WPWTFWW Vol. 1 2021年11月12日(金)20:00~24:00 @bar fam
Charge: 600yen
DJ: tdsgk, tmym, tmdmkt
思えば去年の3月以降、「みんなで飲みたいねえ」と言いつつ、日曜日の昼下がりの郊外のドトールの外のテーブルで2、3か月に1回、レコードの受け渡ししたり他愛もないことをずーっとしゃべり続けて3時間半、とか過ごしていた40代後半の3人が遂に「飲みながらレコードをかけて聴きたい」というこの1年以上の願いを叶えるチャンスが到来しました。ということで私達3人が飲みながらお喋りしつつ好きなレコードかけてあーでもない、こーでもない、とやる夜ですので、ちょっとDJイヴェント、というノリではない、ですが、そういうユルいノリでももしよろしかったら飲みにでもいかがですか、という感じでよろしくです!
ちなみに一応イヴェント名的なものが必要、ということで急遽私の命名によりこんな覚えにくいアルファベットの羅列になりましたが、元ネタはもうバレバレ、ですね。まあ「僕たちかけたいものなんでもかけます」という感じでよろしくお願いいたします。
が衝撃的に素晴らしかったのでそれについて語りたいのだけれど、その前に先週は身体がヒリヒリとしたものを求めていたのでThe Birthday Partyばかり聴いていた。ベスト盤は勿論だが、「Junkyard」というアルバム
が本当に染みて染みて大変であった。まあどちらのアルバムも4ADからのリリースだし、良いかな・・・。1982年リリースの3枚目、アルバムとしては最後の作品である。まあ購買意欲をそそらないジャケに、荒っぽいけれども一丸となって突進するドラムにベース、人の神経を逆なですることに全てを賭けた、放電しているようなRowland S. Howardのとんでもくヒステリックなギターに、咆哮絶叫奇声、で全てを乗り切ろうとしているNick Caveのヴォーカル、というなんか大事故みたいなアルバムである。かように大変なことになっている作品ではあるが、沈み込むブルージーなノリとか、ふとメロディアス(比較的)な瞬間も訪れて単なる衝動でどばーっとやってるだけとは違う、凄みのある傑作である。まあ聴いていてホッとする音楽、の対極にある音、だけれども私の人生にはこういう音がやっぱり必要なのだ。ちなみにこの豪華リイシューはアナログに同内容のCD、そして名曲「Release The Bats」も収録された7インチもついているので決定版、である。