Is This Nice?

10月にはもしかしたら私の誕生日というどさくさでなんかやるかも・・・。 

 と一応言い続けてますが、やるのかな・・・?普通に飲み会が良いかもなあ。

csgbは10月25日(金)の予定です。東京出張前日だ・・・。

キララVol.3 @bar fam 2019年11月23日(土) 17:30open 18:00start ¥2500(+1D¥500)

Live: K.T.M.X. ( Love Love Straw, all tomorrow's party )、佐野史紀( SOFTTOUCH, BEDTOWN )

DJ: tdsgk ( AOBA NU NOISE, csgb ), 浅野芳孝( Love Love Straw, ビデオボーイ )

 よろしくです。

 そして年内最後の

AOBA NU NOISE @Hi-Hat 2019年12月14日(土)

 今回もHi-Hatでやります!年内は最後ですのでよろしくお願いいたします。また、来年の2月には東京でまたAOBA NU NOISEやるつもりですので、お楽しみに!

 

私は目が大変悪くて、思えば13歳頃から眼鏡とかと共に生きる生活を送っているわけである。ずーっと眼鏡を使っていたのだが、22歳の頃、バイト中に眼鏡が崩壊して裸眼(0.04くらい)で接客する羽目になる、という地獄を経験したので、それ以降コンタクトレンズを使っている。

 

めっちゃくちゃ酷い乱視なので初めてコンタクトレンズを作った22年くらい前はハードレンズでしか矯正できず、まあ以来ずっとハードレンズのコンタクトレンズを使っているのだが、そうこうしている間にソフトレンズでも乱視の矯正ができるようになったり、はたまた使い捨てレンズ、というものの台頭もあって、すっかりハードレンズを使っているのは珍しい人、という感じになっている昨今である。

 

が、この間、運転免許の更新を控えてどうにも見えにくくなってきたので新しいコンタクトレンズを作ったのだが、まあやっぱりハードレンズにしてしまった。だって今さら色々、ねえ・・・。ということで今は新しい視界で暮らしているわけだが、やっぱりちゃんと苦労せずに見えるのって素敵なことですな・・・。今まで物凄く顔をしかめて目を細くしたり大きくしたりして、やっとの思いで見えていたものがすんなりと見える、というのは、何だか今までも経験あったはずなのだけれども、「啓示・・・」、みたいな敬虔な思いに駆られたりする。

 

しかし今回作るにあたってまた視力検査を行ったのだが、乱視がひどくなっているようなのだった。おなじみの「C」みたいな例の視力検査のアレが、裸眼だと三方向くらいに穴が開いているように見えたりして、はー・・・、という気持ちになったりして、あー目の良い暮らしをしたい人生だった、とか思ってしまった。裸眼で暮らせる、ってとってもワンダフルなことなので、もしここをお読みの方で裸眼の方がいらっしゃったらこんな拙ブログなぞ読むのを止め、PCを閉じるとかタブレットスマートフォンを切り、遠くの景色だけを眺めて暮らして目を大事にしてほしい、そう切に願うのだった。

 

というのは冗談としても、乱視だと本当に裸眼で見える世界は「見えそうでやっぱり全然見えてない」という感じが強いので(つまり視力は視力で悪いのだけれども、そこに乱視が入ると更に悲惨なのである)、より一層なんだかもやもやした感じが募るので、もしかしたらそれは私の思考にも、もしかしたら嗜好にも少なからず影響を与えているのかもなあ。

 

もし目が良かったらもっと違う音楽を愛好したり、もっと違う絵とか、もっと違う人とかを好きになったりしていたのだろうか。たとえばDevendra Banhartの「Ma」とかじゃない音楽とか。

Ma [Analog]

Ma [Analog]

 

 会心の一枚、とはまさにこういうアルバムのことを言うのだろう。10枚目?のアルバムである。勿論ずーっとコンスタントに良い作品を出してはいたのだけれども、今回もそうねー、良いねー、と私たちが贅沢になっていたのかまあまあ佳作だよな、という感じがしていたのだが、ここに来て強烈な傑作である。とは言えいつも通りの英語ポルトガル語スペイン語(今回はそこに日本語も!)で、基本的には彼の優しいヴォーカルを中心に据えた曲が並ぶ、という感じなのだが今作はめちゃくちゃ深みがある。両親の死とかも乗り越えた作品、というのをどこかで読んだのだけれども、それが影響しているのかどうか、これまで色々やってみました、感があったのだがそこに凄みが増した、というか。The Velvet Undergroundっぽさは相変わらずだし、トロピカリズモ的な感じも相変わらずなのだが、どれもスケールが増していてブラスの入ったVUみたいな感じだったり、もうこれはJoao Gilberto?みたいな(言い過ぎ、と思われるかも知れないが、まあ言い過ぎかも。でもそう思った瞬間がある)感じになっていて、一味加わるか深まるか、という感じが強い。アクースティックギターメインの曲はLeonard Cohenか、とか思った瞬間もあることを付け加えておきたい。でもやはり予想のつかない感じは、40歳を目前にしても健在だし、今作では初期細野晴臣感まであって・・・。なんかこう固有名詞を出して語ってると凄くつまらないけれども、ワインの味とか形容するのにナッツ感が、とかチョコレート感が、とか言うじゃない、ねえ・・・。とまあそれは置いておいてここ3日間、車でずーっと聴きまくっているのであった。名盤でしょう。ちなみにラストのVashti Bunyanとのデュエットは、もう、ね、昇天もの、である。