Quattro ( World Drifts In )

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!そろそろ寒くなってきましたがTシャツはいつ何時でも、何着でも必要、ということで、貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
そして多分次の日曜日にDJをする、と思います。詳細はまた!
 
最近海外の方と来年以降のことに関して打ち合わせをよくしているのだが、まあ本当に「順調に行けば」「現状では」という話で、これまた今後、何がどうひっくり返るのかわかったものではないなあ、ということを思いながらいる。
 
そもそも人間、先のことはわからないけれども、先を見据えて行動することを求められ、予定を立てて生活し、学校とかでは未来への展望とかを語ってないと何かめんどくさいこと言われ、とかいう生活をしてきたわけで、何だか凄く矛盾を抱えながら生きてきていたのだなあ、としょうがないこととは言え改めて思う。
 
ということは、そもそもが人間が生きるということは矛盾と共に常にある、ということなので世の中割り切れることばかりではないのだな、ということを改めて念頭に置いてみると、意外に気楽にいけそうな気がするのでそういう心持で暮らしてみようと思うのだった。
 
とか言ってると、人間だもの、ということになってしまいそうでイヤなのだけれどもなんか、色々しゃきっとしないこととか解決できないこととか自分の中で抱えていても全然しょうがないし、むしろ良いんじゃないかな、とかそういう境地で最近はいるのであった。
 
いや、なんか思い詰めると最近すぐにバッドな方向に落ちがちになってしまうし、世の中的にもなんかギリギリな感じだなあ、と思ったりすることがあるからちょっと無理やりでも良いからユルさを求めていきたいものである。
 
Robert PlantAlison Kraussの「Raise The Roof」を聴く。

この組み合わせの前作は14年も前なのか。

と知ったような感じで言っているが、そもそも前作も、結構前だけれどもリアルタイムではなくブックオフで購入とかしているのであんまり大きなことは言えない。ましてやRobert Plantに関してはソロは何枚か好きだけれども、Led Zeppelinというバンドの音楽はちょっと聴いたことはあるけれども全然ピンと来ない音楽で、全然良い聴き手ではないのだけれども、このコンビでT Bone Burnettが引き続きプロデュース、Marc RibotBill FrisellもBuddy MillerもDavid Hidalgoもいる演奏陣で、CalexicoとかLucinda WilliamsとかAnn Briggs、Bert Jansch、Hank WilliamsにAllen Toussaint、とかその他のカヴァーがほとんどを占める今作は最高に素晴らしい。気づくとずっと車で聴いているのだが、飽きないのはこの2人のヴォーカルの組み合わせが良いし、曲は勿論良いし、T Bone Burnettも結構自身のソロでも炸裂していたようなプロデュース具合で、安心して聴けるからなのだった。その一方でどの曲も古き良き、落ち着くような感じではなく凄く新鮮なものに聴こえてちょっとゾクゾクするような響きを湛えているので、そこが一番の魅力、というか実は凄くラディカルな作品なのではないか、と思うのであった。前作は結構ストレートな、組み合わせの意外性で乗り切ったアルバムな気もするけれども今作はこの組み合わせの必然性を強く感じる深みありまくりの傑作。