Direct Sunlight

4月11日(土)に開催予定でしたAOBA NU NOISEは開催延期、になります。

 

我が町仙台でもじわじわとコロナウイルスの感染者の報告される数が増えてきていて、何と言えば良いのかな、そう、感じ悪い日々、である。

 

そんな日々の感じ悪さを軽減すべく、iPhoneから仕事用のGmailのアカウントを削除した。というのも夜の11時くらいに思いつきでメール送ってきたババアがいやがった(しかもccで)ので、怒髪天を衝き、即アカウント削除、と相成ったわけである。そう、何よりもメンタルを保たなければいかん、のであるから。

 

思えば用事でもなければ出歩かないようなタイプの人間故に籠ることもとくに苦ではないので、とくに「おうち時間」的なものを取り立てて意識したこともないわけだが、なんか運動不足だな、とちょっと(まあ別に今に始まったことでもないのであるが)思い始めたので縄跳びでも始めようかな、いやなんとなく。とか、全く楽観的なわけでもないけれども生きてるからには生きてるなりに色々思いつくわけである。

 

でも・・・結局家の中でレコードとか聴いてるわけでこれが一番やっぱり楽しい。最近新譜でめっちゃ良い作品が多すぎて、しかも特に奇を衒ったわけでもない、所謂ロック・ポップスのバンドのアルバムに震えるほど良い作品がここ2週間くらいのリリースで多すぎて、まあこんな時ではあるけれども充実している。Topsの「I Feel Alive」 

I Feel Alive [Analog]

I Feel Alive [Analog]

  • アーティスト:Tops
  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: LP Record
 

 なんて、こんな化け物みたいなアルバムをよくもまあ・・・、と震えた。思えば5年前には私たちがオーガナイズした仙台ライヴとかあって(もう5年か!!)あの日のイヴェントは凄く楽しかったな、という思い出もあるから特別なバンドではあるけれどもこの、カナダはモントリオール出身の男女2人ずつバンドの自主レーベルからの初となる4枚目のアルバムは、何だか「完璧なアルバム」とはこういうものだ、という凄みのようなものを感じさせるのである。あのJane Penny(ジャケもどどーんと彼女)のなんか加工してんのか、と最初はビビる(でもライヴでもそのまんまでもっとビビった)ヴォーカルも健在、でもこれまではちょっとペースがアルバムの中では弛んじゃうかな、というポイントだったバラードも含めてスピード感が半端なく、気合入ってんなあ、という感じである一言で言えば。シンセもやっぱりふんわりといつも通り優しく全体を覆い、本当に今までとあまり印象は変わらないのに、こんなに何度聴いても飽きないアルバムになっているのは曲が全曲とんでもなく粒ぞろいだから、なのだろうな。何かFleetwood MacAztec Camera筒美京平作品を唄う80年代日本人女性アイドルとを全部同時に再生しているような、そんな、人の心を鷲掴みにしないわけがない大傑作。今週はこのアルバムを聴き続けるだけでも生きていける、って勿論他のも聴くけどそういう風に言いたくなるくらい、ということが伝わるかと・・・。