csgb Vol. 74 ~Stream~ 2021年2月26日(金)20:00~26:00
配信:無料 / 入店: 2000yen(1D)*人数制限あり
DJ: shinshin, tdsgk, 5atoru, hirasho
pcではこのアドレスで、スマートフォンではアプリから視聴可能です。今回は事前にbar famのSNS(https://twitter.com/bar_fam )にDMいただければ予約して、そしてマスク着用の上で入店可能です。
ということで来週の金曜日になります。現場orご自宅でお楽しみくださいませ!
こういう特集の「Mojo」出てるよ、という連絡をもらってしまったから丸善で購入して俄然盛り上がったから、である。とりあえず今日で80年代が終焉を迎えるところまで毎日聴いていたのだが、まあ色々言いたいことはある。ただ現時点では「Pornography」
がやっぱりおかしい、けど最高だな、ということである。1982年の4枚目のアルバムである。過酷なツアーと祖父母の死とアルコールとドラッグと鬱、という要素から逆ベクトルにやる気の入ったRobert Smithが今もThe Cureの、と言うか彼のトレードマークになっている黒服白塗りはみだし口紅ぼさぼさ頭、というルックスでもうどうにでもなれ、と言う勢いで作った、ドラムは打ち込みと生ドラムがどかどか言ってて、ギターが何層にも積み重なった耳障りな音量と音色で響き、ベースは何だか脈打つ何かのようにぶっとくうねりまくり、そこにRobert Smithのニヒルな、終末観漂う歌詞が吐き出され叫び出され、という良くない状態にあったバンドの病んだハイテンションぶりが逆に功を奏した傑作である。なんかすごく言葉にできないものが身体の中を這い上がってくるような興奮を覚えるのだが、それは私のようないわゆるゴス的な音楽に対して、いわばおかしな性癖のようなものを持った人間にだけ当てはまる話かも知れないが・・・。ここに至るまでの流れとこの後の展開を考えると、The Cureの場合その長いキャリアの中で何度か軌道を戻そうとするアルバムがあって、その最初の作品がこれである。とは言え勢い的にはこれで解散、みたいなところもあって現にこのアルバムの後のツアーではもう解散確定、みたいな勢いだったらしい。それでもメンバーが入れ替わり立ち代わりしながらいまだにバンドが続いていることを考えると、なんか変なバンドだよなあ、The Cure、と言う思いを新たにするし、Robert Smithとバンドやるの大変なんだろうなあ、としみじみ思ったりもするのであった。あとThe Psychedelic Fursのファースト
を参考にした、という話を読んでマジかよ、と驚いたな。