詳細です!
Rare Rec Lounge~平日珍盤集会~ @bar fam 2020年1月27日(月)19:00~ ¥600(1D)*珍盤カレーあり
tdsgk, D.O.I, Ryota, Hiroshi, Yucchi
なんか、畏れ多過ぎるメンツだ・・・。そんな中で珍盤、と言えなくもないであろうレコードを持っていきます!
なんか本当に世の中キナ臭くてキナ臭くて、2020年ちょっと気が重い、というのは今年最初の更新で述べたことであるが、こんなに嫌な感じの年明け、ってのもなあ、とCNNとか見て思っていたのだが、2021年も無事に迎えられることを願う。
それはそれとしてもう年末年始のお休みが終わってしまう。私は2019年から2020年にかけて、実に15年ぶりくらいにゆっくり休めた、というか仕事のない日を設けて連続して職場に行かずに済んだ、のであるがそれも今日までの命、である。昨日辺りから凄く鬱々としていて、それは世界情勢のせいなのか、それとも日本のバカ政権&取り巻きどものせいなのか、と思っていたが(それもあるだろう)、それは月曜日からまた仕事に行かねばならない、ということによるものに間違いない。ちなみに、ストレス由来らしい私の血圧の高さも、年末年始は笑ってしまうくらいに低かった、ということをお伝えしておこう・・・。
おかげで昨年最も熱く読んだ本を昨日の更新に入れ忘れてしまったではないか・・・。
昨年はこの本が、誰が何と言おうと最も読書の楽しみを与えてくれたのであった。
さて音楽は、というとこんな20枚のアルバムがとても良かったなあ・・・。
Designer [限定輸入アナログ盤 / 初回生産限定ゴールド・ヴァイナル仕様 / 1LP] (4AD0102LPX) [Analog]
- アーティスト:Aldous Harding,オルダス・ハーディング
- 出版社/メーカー: 4AD
- 発売日: 2019/04/26
- メディア: LP Record
GREY Area [輸入アナログ盤 / ホワイト・ヴァイナル / 1LP] (AGE101001LP)_687 [Analog]
- アーティスト:LITTLE SIMZ,リトル・シムズ
- 出版社/メーカー: AGE 101
- 発売日: 2019/03/01
- メディア: LP Record
勿論この数倍は新譜を聴いたと思うし、旧譜もめっちゃくちゃ聴いたのだが今考えてみるとここら辺が凄く心に刻まれて何度何度も、聴いて昂ったものである。
でも、印象に残っているのは逆にお店とかで聴いた「うわーこれ本当に嫌いだな・・・」という楽曲が多くなってきた、ということでそれはまあ多分老い、なのであろうか。本当に、まあ良いか、どころではなく、心の底から嫌だ、聴きたくない、という楽曲が増えた、というか・・・。最近はそういう嫌いな曲をShazamする気力すらないのでそのまま知らんぷりしていたが、年末の歌番組のスペシャル編みたいなものでだいたい答え合わせができた・・・。あれ本当に嫌いな楽曲だったなあ、オフィシャルなんとか、とかキングなんとか、とか菅田なんとか、とか・・・。まあ別にそんなことは言わなくても良い。人それぞれ、である。
ところで上の「20枚」のセレクトには19枚しかないことにお気づきだろうか。ということで20枚目として、Gaby Moreno & Van Dyke Parksの「Spangled」を今日は聴いていた 。
リリースされていたのすら知らなかったが、ピーター・バラカンさんのラジオのおかげで知って嬉しかったレコードである。これは「アメリカ」の音楽、ということで北米南米中米関係なく、美しい曲群のカヴァー集、という作品である。Jackson BrowneとかRy Cooderの客演によるWillie Nelsonのための曲のカヴァー(John Hiattも客演に入ってればなお一層、うおお、とかなったのだが)から始まり、パナマ、ブラジル、アメリカ南西部、という勢いで曲ががんがん続く。歌われている言語も英語のみならずスペイン語、ポルトガル語、混然一体となっていて、現在のアメリカの「ボーダー」問題、移民問題について、痛烈に皮肉を声高々、というわけではないけれどもはっきりと明朗に主張するアルバムになっている。とは言え、最早名人芸のオンパレードのような美しく、楽しいアレンジで、Gabyさんの力強いヴォーカルと共に、やっぱ音楽楽しいやん、という阿呆みたいな感想しか全編通して出てこない、凄いアルバムである。しかしVan Dyke Parksってつくづく、とんでもなくアヴァンギャルド、というかセオリーと関係ないことをやって、そんでもって見事に一つにまとめ上げる、ということにかけては唯一無二のお人だなあ、ということを再確認できる作品、でもある。