明日の夜です!
csgb Vol. 72 ~Stream~ 2020年11月21日(土)20:00~26:00
配信:無料 / 入店: 2000yen(1D)*予約制
Guest DJ: YMDMKT
DJ: shinshin, tdsgk, 5atoru
pcではこのアドレスで、スマートフォンではアプリから視聴可能です。今回は事前にbar famのSNS(https://twitter.com/bar_fam )にDMいただければ予約して、そしてマスク着用の上で入店可能です。
YMDMKTさんとの久々のご一緒、そして18連勤最終日ということで打ち上げモードで臨みます!いや、しんどかったな、ここまで・・・。
そして
年内はAOBA NU NOISEないですが、今年もお世話になりました。クリスマスのシーズン、大切な方にこのTシャツ、いかがでしょうか?
なんか不安が付きまとう昨今だからこそ、柿ピーの話をしようではないか。以前は、セヴン&アイ・ホールディングスの「セヴンプレミアム こだわりの柿ピー」の話をした。
そしてまたこだわりの柿ピーの話である。思えば最初、この製品が出た時は「富しげ」というメーカーが作っていた。これが美味しいので私はもう柿ピーと言えばこだわりの柿ピー、と心に決めて食べていたわけである。
それがいつの間にかパッケージのデザインが新しくなったな、と思いながら食べていたある日、ふとパッケージの裏を見たら製造元が「亀田製菓」に変わっていて衝撃を受けた。そうか同じPB商品でも製造元が変わることあるのか、でも美味しいから良いか、とそれからまたやはり亀田製のこだわりの柿ピーを食す日々を過ごしていた。
ところが最近店頭からこだわりの柿ピーが姿を消しつつあって、これはコロナ禍のせいか、いや、政治が悪い!と1人激昂していた最中、パッケージのデザインを変えて復活していたので、喜び勇んで買い求めた次第である。いやーこれこれ、この柿ピーだよな、と思いながらふと裏面を見ると、今度は製造元が「でん六」になっているではないか!!
勿論でん六製も美味しい。まあ、ちょっとピーナツの迫力が薄れ、柿の種が小ぶりになったかな、という点はあるが目をつぶろう。でも、ちょっとスケールダウンしちゃった感じは否めない、かな・・・。
しかし、こうして知らず知らずのうちに店頭の製品がひっそりと変化しているのだなあ。話は逸れるが思えばヤマザキパンの薄皮クリームパンとか昔は6個入りだったのに、増税とか原料の値段高騰とかで5個入りになったりして、しかもそれが今もずっとそのままだったり、何だかそういうみみっちいレベルでのスケールダウンが頻繁に行われる世の中だったりするから、もしかしたらこだわりの柿ピーもコストの面で、とかあらぬ邪推をしたくなったりする。
まあ日本はバブル期に調子に乗り過ぎてしまって身の丈を超えるくらいの(見せかけの)豊かさが蔓延ってしまったから、今の世の中は明らかに昔よりスケールダウンしているけど、なんとなく等身大に近づいていっているのかも知れない。でもなかなかリセットボタンを押すのって、こういうのは難しい。だからしがみつこうとしている人々が大勢いるわけでそうなってくるとやっぱり結論は政治が悪いということしかないな、と思う次第である。
今の物価に比してもレコード高いよなー、とか思うのだけれどもここら辺はどうなっていくのか。輸入盤で、いまだに7インチ450円、LPが高くて2290円の世の中が懐かしい、ってそれは消費税も導入される前の30数年前の話である。で、このチリ出身、Nicolas Jaarの「Cenizas」も2枚組にブックレット付でまあまあ高かったよなあ。
2枚組のレコード、と言えば昔はThe Cureの「Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me」
がUK盤で3090円とかしてて躊躇してたらアメリカ盤が1650円とかで店頭に並んで、当然アメリカ盤買ったり、とかいうことを思い出した。今振り返ればUK盤、買っときゃ良かった、ってもんだが。さてこのNicolasさん、今年はAgainst All Logic名義でLydia LunchやFKJ Twigsが参加したアルバム出してて(3枚組!)
そちらも強靭なビートの効いた、インダストリアルも飲み込んだ感じでとても良かったわけだが、こちらのNicols Jaar名義のアルバムも相当ベクトルは違えど、同じくらいに相当良い。基本的に強靭なビートは皆無で、何かクラシカルな空気、ドローン、ミニマル、アンビエントな感じ、ジャズの香り、そして時折聴こえるピアノやら管楽器やらベースやらヴォーカルやら、にハッとさせられるアルバムである。基本、暗い。Swansの近作を彷彿させる曲とかまで飛び出して、なんとヴァラエティ豊かな・・・、となるのは普通なのだがダークなトーンが重々しく全体を覆っているのであんまりそういう印象にならないのも面白い。今年の音、というものをなんとなく考えた時にはこちらのアルバムの音が聴こえる、そういう傑作である。