さて昨夜無事にAOBA NU NOISE13周年の宴も終わった。取り合えず午後4時過ぎ、イヴェント開始前から会場近くの中華料理屋でどかどかビール大瓶を飲み始めて、なんだかんだで朝4時過ぎくらいまで飲み続けてしまったが、とても楽しかったからか全く今日は酒が残っていない。やはり持論の「楽しい酒は残らない」というのはLeonard Cohenの「True Love Leaves No Traces」
と同じくらいの格言として後世にも伝えていきたい。これ職場の飲み会とかだったら今頃私もう全く身動きできなくなってたんじゃないかな、下手したら明日まで。
しかしAOBA NU NOISE前日のイヴェントから見たテンテンコさんも伊東篤弘さんも村田学さんも、そしてAOBAでのZVIZMO、海風土、空間現代、食品まつり、どれも本当にすばらしいライヴで、何だか昨日まで仕事の休みが2週間くらいなかった状態だったけど浄化されたな。
私たちEVOLは相変わらずの出たとこ勝負のロックンロール大喜利大会で、何故か4つ打ちを頑張って2人してつなぐ羽目になったり、夜も遅くなってから無慈悲なハードコア大会、とかやってましたな。また、私が今回かけようかな、と思いながらも家に置いてきたPublic Image LimitedとかDepeche Modeの、まさに私がガチでかけようと思ってた曲を相棒の大久くんが流す、という相変わらずの完璧なミラクル具合に涙が出そうになったりした。これだからなかなか止められないのである。いや、止める気もないのだが。
また今回諸事情で初のHi-Hatでの開催となったのだけれども、ライヴもDJも凄く出音が大きいのに疲れない、凄く良い感じにバランスの取れた音響の箱だったので最後まで辛くならずに音楽が楽しめた。今回のイヴェントの楽しさの原因はHi-Hatにもあるのかな・・・。何か夜中の3時くらいに、「楽しいな・・・」と思ったりして本当に良い時間が過ごせた。途中腹が減ったらカレーもあったり、なんなら最近仙台のイヴェントに引っ張りだこのフォースタンド「ニンジャドーター」もあったり、長期戦への備えがばっちりだったことも良かった。しかしニンジャドーターのフォー、あまりにも美味しすぎて2杯食べてしまった。トリビュートの意味も込めてFrank Chickensの「アイ・アム・ニンジャ」
をかけようとしてかけるタイミングを逸したのが昨夜の唯一の後悔点である。
ということで昨夜の極私的な振り返りをつらつらと書いてみたが、まあ不思議なイヴェントである。もっとお客さんが来れば凄く美しい話にもなるのだけれども、そうならないのも何となく、諦めているわけでは全然ないけど、わかる。でもずっと何となく好きな、色んな音楽が色んな時間で流れているイヴェントって私としては非常に楽しいので、まあもっと楽しめるうちはやりましょう!
ということで今日は昼近くに起きて色々しながらたくさんレコード聴いたら元気になってきた。ところで最近レコードがもう収拾がつかなくなりつつあるので、なんかデータベースを・・・、とか本屋さんの在庫検索システムってどうなってるんだろ・・・、とか思いつついる日々なのだが、どうせあれでしょ、世の中AIだのなんだのでそういうこともお家で手軽にできるようになるんでしょ・・・、と何故か無駄に絡んでみたり。そういや話がずれるのだが、「アレクサ」とかってよくわかってない(なんかスピーカーですよね・・・)けど凄くEinsturzende Neubautenっぽいですよね・・・。2人合わせたみたいな・・・。
今日聴いたレコードはHatchie
とMarti Jones
Used guitars (1988) / Vinyl record [Vinyl-LP]
- アーティスト: Marti Jones
- 出版社/メーカー: Import
- 発売日: 2000/01/01
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とSouthern Death Cult
とかであるが、今日聴いておおおおおお、と悪い血が騒ぐくらいに興奮したのは(もちろん上の3枚も全て最高)Red Lorry Yellow Lorryの「Nothing Wrong」であった。
- アーティスト: Red Lorry Yellow Lorry
- 出版社/メーカー: Situation Two
- 発売日: 2014/10/22
- メディア: LP Record
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1988年リリースのサード(?)アルバムであり、Situation Twoに移籍しての初の作品である。なんかやはり当時から気になっていたけどここ数年こつこつと出会う度に彼らの音源を入手していたのだが、これもやはりつい先日のレコードフェアで激安で購入し、興奮して聴いている。確か我が家には結構彼らのレコードあるはずなんだが、何だか探すのが面倒で(ここで上での検索システムだのデータベースだのの話になったのだ)・・・。基本的に疾走感を孕みながら、暗く進行する(ゾクゾクする)メロディに暗いヴォーカル、ジャキジャキのギターにリズムマシーン、というまあ、80年代に流行ったゴス的な感じのバンドなので、まあ好きな人は好き、という一言で終わらせて良いでしょうか・・・。でもここでのサイケデリックなスケールの広がり、また何故かBooker Tのカヴァーとか、明らかにバンドが上り調子であるような、そういう感覚を(錯覚、という表現の方が適切なのかな・・・)与えてくれる充実作。やっぱりいくつになってもこういうのは大好きです、とかまたそういうまとめを・・・。