Saint

こんなに配信大渋滞の昨今ですが、今月私もあと2回ほど配信あります!

AOBA NU NOISEの配信イヴェントがあります。7月18日土曜日です! 

 詳細は決まり次第お伝えしますが、マジで豪華なライヴあります。そして今回のAOBAは私たちEVOLも遂に出ます。果たしてソーシャルディスタンスを保って仲良しEVOLのバックトゥバックは可能なのか、それともEVOL濃厚接触か。皆健康です、よろしくお願いいたします!

csgbの配信イヴェントがあります。7月31日金曜日です!

早くも3回目のcsgbオンライン、逆にこのオンライン形式だとより楽しめる人が全国にいるのではないか、と不思議な気持ちになっておりますが、またよろしくお願いいたします!

 

そして先日の珍盤配信ナイト、ご覧になった方々、いらした方々、ありがとうございました!ユルく、なんだかあり得ない音塊を流す、という感じでしたが、まあヴァラエティ豊かにジャケが珍、音が珍、盤が珍、色々流しました。

 

さて、instagramでの10日間連続オールタイムベスト音源選びチャレンジが終わり、まあ良い感じの虚脱感が残る昨今である。こんなむちゃくちゃな豪雨被害、悪政、悪政、悪政、嫌なことばかりの昨今ではあるが、私の思い出と思いをオーヴァーロードした文章にお付き合いくださった皆様には本当に感謝である。

 

でも昔はこの拙ブログでも結構連続で更新、とか一日に何度も更新、とかやっていたのだが、いつからそれが出来なくなったのだろうか、とかふと考えてみる。まあ、一番言えるのは昔は無邪気だった若かった、という何も面白くない結論になってしまうのだけれども、私はこの拙ブログであまり個人情報を出さないようにしている。

 

出さないようにしているのだけれども、いつの間にか私の生活の大部分をその個人情報にまつわるエトセトラが占めるようになってきてしまっていて、この拙ブログに書きたいようなことまでもが、その下らない個人情報関連部分(まあ詳しく言えば仕事の中身、なのだけれども)が占めてきてしまっていて、何だか書く気にならん、というのが大きいのかも知れない。

 

でも、まあそれが大人になるってことなのかも知れないし、色々ツイッターとかで見ている文章に吐き気を催したりするようになってきて、意地でもこういう半端なユルさの言葉を連ねてたまるか、とかそういうむちゃくちゃ殺気立った私の側面が言葉を連ねることの邪魔をしているのじゃな、ということが見えてきたりした。

 

で、instagramで思い出混じりの音楽にまつわる話を書いてみて、はたと気づいたのだが、私の場合の記憶、というのは音楽にまつわる記憶、しかほとんどなくて、あとは、あんまり覚えていないなあ、という感じである。覚えていても本当に殺伐とした憎しみ、嘲笑、怒り、と言う辛い話ばっかり、だったりするのには自分でもちょいと引くのだが、それでも音楽の話は楽しく、ハートウォーミングな思い出になっているから、それはそれで幸せであろう。だって、小学生の時に宮城県の小学生全員に配られる作文コンクール優秀作品を集めた冊子で、ある年に、前の年にその冊子に掲載された作文の明らかな、明らかすぎる盗作があるのを発見したこと、とか小学校5年生とか6年生の時の担任に半ズボン履くことを強要されたこととか、本当にいまだにマジで全て下らねえ、と断言するのにあまりあるようなことしか記憶になかったりするし。

 

それに比べて、なんとレコードに関する思い出の豊潤で楽しいことよ!ということを言いたいわけだが、もしかしたら今に至るまで、結局音楽のことがメインなのか私の人生、それ以外はあくまで「やらなきゃいけないこと」として息を止めながら駆け抜けねばならない、もくもくと立ち込める有害な煙のようなものなのか、いうことにまたしても思い至って、ちょっとリアルライフとは、という問いにぶち当たっているところである。

 

まあ、結局のところ私の場合、「リアルライフ=音楽にまつわること」という結論に至ってしまうのは明らか、なのだけれども。ということでCS+Kremeの「Snoopy」を聴いていたりする時が私のリアルライフ、だったりするのである。 

Snoopy

Snoopy

  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

HTRKのJonnine Standishの旦那さんのConrad StandishとF Ingers(最高だった)のメンバーだったSam KarmelによるデュオのThe Trilogy Tapesから出たファーストアルバムである。これがなんとも不思議な音楽で、一発でこの間のシングル

Cold Shoulder

Cold Shoulder

  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 に続き夢中になってしまうのであった。エレクトロニクス塗れの抑制の効いたフリージャズ、というかベースギターだけが際立つ空間を生かしたエレクトロニックアンビエント、というかDavid Sylvianがやっていても全く驚かない、ちょっとした歌と呟きを入れた4ADのDif Juz、というかどこまでも耽美でロマンティックなのに冷徹なエレクトロニクスが半端な感情移入を許さず、でもなんかまるで室内楽のような親密さを兼ね添えて、しかもポップに聞こえる、という相当珍しい音楽である。前エントリのEinsturzende Neubautenの新作とBrian Enoアンビエント諸作をつなぐミッシングリンクのような、そういう稀有な音楽過ぎて、またしてもこういうの聴いている時が一番生きているなあ、自分、ということを思わせてくれる下半期またしてもベスト入り確実な不思議音楽。