Electrolocation 1

7月、熱い2つのイヴェント!

Pillows & Prayers present HALFBY "Loco" Release Party  2022年7月16日(土)19:00~@ Monet

入店: 2500yen(1D)

Guest DJ: HALFBY

DJ: tmym, ymdmkt, tdsgk, shishin 

Miston presents SENDAI COLONY  2022年7月29日(金)19:00~@ Monet

入店: 2000yen(1D)

LIVE: B. Toriyama

DJ: YAMADAtheGiant, 福福ボーイズ, Kohtaro, tdsgk, Monolith 

マストでよろしくお願いいたします!

 

で、蒸し暑過ぎる昨今、最終兵器、か!?

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!
 
『昭和45年女』という雑誌があって、我が家の人がたまに買ってくるのでたまに読んでいるのだが、先日も我が家に最新号が置いてあった。

ちなみにもう1冊雑誌が置いてあったのだが、

だったのでさすがだ。まあ、私はこちらはあんまり興味がなかったりするのだけれども(なんて今の世の中あまり大きな声では言えないのだけれども)。

 

さて、今やわざわざ雑誌を買って読んだりする人口も少なく、せいぜい私くらいの世代だろうからこういう層に狙いをつけているのだろうなー、わかってるんだぜ、とか思いながら、毎回『昭和45年女』には、悔しいけど感心させられるし、めっちゃ興奮して引き付けられるのであった。今回の最新号もいきなりUp-Beatの広石武彦のインタヴューとかからスタート、なわけでついつい読んでしまった。

 

で、特集がお菓子、ということでなるほどなるほど、こういうのあったよなあ、とか思いながら読んでいたのだが、少女漫画とお菓子、の特集のところでめちゃくちゃ気になる絵の漫画が紹介されていた。『小さなお茶会』ってなんだ・・・?

 (まだ全貌を私は掴んでいないので、とりあえず貼っている)

 

その絵柄に抗いがたい何かを感じてインターネットを駆使し、とりあえずLINEマンガで読めるらしいので今こつこつと読んでいるのだが、なんだこれは、何故これを私は知らないでここまで生きてきたというのだ!というくらいに感動&興奮して読んでいる。

 

という物言いが笑ってしまうくらい似合わない漫画である。猫のご夫婦のほのぼのとした日常(そのほのぼの具合がハードコアすぎるくらいにロマンティックだったりする)の漫画なのだけれども、何だか、こんなこと言いたかないけれども今では失われてしまった何かを補填するかのような感じにも読めてしまって、何だか久々な気持ち(それがどんな気持ちなのかはよくわからないのだけれども)になってしまって、激上がりしながら読んでいるのだった。

 

のだがインターネットを見るとそんな私の心を見透かしたかのように「不朽のメルヘン」とか色々とキャプションがあって、まあ、その通りのことが大体書いてあって首肯するのだけれども、なんかそういう「癒し」だけではないような気もするなあ、この読み進めると沸き起こる気持ちは、という気持ちになるのだった。でも、とりあえずここのもっぷさんとぷりん奥さんの暮らしややり取りには、本当にくすっとさせられたりはっとさせられたりなるほどな、という気持ちになったりするので、いつの日か私のブックオフディギィンスキルでもって紙版をゲットしたい、という気持ちである。

 

でもね、そんなほのぼの、不朽のメルヘン、という漫画で実際その通りなんだけれども、なんかぷりん奥さんが雨の日にちょっとメランコリックになってる時にだんなさんの詩人(いや、詩猫か)のもっぷさんが「めいってるときには音楽だよね 思いっきり明るいやつ 涙も溢れんばかりきれいな音!」って言ってレコードかけるのだが、それがジャケに「Steve Hillage Green」って書いてあるんだよね・・・。

Green

Green

Amazon

もっぷさん、間違いないな。とかように、こんなほのぼのとした世界に浸らせてくれる漫画であるけれども、なかなか思わぬところで気が抜けないのであったりする。業か・・・。

 

Horsegirlの「VERSIONS of modern PERFORMANCE」を聴く。

まだ皆10代?の女性トリオのデビューアルバムである。このアルバムの前の7インチでMinutemenのカヴァーとかやってて、うおおおおと盛り上がったのだが、そういうタチの悪いおっちゃんどもの遥か上を越えていく興奮の作品である。私ここまで結構長いことロックンロールを聴いてきたと思うのだけれども、思い入れのないジャンルって今まで聴いてきた中では、勿論個々では大好きなバンドもたくさんいるが所謂「オルタナ」ってのと「ブリットポップ」ってのだったりする。それは多分作品の音質のせいなのかも知れない、90年代のCDの音、っていうか。だからこのトリオもオルタナがどうこう、とか言われてるのを最初見てちょっと怯んだ(最近そういう形容で紹介されてた女性アーティストの作品がことごとくピンとこなかったのもあって)のだけれども、この作品はスピード感はあるものの金属的なもこっとした何かがこちらにむかって飛んでくる感じ(それは決して悪いものではなく塊感がある、ということでそれはもしかしたらSteve Albiniのスタジオのおかげなのか)に、ラウドなギターとクールなヴォーカルに、という感じで加えてさりげなくメロディアスだし、そしてとても不思議なことになんだか、とても優しい、のである。その「優しさ」はPavementやThe PastelsやAir Miamiを聴いた時に感じたものにも通じるもので、要はハイプとか全く関係なしに、この原石のような才能の輝きを詰め込んだアルバムがまぶしくて、そしてとても稀有なものだ、ということである。だからこれまで散々昔みてきたけど、セカンドで変にヘヴィになったり整理されたりしないで、お願いだから!