を爆音で聴きたい、という当初の目論見は無事果たせました。更にはBritney Spears
という、そもそも「なぜそれらを持ってきた?かけようと思ったの、csgbで?」という2枚が異常なまでにシンクロして新しいミックスができたので、何だか勝手に充実感がありました。ということで、大事故も含めての昨日のプレイだったのですが(プレイ、とかそんな大げさに言えるものでもない)、お聴きになってくださった皆様、本当にありがとうございました。
ところで、このはてなブログ、今週のお題が「わたしのプレイリストだ!」、という恐ろしいものなのだが、なんかストリーム全盛の今、あんまりプレイリスト作り、というものは自発的にはやっていないなあ、と気づく。
昔はカセットに色々勝手にダビングして自分だけのコンピ的なものを作って他人にあげたり、とかそういうことには異常に情熱を傾けて、めっちゃ時間をかけて狂おしくやっていたりしたものだが(多分ここをお読みの方なら頷いていただけるであろう)、なんか配信があれば手軽に勝手に詰め込んだものを作れるようになった今では、逆にやらなくなってしまった。
10年以上前には友人のtmym氏とジャケまで作って夏用のコンピCDRを編集して対談付き(!)2枚組で作ったり、更には私が80年代から2000年代にかけて聴いてきた音楽、というものをおこがましくもまとめたCDRを作って、AOBA NU NOISEでほぼ実費で販売してその場のドリンク代に充てた、とかやったりしていたものだが、その時と、その数か月後に夏用の選曲CDRを作って、それも実費でAOBA NU NOISEで売って、これまたドリンク代に充てた時とが最後だったのではないだろうか。
他人のプレイリストとかを見るのはとても好きなのだが、自分でやろうかな、とか思ってApple Musicとかで作ろうとすると、なんか萎えてしまう。これはまあ多分音楽を聴いて、何か1曲だけ取り出して、とかいうほど音源を最近は聴きこんでいない、というのもあるだろうし、そんなプレイリスト作ってる暇あったらレコードたくさん聴くわ、となってしまう時間のなさに由来してしまうのかも知れない。寂しい話である。
ただ、そんなプレイリストを作ったり公開する代わりに、csgbなどの現場で、その瞬間のものだけれども色々かけて配信できているから、それで満足しているのかも知れないし、事前に準備をしたプレイリスト、よりは良い意味での(時には悪い意味での)「事故」も込みでの生々しさがあるから、そっちの方が自分は楽しいと思うし、自分には合っているのかも知れないな、とか思ったりもする。
でも、もし今「カセットとかCDRとかでなんかコンピを作る」とかいう機会があったら・・・、めっちゃ燃えて作ってしまいそうな気がするから、まあ単に昔の人、ってことなんですかね。
Golem Mecaniqueの「Luciferis」とか聴くので忙しかったりするし。
Stephen O'malleyがキュレートしているIdeologic Organから2枚目のリリースにあたるフランス出身のドローン女史のアルバム、である。前作
で初めて出会って、そのなんか禍々しいイメージと無慈悲なまでのドローンに大層やられたのだが、CDとカセット、そしてデジタルで出た今作も全2曲、やっぱり壮絶なドローン、である。彼女のドローンボックス(って何)に加えて、今回はギターがフィーチャーされていてちょっとノイジーに振れる瞬間もあるのだが、基本的には何も起きない、に等しい荒涼とした音、である。なんか密教的な空気(なんとなく・・・)も含めてずーっと鳴っていて欲しい・・・、となってしまう中毒的な1枚、である。やっぱりこういうの、イイネ!と言う感じで、なんか、もしかしたらプレイリストに入れてる場合じゃないような音楽、ばっかり最近聴いてるからプレイリスト作成、に向かわないのかなあ。