Datura's Crimson Veils

今月のcsgbは6月28日(金)の予定です。

AOBA NU NOISE 13th Anniversary Party @Hi-hat Sendai 2019年7月6日(土)(第一部)19:00~23:00 ADV.¥2500(+1D)DOOR.¥3500(+1D)

Live: 空間現代、ZVIZMO(伊東篤宏+テンテンコ)、Contraire、Waikiki Champions、Masaki Saito

&AOBA NU NOISE crew

(第二部)23:00~ DOOR.¥2000(本編第一部参加の方は無料)

Live:食品まつり aka FOODMAN、海風土(テンテンコ+Manabu Murata aka J<KURUUCREW、AKBK>)、Se9ence×Casin 、!?どっちがDOCCHI!?、King Rambo Sound

 以上、よろしく!

 

さて、昨夜のPATR!OT、呼んでくださった皆様、お越しくださった皆様、ありがとうございました!せっかくの機会なのであんまりやったことないようなことを・・・、と思ったらNurse With Woundへのオマージュも込めてBrigitte Fonatineの絶叫からスタートして小野洋子女性上位ばんざいに突入したのちに欅坂46へとつなぎそこから色々あってきゃりーぱみゅぱみゅだのLOVEマシーンだのカナやんだのなんだのを経由して最終的にチャットモンチーで終了、という深夜にやるもんじゃない、でも深夜じゃないとできないテンションの地獄ジェットコースターでした、すみません・・・。でもとても楽しかったです、またよろしくお願いいたします!

 

って今朝の4時くらいまで飲み続けて、でも快調にさくっと起きて、日曜日だけど来週のために今日のうちにやっつけておかないと、という若干昨日から重ーく私にのしかかっていた持ち帰りの仕事が午前中のうちにあっさりと嘘のように終わってしまったところで、何だか呆気にとられているのだが実に喜ばしい。

 

これは多分、最近よく仕事絡みで実感するのだが、さすがに20年くらいやっていると嫌でも何だか色々スキルは身につく、ということと関係しているのだと思う。基本的に私はどうしても、誇張でもなんでもなく毎日毎日、「昨日からこの仕事に就いたばかり」という感じで過ごしているので何だか日々のルーティンの前でもめっちゃ憂鬱になるし、今まで何回もやってきたはずのこともやるまで胃が痛くて、で終わってほっと脱力、ということを繰り返している。だから、知らず知らずのうちに身についていたスキルのことをふと感じたりすると、あら・・・?と不思議な感覚に陥ってしまうのであった。

 

ということで全く無自覚なまま色々どうも積み重ねがあるっぽい、と気づかされたりする昨今だが、ふとその積み重ねの感覚、という視点から見てみるとその積み重ねに多分に自覚的過ぎる人が多くて、その積み重ねがある、ということに無上の喜びを感じている人がいるんだなー、ということが何となく見えてきたりもした。なんかそれだけで世の中渡っていこうとしてるんじゃないか、というかそれがあれば他に何もいらない、みたいな勢いで。

 

いや、良いんですよ。でもなんか若い人に「経験からくるアドヴァイス」とかじゃなくて「経験自慢」「相手に経験がないことを自分が経験あるからって批判」みたいな場面に出くわすと、何なんだろな、と思わせられることも確かである。いや、それって長くやってればそういうのが貴兄にあって、まだ若い相手にはない、って当たり前じゃん・・・、って思わせられることが職場で多々あるのだけれども・・・。まあ、でも私みたいに「仕事全般本当に嫌だから早く終わらせて色々したい」という強固な意志のもとに身に付いた(と思われる)経験とやらとか、まあ全く別物で経験とか積み重ねとか呼べないものなのかも知れないから私には色々理解できないだけなのかも知れない、そういう心持ちが。

 

まあ仕事に関して言えばそういうこと考えたりすることもあるけれども、昨夜のDJのこととか考えるとComplexの「Be My Baby」のイントロを延々ループさせたいがためにCDJのループのやり方を初めてイヴェント前に習う、とかやってるわけで(うまく行ったが)、まだまだガチの駆け出しである。「人生はビギナーズ

ってことか、色々と・・・。

 

しかしいつになったらあんまり考え込んでどよーんとかならずに仕事とかやっつけられるようになるのかしら・・・。やっつけられることはやっつけられるんだけど、その前にどよーんとなってしまうのがしんどいのだな。でも今日はやっつけたからEarthの「Full Upon Her Burning Lips」を聴く。

FULL UPON HER BURNING LIPS

FULL UPON HER BURNING LIPS

 

 CDプレイヤーをリピートに設定して午前中本当にずーっと延々聴いている。5年ぶりのアルバムである。復活してから前作までどんどんどんどんいろんな楽器が増えていって、前作 

Primitive and Deadly

Primitive and Deadly

 

 ではヴォーカルまで、という展開だったけれども、その後Dylan Carlsonのソロとか精力的な活動、一方で健康不安、とか色々あっての久々のEarthの名義は完全デュオによる作品である(もちろんオーヴァーダブとかはあるわけだが)。だからインストでドラム(パーカッション)、ギター、ベースしか入っていない。そして「良いリフだったらずーっと聴いていたいから」という理由でこのスタイルになったというだけあって、展開はあれど本当に延々ミニマルの極みのようにリフの反復が今作では非常に印象的である。だからリピートで聴いていると何だかどれがどの曲だかわからないような感じになってきたりもするのだが、実に気持ち良い。またAdrienne Daviesの独特のタイム感で叩かれる、ゆったりのったりしたドラミングが前面に出ていて、そのグルーヴってのが実は現在のEarthに於いては肝なのだな、と気づいていたはずなのに今一度気づかせられる目から鱗の作品。めちゃくちゃ新鮮な気持ちで今一度聴ける、ってことはこれ物凄く緻密に作られた作品なんだろうなあ、こんなに好きなだけやってますー、みたいな勢いで繰り返されるリフのアルバムなのに。

 

しかしSunn O)))の新作

LIFE METAL (ライフ・メタル)

LIFE METAL (ライフ・メタル)

 

 と言い、ここに来て凄くシンプルな感じになってきているのにとんでもない傑作をこの両者が今年リリースした、というのは幸せな年なのかも知れない、音楽以外の他のことは全っ然そんなことないのだけれども・・・。