Mae Natureza

普通にいやいやちょっと休みになったぜ、とか言って色々やって寝て起きて寝て起きて寝て起きて、とかしていたら年が明けていた。2020年もよろしくお願いいたします。

 

こんなにも新年を迎えた高揚感のようなものとは全く無縁のままここまで来てしまったのは、まあそういや喪中だった、ということもあるけれども(去年は親戚関係だけで4回もお葬式に出たな・・・)、なんとなく今この国に住まう、ということにまつわる(少なくとも個人的には)モヤモヤのせいで、なんだか晴れないなあ、という感じである。今年こそまともな政治にまともな金の使い方、とかを心からお願いしたいんだけど、どうなんですか本当にこの国政は。どんどん増える税金とか、もう払いたくないな、って思うんだけれども。

 

まあそれはそれとして、今年も健やかに楽しく生きたいものである。色々あると思うけれども、少なくとも私の友達たちは最っ高にファッキン・クールで本当にナイスな方々であることに変わりはないと思うので、そこは全然問題なく今年も楽しく暮らせるに違いない。

 

仕事は・・・、もうなんか2019年にかなり諦めモードに入ったので、もうどうでも良い。興味がない。目をつぶったり息を止めたりしながら2020年を早く終えたい。もう仕事始めもまだだが始まらなくても良いし、始まった瞬間に仕事納めしたい。

 

と2020年の展望を語り始めてしまったが、その前に去年の暮れを振り返らないと。2019年の末、26日のLoopcafeでの忘年会DJは、なんか無駄にアゲ気味なレコードしか持って来てなくて、他の皆さんの本当にスムーズな流れのDJを聴きながら、死んだな・・・、とか思っていたが初志貫徹でやり切った。そろそろユーロディスコのりのDJは封印、とか思ったりしたのだができるわけないことは言わない方が良い。

 

そして30日のcsgbは2010年代のベスト、という全く考えたこともなかったような切り口でレコードを選んでみたら意外に1曲1曲の強度が高い選曲になってしまって、真夜中に、がしがしと酔いも手伝って叩きつけるようなDJになってしまったのだが、詳細は素面でも覚えていない人間なので、更に覚えていない・・・、とか言いながらその夜既に2回もかかる、という異常事態だったのに知らんぷりしてBeckの「Up All Night」

COLORS [LP] (TRANSPARENT YELLOW COLORED VINYL) [Analog]

COLORS [LP] (TRANSPARENT YELLOW COLORED VINYL) [Analog]

  • アーティスト:BECK
  • 出版社/メーカー: CAPITOL RECORDS
  • 発売日: 2017/10/13
  • メディア: LP Record
 

 をちゃっかり、その夜3回目になる感じでかけたことは覚えている。いや、今更ながら最近聴いて一番興奮した曲だったもので・・・。しかし楽しかったなあ・・・、という記憶はあるので2020年もこの調子で、DJとかもできる限りしたいものである。

 

また、やっぱり年末には群馬県の高崎にあるSomewhere In My Heartでもご一緒している友人リカちゃんのカフェが閉店してしまう、ということで同じくSWIMHのミエさんと共に閉店前にサプライズで行くことができたのが良かった。本当はもっと行きたかったし、良いお店だし、これからも面白いことがあのお店から生まれただろう、と思うと名残惜しいし、なのだがまずはちょっとゆっくりとしていただいて、また一緒に遊びたいものである。とりあえずお疲れ様でした!

 

さて2020年の展望に話を戻すと、何となく今年はもっと仙台の街中をぶらりと歩いたりする余裕が欲しいな、と思うのでそれを今年の目標にしてみたい。何となくここ最近、ちょっとまた仙台が私の知らない街、みたいな顔をしだしているような気がするのでそれをちょっと探りたい、と思う。

 

音楽に関しては、今年も聴く時間を何とか、何とか捻出して過ごしたい。決して音楽は「応援歌」とやらではない、と私は思うのだけれども、少なくとも楽しみを与えてくれる大事なものなので、大事に聴いたりしていきたいが寝落ちしないようにしないとな、夜・・・。

 

まだまだ書き足りないので更新が続くことになると思うのだがLeonardo V. Bocciaの「Homenagem」を聴く。 

Homenagem

Homenagem

  • アーティスト:Leonardo V. Boccia
  • 出版社/メーカー: Tratore
  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 年末に入手して以来、ずーっと聴いている。当時バイーアの音楽を研究していたらしいイタリア生まれの音楽研究家のBoccia教授が、ブラジルで1984年に出したレコードの再発、である。とは言え勿論全然知らなかったわけだがUSのレコード店からのメルマガで興味を持って入手してみたわけである。基本的にショーロがベースになっていて、それに加えてブラジル各地の音楽の特徴が織り込まれているのだが、そこに時代を反映してシンセが、リズムマシンが、という感じになってきてかなり不思議な手触りである。彼のギタープレイを堪能できるインストがメインではあるが、幽玄な女性ヴォーカルが入ってきたり、シンセもニューエイジ的というよりは何だかアシッドな空気感を醸しだしていたり、ちょっと何かが振り切れてしまったような混ざり具合で凄く面白いのである。なんかもう面白い音楽ってキリがないんじゃないか、という所謂「沼」への新たな誘いの作品。