の表現の向こうを張るような激情型どストレートなステートメントの発露をしていた。
そう、私もそう思う。思うけれどやっちゃあダメだ。まあそういうダメなことやりやがったけどね、その人は。思えば物心ついた時から絶えず戦争のニュースは本当にずーっとあったけれども、本当に嫌である。戦争には反対、って私は素直にそう思うしそう言うのだけれども。原因のない戦争なんてないし、そんなこと百も承知で武力は嫌だからダメだし反対、というシンプルな話である、私の場合。だって自分の身に置き換えてみて、ふきのとう切り取って家に帰ったりできなくなってしまうのは、本当にちょっとどうかしている話なわけであるから。
まあ武力はないけれども、私の日常もそもそも日々小さな戦争だらけで、それすら私は嫌である。昨日の金曜日も休暇取っていたのだけれども(通院のため)、何故か午後から出勤する羽目になったし、今日も今日とて前述の通り、である。誰だ私に戦争を仕掛けている奴らは・・・。
Curiosity Killed The Catの「Keep Your Distance」とかを聴いて平和のありがたみを実感する、日々の小さな戦争はあれど。
UKのブルーアイドソウルグループの1987年のデビューアルバムである。当時は日本ではカセットのCM(!)にも起用されたり、とかアイドル的な人気もあったし(UKでもかな)、「夜のヒットスタジオ」で当てぶりしている演奏シーンもリアルタイムで観ていたし、何ならこのアルバムも当時買って聴いていた。で、手放したがやはり何かのタイミングで買いなおし、今ではアナログもCDもあるな、多分我が家に・・・。しかし改めて久しぶりに聴いてみると、激渋、である。当時20代前半だったとは俄には信じがたいソウルフルなヴォーカルに抑制の効いた演奏、コーラス、キーボード、ブラス、パーカッション等バンド外からの盛り上げ音もばしっとはまるところにはまって、破綻のなさすぎるくらいのデビュー盤、である。Sly And Robbieプロデュース曲なんてのもありで、今この年齢になって初めて、凄く良いじゃん、と心から楽しめる音楽である、あ私の場合は。とくにシングルにもなった「Down To Earth」
とか、当時とは全く比べ物にならないくらいの本気具合で、何て名曲なんだ、何て「今」感なんだ、と感動している次第である。で、勢いで2年後のセカンド
も聴いているが、こちらもよりタイトに激渋で、ちょっと当時時代の追い風がなかった分キツかったのかな、同じように私は今大好き、と言えるけれども、とやっぱり盛り上がり中、である。
そう、こういう話ができる世の中であってほしいわけであるよ。