I Hear Only Silence Now

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!暑くなってきた近頃の時期にもとても良いです(着用コメント)。リモートワークにも対応の大人しいフロントデザイン、背中で語るバックデザイン、まだまだ貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
相も変わらずどったばったと日々暮らしているわけであるが、先週は実に1年3か月ぶりくらいに東京に行った。しかも2回、日帰りで。
 
コロナウイルスに右往左往させられているうちに、なんだか自分の住んでいる県以外は魔窟、みたいに知らず知らずのうちに思わせられてしまっているような昨今であるが、どこにいても同じようなものではないか、という気がする。それでもなるべく顔は触らない、とかそういう基本的なことに気をつけながら行ったわけだが、以前は何だか東京と言えば、どこに行っても人だらけ、という印象だったけれども、大分人通りが少ないなあ、と東京駅やらでは思った次第である。
 
本当はもっとゆっくり滞在して、東京にお住まいのお友達とかとも会いたい気持ちでいっぱいだったけれども、なんせ強行スケジュールの仕事、だったのでもうちょっと世の中が落ち着いたらまたすぐにでも、という気持ちで今回はぐっとこらえて駆け抜けた次第である。
 
しかし時間のない中、行けるべ、と久々にディスクユニオンには行ったわけだが、何か自分のユニオン力(りょく)が鈍ってしまったのか、ばばばーっと見て、結局レジに行く際に手にしていたレコードが、昔持っていたけど売り払ってしまったレコードだったり、7インチやCDシングルで持っているものの12インチだったり、その逆でCDシングルや12インチで持っているものの7インチ、だったりしたのにはちょっと閉口して、これはリハビリが必要だな、と決意を新たにした。だから早いとこ世の中落ち着いてもらわないと困るんだな。
 
ついでに東京の飲食店で普通に酒が飲めるようにならないと、ちょっと困るな、とくに天狗、とか。
 
ちなみにリハビリ、ということで今日仙台で開催されているレコードフェアに行ったのだが、結局買ったレコードが昔持っていたレコード、CDシングルで持っているレコード、だったので結構重症、である。コロナめ・・・。
 
ということでDavid Jの「Etiquette Of Violence」を聴いている。 
Etiquette of Violence

Etiquette of Violence

  • アーティスト:David J
  • Situation 2
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というのもこのジャケのTシャツを先日購入してしまったわけで久々に聴いている。正確にはこの写真は裏ジャケなのだが、CDでの再発ではこちらが表になってしまっているのだな(本当はジャケは真っ黒)。Bauhausの中心メンバーだった彼の最初のソロアルバムである。サックスとドラム以外は全て自分で演奏した、シンプルなソロアルバムである。この後のLove And Rocketsやソロ作品ではもっともっとポップで明るい側面もどんどん出てくる彼であるが、このアルバムではまだその前段階の、暗闇でカラスが激しく飛びながらおはぎをとっていく様をJohn Caleと一緒に眺めているような、ジャケ通り黒光りする、漆黒のシンガーソングライターアルバム、である。久々に聴いたのだが彼の声も若々しく(実は美声)、まだまだ粗削りではあるが、Bauhausというバンドの背骨みたいなものはまさしく彼だったんだな、ということを(当たり前だけれど)否が応でも実感させられる不朽の名作。基本的に優し気なメロディとシンプルな弾き語りが基本になっているところとか、そのバランス感覚にも感心するのであった。思えばこんな真っ黒のジャケットだけれどスリーヴの内側は真っ赤、というところにもなんかその感覚が窺えたり、とか。しかし聴いてたらふつふつと体内で湧き上がる何かを感じ、高校時代の愛聴盤

Songs for Another Season

Songs for Another Season

  • アーティスト:David J
  • Play It Again Sam
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も久々に倉庫から持って来ようかな、と異常に盛り上がってしまったのだった。