csgbは今月最後の土曜日か日曜日にある予定です(時間未定)!詳細はまた後程。
様々な世の中の動きによって若干流動的ではありますが、今年最初のcsgb、何等かの形で是非ご参加くださいませ!ネタは、あるぜ・・・。
夏に備えてTシャツまだまだよろしくです!
今日タワーレコードからメールが来ていて、ちょっと見てみたらJapanの「Quiet Life」がリマスターされて、更にデラックスも出たり、という再発されますよー、ということだった。
(このリンクはリマスターではない)。さすがにCD3枚+アナログ、なんていうデラックスはいらないかなあ、でもこのアルバムとても良いアルバムで大好きだしなあ、あれ、我が家にはどのフォーマットであったかな?と思い返してみたら日本盤の帯なしアナログ、であった。しかしこれは私が買ったのではない。1989年にもらったものである。しかも中学校の時の先生からもらったものである。
その先生は私が中学校1年生の時の担任の先生で、まあ私にしては珍しく、嫌いではない先生であった。ほら、大体昔のことを皆さんも思い返してみると、何だか先生って嫌な奴多いじゃないですか。私もご多分に漏れずそういった思いを抱きながらの学生時代を送っており、なんならいまだにそう思っているわけである。職業柄あんまり大きな声では言わない方が良いのだろうけれども・・・。今日もその思いを新たにしながら帰宅した、とかさ・・・。
話が逸れた。で、私が中学3年生の時に文化祭関係の仕事をその先生としたりすることになり、必然的に話す時間も増えたわけである。既に私はもう基本的に今とあまり変わらない音楽の趣味だったので、しかも今と全く変わらず頭の中が大体そういう音楽のことで一杯だったので、よくそういう音楽の話が零れ出していたわけである。で、何かのきっかけでその先生と音楽の話になって、当時私が聴いていたBauhausとかSiouxsie And The Bansheesがその先生も好きだった、ということがわかったのだった、かな・・・。記憶が曖昧だが。
とにかく、その先生も今度結婚する、ということになっていてそれに伴い色々整理しているからレコードあげるよ、ということになったのだった。それでもらったレコード、というのがこれまた・・・。
STRANGE DAYS [CD] (50TH ANNIVERSARY, STEREO AND MONO MIXES)
- アーティスト:THE DOORS
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: CD
WAITING FOR THE SUN (EXPANDED EDITION) [2CD] (50TH ANNIVERSARY)
- アーティスト:DOORS, THE
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: CD
という上記7枚に件のJapan、という、いやーなんと言うかとんでもなく間違いのないレコード群だった。ちなみに当時私が、唯一素性がわからなかったのがSteve Harleyだったのだけれどその翌年The Wedding Presentが、このアルバムの収録曲ではないけれども彼らの「Make Me Smile」をカヴァーしたシングル
を出したりして、色々と何かと何かがつながる、という経験をしたのだった。
だからその先生には、新しい世界を見せてくれた、というわけではないけれども(なぜならバンシーズとか、それ以外のアルバム既に何枚か聴いていたし)、私の趣味嗜好にドンピシャなレコードでもって、そうだな、世界を広げてくれた、ということで感謝している。中3の秋にかけて、ここら辺めちゃくちゃ聴いていたなあ、当時ニューリリースだったThe Jesus And Mary Chainの「Automatic」
とかThe Primitivesの「Pure」
とかと並行して。
ただ、一つだけ、一つだけちょっと、The DoorsとVU、そしてJapanは日本盤なのに、何故、何故、帯を捨ててしまったの・・・、ということをいまだにその先生には問いただしたい、という気持ちはあったりするのは内緒である。
そんなごりっごりのニューウェイヴ、そしてそこに至る音楽、それ以降の音楽、を聴き狂っていた少年がそれから30年以上経って今、毎日聴き狂っているのはPearl Charlesの「Magic Mirror」である。
実はフライング販売で悪名高い某レコ屋に予約していたら、発売日の1週間前に届いていたのである(あんまり大きな声で言わない方が良いのかな)。ダウンロードもサブスクもまだ出てないのに音源が家にある、という事態が1週間くらいあったわけである。まあこちらとしては早く聴けたので嬉しいことは嬉しい、のだがなかなか複雑な気持ちになる。さて、前作
(なぜジャケ写が出ないのか)も聴き狂ってその年のベストアルバム、という勢いだったわけであるが、今作ももう早々と今年のベストアルバムの1枚、と断言しても良い素晴らしいアルバムである。カントリーっぽいインディロック、という感じの出方ではあったが、今作ではカントリー風味は時折入ってくるペダルスティールギターの音色くらいに抑えられていて、全体としてはエレピの音色も心地よい70年代ウエストコーストロックの香り+まさかのディスコ、という結構ありそうでなかった音楽になっているのである。いきなりABBAの「Dancing Queen」のあの印象的なフレーズを想起させられるピアノにのけぞり、その後も麗しいメロディ(突然泣ける進行になる曲多数)にスムーズなバンドサウンド、ということで気持ちよすぎてあっという間に1枚終わってしまう、危険な魅力にあふれた1枚である。何よりPearlさんのヴォーカルが前作よりも更に滑らかに優しくなっていて、癒される・・・。Linda Ronstadtの70年代の良いアルバムを今にアップデートしたような、決して新しいわけではないけれども、実に新鮮な印象を残す、こんな時代だからこそ(←言ってみたかった・・・)絶対必要なアルバム。