Chinatown

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!まだまだ貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
土曜日の朝にたまたまつけていたテレビ番組の占い?で、てんびん座はあまり順位が良くなく、且つ一言アドヴァイスが「外出はストレス」的なことだったので面食らった。
 
何故なら外出しなきゃいけない用事が午前中いっぱいでみっちみちにあったわけで、それを避けるように、というアドヴァイスでは今日は良いことは見込めないな、と全く占いなぞ日頃信じてもいないのに、何だか今日はとても響いた。大体、私の血圧の高さの原因はストレス、耳が難聴気味で調子悪いことがある原因もストレス、と医者に太鼓判を押されてしまうくらい、ストレス、と言う言葉にはちょっと身構えてしまう私である。
 
だから同居人の職場への送り、私の実家、私の職場、食事とてきぱきと短時間でこなし(含む中古盤屋)、そそくさと午後早めに帰宅し、ひたすら家で部屋の片づけに精を出してストレスの回避、とやらに努めていた。
 
その結果わかったことは、私、もし事情が許すのなら本当に家から一歩も出ないで、しかも結構楽しく過ごせるな、ということである。今日もひたすらレコードをとっかえひっかえ聴きながら気がつくと6時間くらい、時間を忘れて部屋の整理をしていたが、ここ最近では感じられなかった充実感、であったのでまだおうち時間が足りない、というくらいである。あと、こんなのあるんだ我が家に!?という新発見を含む家庭内レコードディギン、が大変熱かったし。
 
でも・・・、家にいても種類にもよるが友人以外とのメールとかでストレスってのは結構たまるものだな、と感じる日、でもあった。昨年の我が職場の「なんちゃって在宅勤務」の際に、それは嫌と言うほど感じていたことだったけれども・・・。通常家にいる時間が長いと血圧は低めになるのだが、今日は高め、だったんだなあ。もっと音量上げてレコード聴いてなきゃだめだったかな。
 
でもLunaの「Penthouse」とかを聴けばその音の豊饒さに包み込まれる悦びを感じられるから良いのだ。
Penthouse [12 inch Analog]

Penthouse [12 inch Analog]

  • アーティスト:Luna
  • 発売日: 1995/08/06
  • メディア: LP Record
 

1995年リリースの3枚めのアルバムである。もうこの頃になるとさすがに「元Galaxie 500」とかいう言葉もそんなに表立っては聞かれなくなっていたものだなあ、と前日の夜から友人たちとiPhone上のチャットで話題にしていたので引っ張り出して日中に聴いて、そんなことをふと思い出したりした。私はLunaのアルバムの中でこのアルバムが一番好きである。優雅さとポップさ、ぼやーんとしたサイケデリック、とでも形容できそうな空気感とスピード感、という対比が1枚のアルバムの中で上手く作られている作品だと思う。あと何よりも曲が粒ぞろいすぎてダレる暇もない。ギター2本とドラムとベース、時にチェロ、時にゲストのTom Verlaineのギター、というシンプルと言えばシンプルな音なのに、まだまだマジックはある、と信じることができた時代の幸福な1枚。思わず今日3回ぶっ続けで聴いてしまった。しかもシークレットトラックはStereolabのLaetitiaとのデュエットで「Bonnie And Clyde」、日本盤のボートラではShockabillyのカヴァー、と相変わらずカヴァーも良いのだ。ちなみに前エントリから何だか90年代づいているが、たまーに聴き返すととても楽しいものであるね。勢いでアナログも、とか言いたくもなるけれども、何だかどれもこれも立派な値段過ぎてちょっと、ねえ・・・。