Cry For Another

来週土曜日!

PATR!OT @bar fam 22:00~ ¥1500(1D)

Guest DJ: tdsgk ( AOBA NU NOISE, csgb ), qumico ( La feat, freewill ), OKI ( NIGHT VACATION ), o-ba ( loaded)

and PATR!OT DJs

 

楽しいイヴェントにお誘いいただきました!アイディア出過ぎてまとまりつきませんがよろしくお願いいたします。

 

で13周年!更なる追加出演者も!

AOBA NU NOISE 13th Anniversary Party @Hi-hat Sendai 2019年7月6日(土)

(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: 空間現代、ZVIZMO(伊東篤宏+テンテンコ)、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

&AOBA NU NOISE crew

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live:食品まつり aka FOODMAN、海風土(テンテンコ+Manabu Murata aka J<KURUUCREW、AKBK>)、Se9ence×Casin 、!?どっちがDOCCHI!?、King Rambo Sound

 もちろん東京やら京都やら凄いところの方々にお越しいただきますが、在仙組も結構とんでもない組み合わせになってきましたので、皆さまよろしくお願いいたします!

 

しかし音楽の聴き方、というか聴かれ方も大分変って来ていたのだなあ、と最近のiTunes終了、ということでザワつく世の中を眺めながら思ったのであった。

 

昔は私も全然ダウンロード、などということとは無縁の素朴な生活を送っていたもののインターネットを手にして(?)、レコード盤を買えば無料でダウンロードできるクーポンが付いてくる、と言う世の中になってからは何だかレコードを買って聴いてダウンロードしてそれをCDに焼いて車で聴いて、と言う生活になってきたもので思えば大分昔とは変化したものよのう・・・、とかいっちょ前に感慨深くなってみたものの、ん、結局「音楽ソフト」というものありきの音楽生活には何ら変わりなく、寧ろめんどくさい手順を踏んでいるだけ、という面もあったりして、あれ、結局何も変わってないのか・・・、と気づいてしまったのでこの話題はここで終わりにしたい・・・。

 

おかしいな・・・、ちゃんとiTunes活用しているから何等かの影響は受けるはずなのでそれについて語ろうと思ったら、結局iTunesはPCでダウンロードしたものを保管してCDに焼くいわば「倉庫&工場」の働きでしか使っていないので、iTunesそのものが更新されなくなっても結局「倉庫」としての機能のものがあれば何ら影響がない、ということに気づいてしまったのだ。自分、意外にちゃんとPCで音楽を聴くことはしていないけれども、今の時流に合った感じだよな、とかぼんやり思っていたのだが、そうか肝心の「音楽ソフトありき」という点で何ら革命が起きていなかったのだな・・・。確かに今も目の前のターンテーブルでは佐藤允彦高橋悠治のレコードが回っておるし、先週末はハードスケジュールの横浜出張でレコード増えたし、結局私の場合30年以上前と何も変わっていない、と言うことを今再確認したので今日の拙ブログは、ちょっと失敗、ということで、はい、何も変わってませんでした、そして多分変わりません、という宣言になってしまったのであった・・・。

 

なんかさあ、音楽って形のないものだからこそ、せめて形にしておいてもらいたい、と思うのだな、古い人間としては。だからClaude Fontaineのファーストを聴いているのだった。 

Claude Fontaine [Analog]

Claude Fontaine [Analog]

 

 アメリカ人女性シンガーのファーストなのだけれども、これがいつの時代のどこのレコードなのか、ということが全く分からないくらいの音楽になっていて何だか物凄く惹かれる。何でもロンドンのHonest Jon'sを訪れて初めて聴いたレゲエにノックアウトされて、という経緯を持っているらしくSteel PulseやKing Tubbyやらと一緒に仕事をしてきたミュージシャンを従えてレコーディングされたA面は、もう音質からしてStudio Oneで70年代に録られたんですか、という完璧な音質によるレゲーで、まず慄く。慄きながらB面に針を落とすと今度はボッサ~MPBのりの(Airto Moreiraが参加してるんだよな・・・)曲だらけ、になっていてもう何が何やらわからない。わからないのだけれども、彼女のビギナーズラック的な出会いによって生まれた、出来上がってみたらレゲー、出来上がってみたらMPB、という音楽はとんでもなく新鮮に響く。何よりも彼女の甘く、囁き感のあるヴォーカルが心地よく、ビターなメロディだらけの曲(Michael Franksの「Antonio's Song」が連続しているようだ)にぴったりマッチして、何だか中毒性の高い官能的な仕上がりなのである。まあ、でも日本にはKahimi Karieがいたじゃないか、と思い出す向きもあるかも知れない。いずれにしてもそれは最高、ということである、よね。でも、色々あってもまずは絶対皆聴いたら一度はびびる、そういう衝撃のデビュー作。