It's A Rainy Day, Sunshine Girl

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!まだまだ貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
ということでまたしても大きな地震が来て明けて、の日曜日である。
 
今回も大きな被害はなかったのだけれども、大きな地震で部屋中がごごごごぐわんぐわん、と揺れて物が落っこちたりする様を目の当たりにしながらまた食器棚を押さえたりしていると、「またかよー」と、つい先月も言った言葉が口をついて出てもしょうがない、と思うのだった。こんなに大きな地震が立て続けにカジュアルな感じでやってこられると、ちょっと本当に困る、というかマジ止めて、とどこに言っていいのかわからないけれどもお願いしたくなるものだ。
 
昨日までの週は仕事はThe 年度末、という感じで本当にみっちみちだったし、その一方で母の入院だ手術だ、とスケジュール的にもドタバタしていて(まあ水曜日の夜には飲むことができて、それがとても楽しかったから乗り切れた、というのは大きいかも知れないが)、やっと土曜日で休みだ、とほっと過ごしていた夕方にごごごごぐわんぐわん、と来たものだから結構精神的に落ちる。まあどんなタイミングでも地震は本当にイヤだけれども。
 
ということでまあ常に備えていなければならない、のである、しんどいけど。コロナやら地震やら、本当に生きるということはなかなかに大変である。
 
ところで、昨日の地震で揺れている最中に一度停電になって真っ暗になって、そん時が一番あーやばいな最悪だ、という気持ちになった(食器棚を押さえながら)わけである。ちなみに前回2月の大きな地震の時はJan Garbarekのアルバム聴いてるときに地震が来て、まるで鎮魂歌のように揺れの間中鳴っていたことは拙ブログに記していたが、それはそれで結構きつかったわけである、停電にならなかったのは幸い、であるが。今回停電になったのは最悪、だったが聴いていた音楽が途切れたのは、ある 意味その場の心持的には変な話だけれども良かったのかも知れない。なんせFaustの「So Far」
So Far

So Far

  • アーティスト:Faust
  • 発売日: 2013/12/03
  • メディア: CD
 

を聴いていたのだから、揺れの中これ聴いていたらちょっと堪えたんじゃないかな、と・・・。1972年リリースのセカンドアルバム、である。でも、ファースト

Faust [12 inch Analog]

Faust [12 inch Analog]

  • アーティスト:Faust
  • 発売日: 2007/10/05
  • メディア: LP Record
 

よりは良かったのかな・・・?いや、誤解されては困るのだけれども両方とも大好きなアルバムである。ただ、でっかい地震の揺れのBGMとしては、と言う話である(そもそもお分かりの通り、地震のBGMに相応しいものなどないのだけれども)。そのファーストはコラージュの嵐でそれはそれはとても面白いのだけれども、こちらのセカンドは比較的ロックバンド的な、ひねくれたポップ具合とも呼べそうなノリが炸裂していて、それもまたこのFaustのつかみどころのない(そしていまだにそのつかみどころは片鱗すら見えない)魅力を表していると思う。こちらではThe Velvet UndergroundやCanにも通じる音が鳴っている瞬間が多々あって、文脈の中には落とし込みやすい?からすんなりと?入り込める?ような気がするわけであるけれども、「?」が全てである。でもこの全体的にループするような感じが(とくにビート面)不思議と心地よく、ノイズの出入りやら何やら、大変なことはあちらこちらで起きまくっているのだけれども楽しく聴けるアルバム、なのである。ただ、やはり地震の時、だったらもう何が何だかわからなさ具合にお互い相互作用して大変に増幅されていただろうなあ、地震の怖さもFaustの謎さも。