On The Air

PATR!OT @bar fam 22:00~ ¥1500(1D)

Guest DJ: tdsgk ( AOBA NU NOISE, csgb ), qumico ( La feat, freewill ), OKI ( NIGHT VACATION ), o-ba ( loaded)

and PATR!OT DJs

今月のcsgbは6月28日(金)の予定です。

AOBA NU NOISE 13th Anniversary Party @Hi-hat Sendai 2019年7月6日(土)(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: 空間現代、ZVIZMO(伊東篤宏+テンテンコ)、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

&AOBA NU NOISE crew

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live:食品まつり aka FOODMAN、海風土(テンテンコ+Manabu Murata aka J<KURUUCREW、AKBK>)、Se9ence×Casin 、!?どっちがDOCCHI!?、King Rambo Sound

 以上、よろしく!

 

私の職場には昼休み時パン屋さんがパンを売りに来る。売りに来るのだけれども、私の昼食は外に出るか弁当かセヴンイレヴンのサラダ系、と決まっているのでこれまでなかなか縁がなかった。

 

しかしこの間セヴンイレヴンのパスタサラダにパン、という組み合わせでスマートに昼食を終わらせようとしたら猛烈になんか足りなくて、初めて売りに来ているパン屋さんのパンを買った、「タンドリーチキン」、と言うパンを。

 

そうしたら食べ進めても食べ進めてもポテトサラダしか出てこず、やっとほぼ最後の一口で小指の先ほどの肉片が出てきて、それがタンドリーチキンだったようだ、という事態になっていて、何だかやり場がなさすぎる怒りがどこにも発散できなかったので、何かの爆破予告をするかバンド組むか、しかない心持に追い込まれてしまったのは想像に難くないだろう(いや難いだろうというのは嫌と言うくらいわかっている)。

 

なので日曜日に自分でタンドリーチキンを作った。とは言え当然ながら家にタンドゥール(窯)なぞあるわけないので、「タンドリーチキン」で検索すると一発目に出てくるコウケンテツさんのレシピで、フライパンで作る、しかも漬け込みも1時間程度でできるやつをうおおお、と作った。

 

ところで何となくタンドリー、ではなくタンドゥーリ、という呼称でここからは行きたいのだが。いや、なんとなくこっちの呼称の方がPandit Pran Nathっぽくて好き、というか・・・。 

Ragas

Ragas

 

 

実はこのオレンジページのレシピで何度も作っているのだが、どうもイマイチ納得がいかない、というかタンドゥールで焼いているわけでないからタンドゥーリチキンとはまた違う、あくまでタンドゥーリエスクなチキン、ということは百も承知である。それでもそのエスクだったとしても、なんかもっと完成度を上げられないだろうか、と言う悩みがあったのだが、今回は前週のその1人ではやりきれない思い、1人では解けない愛のパズル、を抱いていたので考え抜いてケンテツさんのレシピにアレンジを加える、というか漬け込んだ鶏肉をフライパンに入れる際にちょっと漬け込んだ余分なタレを手で取る、とかちょっと中火のところを強火に、とか焼いている際に出てくる水分をキッチンペーパーで取りながら焼く、とかほんのひと手間(あと鶏肉を切り分ける段階で目立つ筋を取る、とか)やったら、かつてないほど完成度の高いタンドゥーリエスクチキンが出来上がったので、先週のそのやり場のない思いは見事に昇華された、というかバンド結成するまでもなかったし、アカウント凍結されたりはたまた逮捕されたりするような、そういうリスクも背負わずに済んだのでこういう小さな、ささやかな楽しみはとても大事だ、とくになんかと斗うことに、もしくはなんかと戦っている人間に付き合わされなきゃいけないようなこんな今の時代では。

 

唐突にPeter Gabrielブームが到来しているからファーストから4枚目までをずっとブックオフでリマスターを揃えていく、ということをしている。5枚目6枚目を良い感じでアナログでもCDでも持っているもので・・・。

So-25th Anniversary Edition (Remastered)

So-25th Anniversary Edition (Remastered)

 
Us [12 inch Analog]

Us [12 inch Analog]

 

 まだ4枚目はないのだが、まあ時間の問題だろう。最近はセカンドが熱い。

Peter Gabriel 2-Remastered

Peter Gabriel 2-Remastered

 

 1978年発表の通称「Scratch」である。タイトルが少なくとも4枚目までないので通称しかないのだが、まあこのジャケ、良いよなあHipgnosis・・・。裏ジャケの荒涼とした、寂寥感漂う感じの写真も良いのだが。Robert Frippプロデュース、ということでGenesisKing Crimsonの合体か、ということにこないだ気づいたのだが私、恥ずかしながらその方面の音楽に全然明るくないので詳しくは語れない。しかしこのアルバムでもRobert Fripp印っぽいギターが随所で聴かれ、更にはハイテンション、時にファンキー(!)だったりするナンバーからとんでもなく鬱っぽい感じの曲に、泣ける感じのバラッド、という、なんかもしかしたらPeterさんも何かと折り合いをつけようと頑張っていたのかしら・・・、と思えたりもするちょっと濃密なアルバムである。知らなかったのだがこのアルバム評価が分かれたりしていたらしく、それもまあわからなくもない、言ってしまうとわかりやすい「華」の要素は薄い作品かも知れない。でもなんか嫌いになれないし、なんならこのちょっと見え隠れするナイーヴさも良いのだよね、とても「ベストライヴはOtis Redding」なんて言ってのけてしまう人が唄って作ったとは信じられないほどの・・・。

 

しかし全体的になんとなく、どっかで聴いた空気感だよなあ、と思いながらずっと聴いていたのだが、これDavid Bowieの「Station To Station」とか「Heroes」とかに通じるものがあるな、とふと思い当たった。

STATION TO STATION SPECIAL EDITION

STATION TO STATION SPECIAL EDITION

 

"Heroes" (2017 Remastered Version)

 

 別に参加メンバーにRoy Bittanがいたり、Robert Frippがいたり、という問題でもなさそうだし、なんだろう、優れたミュージシャンが時代の空気を吸い込んで吐き出しながら作ると似てくる、ってことなのか・・・。