とOjerumのCDを買って、移動して「STORE 15 NOV」で取り置きしていたレコードを回収し帰宅。一休みしてから出直し、いつものスーパーマーケット「つかさ屋」の、日曜夕方恒例、2割引きの売り切り市に参戦し、帰宅。
ふと「曲線」には"SHOP LOCAL"だったか、色々書かれたカッコ良いポスターが貼ってあったことを思い出す。言われるまでもなく、今日は地元のお店にしかお金落としてこなかったな自分、と気づく。
珍しいお買い物の日曜日の記録。The Fallの「Extricate」を聴きながら車で移動していた。
Yard Actのデビュー盤
聴いてたら思い出して(いや、Yard Act全然丸腰で聴いたらめちゃ良くて参りましたわ)、且つ最近またしても(結構な頻度で聴いてるが)Monks
とか聴いてたら、そういやThe Fallがカヴァーしてたよな、と当該のアルバムが聴きたくなったわけである。1990年発表の12枚目のアルバムである。メジャーのFontanaに移籍しての一発目で、プロデュースにはColdcutやらAdrian Sherwoodやら、の名前も見えるアルバムである。90年のマンチェスター、と言えばまあまさに所謂あのインディ・ダンスムーヴメント花盛りの頃で、このアルバムにも多少影響が・・・、と言いたいところだがColdcutとのつながりは思えばもっと随分前からだったりするわけで、普通に色々やったらダンサブルな曲もありましたわ、的な感じの(良い意味で)寄せ集め感のあるアルバムである。どちらかというとロカビリー的なギター(Mark E. Smithがギターだった奥様Brixと離婚して彼女が脱退したせいもあって)が印象的で、且つテンションは高めなのになぜかモノトナス、というバンドの持ち味がしっかりと出たアルバムである。さすがに音はメジャーのせいもあってクリアではあるけれども、不機嫌そのもの、と言えるようなMark E. Smithの吐き捨てるような無調極まりないヴォーカルというかヴォイスも絶好調、曲の終わり数秒で突然キックだけでかくなったりする謎の加工もあったり、ビートがタイトになったけれども、何だか落ち着くことを全力でその他の部分で拒否しているような作風がある意味痛快な名作である。また同時に、聴いて楽しい気持ちや落ち着く気持ちになることも思いっきり拒まれているような、そういうヒリッヒリのアルバムでもある。Monksの他にもThe Searchersのカヴァーとかも入っていて、趣味全開と言えば全開なのも痛快、である。