Ribbons

告知更新!

csgb @Bar fam 2019年4月27日(土)21:00〜 ¥1500(1D)

Guest DJ: YMDMKT, 立花実

DJ: 5atoru, shinshin, tdsgk 

ゲストもあの男YMDさんと盛岡から立花さん!連休中何かとお忙しいかと思いますがよろしくお願いいたします。

 

そしてその2日後は

Zafari @Bar fam 2019年4月29日(月)21:00〜 ¥1500(1D)

DJ: Yamada, 5atoru, tdsgk

 同窓会ノリは微塵もないであろう摩訶不思議パーティになること間違いなし!

 

さて昨日はレコードストアデイ(RSD)だったわけである。まあここ数年は日本でもすっかり定着した、のであろうか。毎年結構な数の限定アイテムが出るようになって面白い、のだが・・・。

 

まったく個人的には、いやもう普通に自分のペースで買いたいからそのRSDに合わせてのリリースとか止めて・・・。普通にリリースして・・・。全く普通にそのRSDの日には朝から仕事の人間としては、あんまり楽しい気持ちになれないものなのだよ・・・。

 

でも、レコード屋さんが潤うための日、なのでそれはとても大切である。そうでないと私のような人間はブレヒトの「アラバマ・ソング」のように「I tell you we must die」なわけで、それはとても大切なことである。でも、なんか数か月後のレコード屋のバーゲンコーナーに大量に売れ残ったRSDアイテムがわんさかあるのを見たりすると(アルバータでもハワイでもそうだったので、本当に世界中そんな感じなのかな)、やはりあんまり楽しい気持ちになれないものなのだよ・・・。

 

まあレコード店にとって公平で、そして利益を上げられるのならばまあ、しょうがないのかも、とか思うのだが、とある客の立場としては、普通にマイペースで好きなレコードを買いたいなあ、と心から、本当に心から願うのであった。もう毎年RSDのたびに何だか心すり減らされて、レコード買うのもレコード買ってる人見るのも嫌になってきたりして、そんなにメンタル強い方でもないのでしんどいのだよ・・・。

 

まあ生き死にには関係ない話だし、それで利益を上げている立場でもないので、まあレコード店が盛り上がって存続するためなら・・・、と耐えがたきを耐え忍びがたきを忍び、の毎年この日なのである。はー・・・。

 

そんな腐った気持ちを追い払うべくThe Sisters Of Mercyの「Vision Thing」

Vision thing (1990) / Vinyl record [Vinyl-LP]

Vision thing (1990) / Vinyl record [Vinyl-LP]

 

 を聴く。UKの所謂ゴシックロックの代表格である彼らの最新作である、とは言えリリースは1990年なので29年も前の作品であるが・・・。これ以降コンピ2枚とシングル2枚しかリリースしておらず、ライヴ活動のみなんだよな・・・。そもそも先日ライヴを観たzArAmeのISAIさんが彼らのTシャツを着ていて死ぬほど衝撃を受けたので、くすぶっていたシスターズ熱が爆発し今全作品聴きなしている真っ最中なのである。このサードアルバムはJim Steinmanがプロデュースに参加していることもあって、音の感触はメタリックなギターが目立ちハードな感触である。今作ではギターで元All About EveのTim Brichenoやベースで元Generation X、元Sigue Sigue SputnikのTony Jamesも入り(とは言えTonyは全体のうち約20分ぶんくらいしかベース弾いてないらしいが)久々にバンド編成となっていたので盛り上がったよなあ、当時・・・。今作を一言で言えば「ぎりぎり」な感じで、べったべたなハードロックになる一歩手前で踏みとどまっている音楽、である。音の処理がもうちょっと違ったらもはや産業ロック、と言っても過言ではない勢いになりそうだが、最終的にラフミックス時の音源が使用されているらしく、そこらへんは何となく彼らも気にしていたのかな、とか今さら思ったりもする。でもやはりどんな音であっても、ヴォーカルでシスターズの中心であるAndrew Eldritchの活舌の悪そうな、地を這うような低音ヴォーカルが聞こえてくればもう無条件に嗚呼シスターズ最高・・・、となってしまうもんであるが多分世界中のシスターズファンってそういう感じなのじゃないかな・・・。でも以前はほぼ黒ずくめだったのに最近のライヴとか見ると坊主頭でカラフルなジャケットとか着ていて、そういやフジロックの時もそうだったんだよな、見たかったような見たくなかったような、と複雑な気持ちにもなったりする。ただ、シスターズのアルバムはどれもなんかこう、悪い意味ではなく実はひ弱なのに悪ぶっているうちに開花しちゃったような、そういう憎めなさがあって最高なんだよな、と2019年になっても思うので私もやはりTシャツ買った方良いのかな・・・。