Desordem

11月23日(金)のcsgbには多数お越しいただきましてありがとうございました!ゲストお二方はマジで最高でしたし、レギュラー男性陣もいつも通り面白おかしく、という感じで淡々と続いておりますのでいずれ皆様、お立ち寄りくださいね!

そして昨日のHALFBYのリリースパーティも多数お越しいただきましたありがとうございました!毎年やっていますが、実に実り多い忘年会でした。HALFBY高橋くんのガチンコDJにはやはり興奮、そして仙台の皆様のDJも多様で実に楽しかったです!私はまあそうですね、David Bowieの「Absolute Beginners」を結構がっつり流して、そしてちょっとBPM意識したつなぎをして、という感じではありましたが基本我が強すぎて何をしてもtdsgk印になってしまう、ということを再確認した次第です。そして今日高橋くんを空港に送りながら色々お話ししたんですが、気づくと長いお付き合いになっているのでこのまま続けていきたいところです、健康第一!

さてとんとご無沙汰しておりました。まあ、こんなに更新が空いたのは別に言わずとも大丈夫かと思いますが、ええ、激しく忙しく・・・。

でも何をしていたか、というと仕事はおいといてカレー食べたり担々麺食べたり毎週鍋料理を作って食べたりレコード注文したり届いたり聴いたりお友達に子供が生まれたり、という感じの「ザ・日常」という日々であったわけである。しかし、何だか昨年のこの時期はハードな日々だったことが思い出されたりしたのであった。

父が亡くなってもう1年、ということで本当に時間はあっという間に過ぎて行ってしまうものだなあ、と感じる日々なわけである。昨年の今日とか火葬してたような記憶がある。でも父は徹底的に無宗教に拘っていたので四十九日とか一周忌とか死後の何もかもを全く何らせずにここまで過ごしてきたのである。言い換えれば私は死後の法要、とかもっと言うと宗教、というものは一体何なのだ、ということをずーっと考えながら過ごしてきた、というわけである。非常にデリケートな問題だからあれこれ言うのは差し控えたいし、これはもう本当に人それぞれ、なので何が正しい、ということを客観的に述べることはネット上での政治的な、もしくは何等かの論争がどこにも辿り着かない(というかそもそも「争」というものは何にも辿り着かず何も生み出さないものであるが)のと同じで不可能なものであるけれども、少なくとも私や私の家族にとっては非常に何だか色々と納得がいく感じだったなあ、と常々思う。だからこの間は父の写真を交えつつ中華料理を食べて赤ワインを2本空けたわけだが、まあ一周忌、というよりは色々考えさせてくれてありがとう、という気持ちだったなあ少なくとも私は。

Thiago Nassifの「Tres」

TRêS
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THIAGO NASSIF
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を聴く。サードアルバムになるのかな、タイトル通り。ブラジルのマルチインストゥルメンタリストの作品である。私が彼の名前を知ったのは今作のプロデューサーでもあるArto Lindsayの「Cuidado Madame」でだったが、まあ今作も結構あのアルバムにノリは近いかも知れない。ブラジル特有のリズムもドメニコのパーカッションなどから感じることもできるし、ならでは、の音楽だと思うけれども印象的なのはその隙間、である。めちゃくちゃ音数が少ない。しかしちゃんと痒い所に手が届く適所に音が配置されていてこんなに空間を感じる音なのに濃厚、である。コラージュ的な感覚もあったりするし変な音が突然入ったり、とかそういう飛び道具的なものも随所に配置されていて、スムーズに流れていきそうなところをそうはさせるか、的な気合いが感じられたりして、尖っている。なのに全体的としては非常によくまとまっていて聴きごたえのあるモダンなロックアルバムフロムブラジル、という趣である。何なんだろうなあ、この一筋縄でいかない感じ・・・。ちなみに時折とんでもない飛び道具ギターが聞こえるのだが、それはやはりプロデューサー様の仕業だったりして微笑ましい。そして全体的に非常に何故か艶めかしく、それもやはりこのアルバムの不思議さに拍車をかけているのだった。