Peter Gunn

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!2022年はAOBAできると良いなあー。その際には是非皆様このTシャツ着用の上でご参集いただきたい!
 
先日、なんとなくファミリーマートに寄ってビールを買いつつ、どれ何か軽くつまみでも、と思っておつまみコーナーを覗いたら、「ラーメン柿ピー」という食い物を発見して驚愕した。
 
要はベビースター的なものと柿ピーがミックスされたものだが、何故それを混ぜた、というキマイラ的な食い物で慄いたわけである。まあ、間違いはない組み合わせであろうが、混ぜなくてもなー、とか思いつつ、また350gという180gアナログ盤2枚組を持った時のようなずっしり感に惹かれ、買ってみてちょっとつまみとして食べてみたが、まあ結果としては「1+1=2」を超えることはなく、うむベビースター的なものと柿ピーだね、という感想であるし、なんか柿の種がなかなか発見できず基本ベビースター(+ピーナッツ)的な食い物である、ということも付け加えておかねばならない。
 
それでもまあ、もし宅飲みとかをばしばしとやって楽しめる年齢の方々にとっては、多分これ一袋で楽しい飲み会がまあまあできるのではないだろうか、100%飽きると思うが。ぽりぽりとつまみながら、私には最早失われてしまったであろうそういう時間のことに思いを馳せてちょっと切ない気持ちになった。そういう食べ物、である。
 
しかしこのキマイラ感は凄い。ミックスの面白みはあんまりないのだけれども。一方、ミックスの面白さと言えば2 Many DJ'sのミックスCDである。

久々に部屋で発掘されたので懐かしいな、もう20年も前か、って気持ちで聴いたのだが楽しいマッシュアップ的ミックスの1時間にやっぱり興奮してめちゃくちゃ昂ってしまった。ベルギーのバンドSoulwaxのメンバーでもあるDJコンビによる、そりゃあ多岐にわたる選曲の混ぜ混ぜ具合が素晴らしいミックスCDである。冒頭のEL&PBasement Jaxxが乗っかるスタートからしてもう大変なことになっているのだが、The StoogesにSalt-N-Pepaが乗っかる爆笑ポイントやDolly PartonRoyksoppの感動的な混ざり具合、The BreedersやThe Crampsがなんかまんまで、というジェットコースター的1時間。当時の世相を反映してかエレクトロ・クラッシュ的な曲がフィーチャーされているところとかはもしかしたら当時過ぎる、という評価になってしまうのかも知れないけれども、DJのセットによくもまあこんな曲を混ぜようと思うよなあ、という楽しい興奮と笑いに満ちた幸せな時間を過ごすことができるので、まあ機会があったら是非。そりゃあね、ミックスCDとかだったら他にもCDRだったりネット上だったりとかでもっと面白いの他にもありますよ、って詳しい人には言われるかも知れないけれども、これをオフィシャルでライセンス取ってリリースして、って結構凄い労力だよな、といまだに感動するのであった。クレジットないけどPrinceもMichael Jacksonもこっそり使われてるんだな、というのは久々に聴いて思い出した。

 

ちなみに私の車のCDプレイヤーは律儀にもトラックごとに切れ目が入ってしまうので、このミックスCDもトラック切ってあるが故にばつばつ切れてしまって何だか寂しかった。そこで一度このCDをiTunesにトラックを統合した形で取り込み、それを1トラック、という形でCDRに焼いてみたら、車で聴いても全く切れずにシームレスなミックスがより一層楽しめる形になって嬉しかった。と、わざわざ何をやっているのか、と自分でも思うのだけれども、日頃無気力に省エネモードで暮らしている私も、頑張る時には頑張るのだ。