものだろうな、という解釈でひとつ・・・。額面通りの意味で本気で受け取ると単なるアメリカのりのポルノ映画みたいな・・・。

なんか今日の拙ブログいつにもまして前半と後半のバランス、というか内容の違いがおかしい気もするが、まあそういう日もあるのだ。