When The Phone Stops Ringing

4月11日(土)に開催予定でしたAOBA NU NOISEは開催延期、になります。

 

どっちかというとコロナウイルスに対してよりもそれにまつわる日本国のエトセトラに対してとか、また、そんな何だか落ち着かない世の中なのに下らないことだらけの仕事に対しての怒りで発狂しそうな昨今である、つまり、マスクなんか良いから金出せや!とかメール覚えたてのガキじゃねえんだからそんなに仕事のメール、思いつくたびに送ってくんなや!とか言う感じである。仕事に関して言えば、まあこんな事態になってくると色々あぶりだされてくるもので、これからの付き合い方の参考にさせてもらうことができるので良い。

 

とは言えそんな中でも何か変な感じで日常を送らざるを得ない者としては小さな楽しみを色々見つけていかねばならない。人によって色々あるだろうけれども、やっぱり私の場合、音楽だな。最近再発見して爆上がりしたのはEighth Wonderの「Will You Remember?」という曲である。


Eighth Wonder - Will You Remember

この曲のイントロは私の愛するNHKFMのラジオ番組「洋楽グロリアスデイズ」のジングルにもなっているのだが、この間の日曜日の放送の際にはリクエストでフルコーラス流れたのである。久々に聴いたら、あれ、なんで俺こんなヤバい曲を、家にあるにも関わらず長いことスルーしてたんだろうか・・・、と思い我が家のレコード

ブリリアント・ドリームス

ブリリアント・ドリームス

 

を引っ張り出してターンテーブルに乗っけたら、まるで本当に憑りつかれたように聴きまくってしまい、とくに上記の「Will You Remember?」は今の私にとってめちゃくちゃ大事な曲になってしまった。というか、せっかく初めてyoutubeの動画リンクなんて貼ってみたので、是非皆様にも聴いていただいて、この私の熱狂を共有してもらって、いずれ世の中落ち着いた際には私は絶対DJでこの曲かけるだろうから、その際にはもうアンセム化させたい、とか思っているのだが、果たして今の時代にEighth Wonder、とか言っている人間はかなりちょっとどうかしている、というのも薄々感じている・・・。子役出身のPatsy Kensitとそのお兄さんとかを中心とするバンドの、ファーストフルアルバム以前に日本で出ていたミニアルバムである。なんか86年~87年にかけては日本でやたらと盛り上がっていて、シングルだ編集盤だ、とか出ていたわけである。この私が持っているミニアルバムも1987年のカレンダー付、というまあアイドル的人気、で押していこうというノリがよくわかる1枚である。そのPatsy Kensitが後にBig Audio DynamiteのDan Donovanと結婚→離婚、Simple MindsのJim Kerrと結婚→離婚、OasisのLiam gallagherと結婚→離婚、という派手な生き様を見せてくれるわけで、そちらの方がまあ今では有名かな・・・。とは言え、ファーストシングル、セカンドシングル、Patsyの出演していた映画「Absolute Beginners」

 

Absolute Beginners

Absolute Beginners

  • メディア: CD
 

劇中歌を含むお得な今作、若干80年代後半のPWL的ダンスビートも取り入れつつ、どの曲も凄くポップで実は今だからこそ変なバイアス抜きで聴いて、とっても楽しめるエヴァーグリーンな作品なのである。この後Pet Shop Boysに提供された曲で本国UKでもやっと大ブレイク、その勢いでファーストアルバム

Fearless

Fearless

  • アーティスト:Eighth Wonder
  • 発売日: 2010/01/25
  • メディア: CD
 

 をリリース、で、その勢いで解散、という全く後世には語り継がれることのないようなグループであるけれども、それでも巡り巡って2020年に日本で生きる私に猛烈な興奮と確かな希望を与えてくれるわけだから、何がどうなるか、教科書とかガイドブックではわからないことだらけなのである、この世の中。