昨夜なんとなく寝付けなくて、「あー、これで緊急地震速報みたいなので目を覚まされたりしたらやだよな。何度か経験あるけどさあ」とか何故か考えながら、やがてうとうとして眠ったら、今日の朝方、iPhoneからの、そのまさかのけたたましい緊急地震速報で起こされて、勿論地震に対する慄きもあったのだけれども、「え、まさかの・・・?」と食器棚を抑えながら慄いたものだった。
全然そんなこと意識しながら生きてきたことはなかったけれども、意外に虫の知らせ的なもの、は誰にでもあるのかも知れない。こんなに鈍い私ですら今日それを体験したのだから、ほぼ人類全員にあるのではないか、と思うのだが。
生きてると、何故か、何かと何かの回路がよくわからないけれども自分の中で突然つながったり、ということってあるのかな。確か、私のとても仲の良い友達もそういうことを言っていたなあ(けれども、その実際の例はとてもじゃないけどここでできるような話ではないので割愛)。
何となく人知を超えたものに対する興味とか湧いてきてしまうのだけれども、まあたまにそういうこともあるんじゃない、程度にここでは止めておこう。私のようなぽわーんとした人間だと、今このタイミングだったら何か胡散臭い宗教とかに入信を勧められて、そうですよね!とか言って入っちゃいそうだし。
今日は在宅勤務、の予定だったけれども職場からの要領を得ない電話が3本とか来て、激昂したので結局職場に行ったりして、なんだかなという一日だったのは多分朝っぱらから地震のせいで出鼻をくじかれたからに違いない。それとも昨日久々に中古盤屋の品ぞろえが変わっていて、お、というのが買えてツキを使い果たしたのか。Medalark Elevenの「Shaped Up, Shipped Out」
のアナログとか。1994年にCreationから出たCDでずーっと聴いてたけどまあ、安かったら買っちゃいますよねアナログ。元The Bodines
のMichael Ryan率いるトリオの唯一のアルバムである。94年当時、おー懐かしのインディダンスなのか?と思ったりもした音なのだけれども、考えてみればプロデュースはA Certain RatioのMartin Moscropだったりするので、それどころではなく80年代初頭からのファンクビートと真っ白いギターサウンドの融合の実験のある程度の完成形、という作品だったのかも知れない。カリンバが入ってるのも一瞬ACRっぽい、というかなんというか。ということで、切っ先鋭いギターのカッティングとベースとドラムが忙しなくビートを刻むスピード感が全体を貫きながらも、The Bodines時代からの曲の良さがそこに乗っかる、というわけで実は今聴いても結構面白い、というかあんまりこういうバンドの音ってなかったような気がするなあ、少なくとも自分が聴いてきた中では、という感じのアルバムでびっくりした。The Charlatansの初期2枚とかを一瞬思い出したりするのだけれども、
もっともっと何と言うか、バネの効いたファンキーな音。しかし、この後の展開もあるのかな、って楽しみに待ってたんだけどなあ。