Meol

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!暑くなってきた近頃の時期にもとても良いです(着用コメント)。リモートワークにも対応の大人しいフロントデザイン、背中で語るバックデザイン、まだまだ貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 

そして5月29日(土)の14時から20時でcsgbがあるかも、です。私はちょっと途中からの参加になりますが・・・。詳細お待ちを!

 

さて、自民党の何人かとか名古屋の市長とかその周りとか維新の会の何人かに対しては、凌遅刑に処しても足りない・・・、と思えるくらいの憤りを覚える昨今だが、私は元気である。ただ、色々なレヴェルで許せないことはべらぼうに多いね、昨今!!

 

まあ、それはそれとして(憤りっぱなしではあるが)、私はあんまりテレビ番組に対しては物心ついてからあまり熱くなることもなく過ごしてきている。しかし、まあ限られた番組は録画して観ている。「ピエール瀧のしょんないTV」は私が仕事で海外に行っている間に無念の打ち切りになってしまったので好きで観ている番組が一つ減ってしまった状態なのだが、それでも「おぎやはぎの愛車遍歴」とか「サラメシ」とか「町中華で飲ろうぜ」とか「クイズ脳ベルshow」は録画して夕食時に観ている。何となく、私がテレビに対して、ひいては世の中に対してどういうことを求めているのかがわかるようなチョイスだな、と改めて思う。

 

とくに「クイズ脳ベルshow」は毎日やっているのでハードディスクの占有率が凄まじく、観ても観ても観ても観てもどんどん新しい回が増えていくので、まあよく観ている。そうしたらある日CMで気になる番組のCMをやっていた。それはBSフジで毎月第3木曜日にのみ(!)やっている「DJ OSSHY DISCO TV」

www.bsfuji.tv

という番組である。つまり月に1回しかないわけで当然ながらDJ OSSHYさんのことも知らず、どういう感じなのかな、と軽い気持ちで録画して観てみたら、これが物凄く楽しい番組、なのであった。

 

基本的にOSSHYさんがテーマを決めて25分間の番組の中で、ディスコナンバーに限らず、ダンスナンバーを曲の解説もしながらセラート(多分)でDJしながらつないでいって、という25分間の番組である。25分間、と言っても実質大体20分弱くらいで、非常に短い。短いのだが、つなぎが時にすぱっと、時にしっかりと、でリアルタイムでのDJプレイなので楽しいし、フロアでは、何とも言えない着飾った男女(意外に老若)が踊っている様が映し出され、曲のPVとかも流れたりするので観ていて飽きない。

 

何よりも70年代から90年代のよく知っているような洋楽ナンバー(少なくとも私の観た2回はそうだった)がつながれていって、それがまたフロアの様子、勿論収録用だし、なんならソーシャルディスタンスが保たれている中でのフロアの様子と一緒になると、何と言うか、凄く、楽しい、幸せな気持ちになれるような、そういう今の世の中珍しい、心をあったかくしてくれるような番組なのである(あくまで個人の感想です)。

 

この間のDavid Bowieの「China Girl」からThe Clash「London Calling」のつなぎは今度やってみようか、とかハッとさせられる瞬間もあったりして、こういう世界、良いなあ・・・、と思えるあっという間の25分間番組である。皆さんも心が疲れたら、ちょっとチェックしてみた方が良いかも。月イチなので、何だかもう来月が待ち遠しくなっている自分に気づくはずである。

 

で、全くそんなこととは関係なく祝Seefeel再発、ということで「Succour」を聴いている。

 1995年のWarpからリリースされたセカンドアルバム、である。今回の再発でボートラが12曲、という凄いオマケがついたアナログ3枚組で聴いている。もともとはシューゲイザー的ギターバンドだったが、どんどんどんどんエレクトロニック化が進んでこのセカンドでは全くもうそのバンドの片鱗すらない、声は声とわからないくらいに加工されループされ、ひたすらにミニマルで、そして時にインダストリアル的でもある暴力的なビートが目を覚まさせるように打ち込まれる、という90年代Warpレーベルのリリース作品の中でも(あくまで個人的に)最高峰の1作だったのでこのリマスター再発、さらにはコンピリリースとか次作の再発とかは、あれから26年、生きてて良かった・・・、と久々にこんな世の中だけど素直に感動した。と言うか当時買ったCDをことあるごとにいまだに聴いているくらい好きなアルバムなので今更特に何もないのだが、ボートラもアルバム本編と並べて全く遜色のない無慈悲なまでのミニマルな、且つ曖昧模糊としたエレクトロニック音楽で最高。また、リマスタリングで音の濃淡が更にしっかりとしていて、さすがのPoleのStefan Betkeの仕事・・・。何か90年代半ばのWarpレーベルって、凄くわくわくするようなエレクトロニック音楽のリリースが相次いでいて、最高だったなあ。今も最高のリリースが相次ぐレーベルなのは間違いないけれども。