今週金曜日です!
Miston presents SENDAI COLONY 2022年7月29日(金)19:00~@ Monet 入店: 2000yen(1D)
LIVE: B. Toriyama
DJ: YAMADAtheGiant, 福福ボーイズ, Kohtaro, tdsgk, Monolith
仙台陣も異色な組み合わせ、なんと70分セット、という久々のチャレンジになったので気合い入れて臨みます。そんな長めのセットで悪戦苦闘する私の姿が見れるのも最近ではなかなかない機会かと思いますので、是非よろしくお願いいたします!ちなみに選曲してみたのですが、当世感のない、ごきごきしたダンサブルなナンバーが多めになるのか、どうなのか・・・。
そして何気に久々の開催、そして久々のレギュラーメンバーです。
csgb Vol.88 2022年8月10日(水)20:00~@ Monet
入店: 2000yen(1D)
DJ: shinshin, 5atoru, tdsgk, hirasho
休みの前の日、ということで水曜日開催になります、って休みなんだ、8月11日って・・・?最近あんまりcsgb感のあるレコード買ってないんですが、と書いた矢先に、ああ、いやいやあるな、と気づいたのでなんか爽やか気味にやりたいと思います!
で、今年の夏こそ!
が無造作に置かれていたのを見た時の衝撃の話が出た。まあ、私自身は全然不思議に思っていなかったのだが、言われてみればそうだな、ボックスセットってコレクターズアイテムとして、車の中でというよりはホームリスニング用、って感じだよなあ、と、はた、と気づいたのであった。
とは言えその日も車内にはThis Mortal Coilのボックスセット
が入っていたので、これはもう一種どうしようもないことなのではないのか、病みたいなもので、と思うのであった。ちなみに他にも我が車内に於ける人気ボックスセットランキングとしては
この3つが熱い。あ、昨日は
これが車内で熱かった、ってたしかにめっちゃボックス持ち込んでるな・・・。
いやね、私の場合通勤で車を使うのだが、朝起きて無性に、「おおおLeonard Cohenの低い美声を浴びるように聴きたい気分だ今日は!」とか「おおおTownes Van Zandtの最初の7枚のアルバムから、飛ばしながらでも良いから暗い歌だけを沢山聴きたい!」とかなるわけじゃあないですか、ってあんまりそういうのってない、のかな・・・?まあそれはそれとして、そういう時にめちゃ集中して連続して聴ける、というのがボックスセットのまた別の側面の魅力、とも言えるわけである。
現状旧iPhoneをiPodとして車でも聴けるようにしているから、家を出る前にそれにダウンロードして、ということもやっていることはやっている。ボックスセットもApple Musicにあればダウンロードして聴ける。でも、目の前にCDの箱があったら、それ掴んで乗り込んで、というのがシンプルな方法なので、ねえ。まあディスク交換のめんどくささ、というのは大いにあるにせよ。
しかし今や車に、まあボックスセットはおいといて、CD自体持ち込んで聴いている、と言う人もかなり少ないのではないだろうか。僅か30年弱で私の3代に渡る車の中のリスニング環境も、カセットのみ~CDとカセット~CDとiPod、という風に変わってきているわけで、今や車の中もデータで聴いているという人が圧倒的に多いんだろうな、と思われる。私の今の車が半端にしかiPod等デジタルに対応できていないからあんまり私もノリノリではないのだけれども、もし例えばディスプレイとかが装備されているような車だったら、かなりストレスフリーにデジタル、というかデータでのリスニングに移行しちゃうのかな、と思う。そうなったらボックスとか、持ち込まなくなっちゃうのかな、それは確かに楽だけれども、ちょっと寂しい気もするな。
思えば最初の中古の車は最初カセットデッキしかついていなかったので、CDをカセットにわざわざダビングして車の中で聴いていたな、ということも懐かしく、ついでに思い出された。あの日産プリメーラ5ドアでTrickyの「Maxinquaye」
とかJoy Divisionの「Closer」
とかThe Cultの「Love」
とか、カセットで繰り返し繰り返し聴いたことをよく覚えている。早く車ん中でCDが聴けるようにしたい、って言ってカーステのCDプレイヤーが欲しくて欲しくてたまらなくて、やっとCDプレイヤーを導入した時には喜び勇んでMazzy Star
とかTelevision
とか持ち込んで聴いてたなあ、と27年前の記憶が蘇ったりしたのであった。
しっかし基本的に車で聴いている音楽のテイストがいまだに変わっていない、とかなんか暗い、ということはさておき、そんな時代を経て車のCDプレイヤーというものもそろそろ前世紀の遺物になりそうな今日この頃になるとは、まああんまり予想していなかったな。しかもアナログ盤がこんなに復権する、だなんてこともあんまり予想していなかったな。私もまたこんなにアナログ盤を買うように戻ってくるということもあんまり予想していなかったな。しかしまだまだやっぱりCDも買ったりしている、なんてこともあんまり予想していなかったな・・・っていやそれはどうかな?
Dominique Lawalreeの「First Meeting」もアナログで買って、Apple Musicでダウンロードして車で聴いたりしていた。
まあ車の運転向きの音楽ではないことは重々承知なのであるが。ベルギーで自身の音楽をリリースするために自主レーベルを興し、そこから細々と、しかしかなりの量のリリースをしてきた彼の1979年から82年の音源をまとめた作品、である。2019年に彼は亡くなっているのだが、その後にアナログでリマスターで再発されたので聴いている次第である。私が唯一所有している「Vis A Vis」というアルバムとあまりにもジャケが酷似(実際同じ写真のトリミング違い)しているので、何だか持っていると勘違いしてずっと聴いていなかったのだった。ピアノやシンセなどの鍵盤、ひっそりと声、ひっそりとテープ操作、ひっそりとパーカッション、という全部彼の手による演奏で密やかに奏でられるのはホームメイドミニマルミュージック、とでも言えそうな何だか素朴な手触りのミニマル~アンビエント音楽、である。Brian EnoのObscureレーベルからのリリースの話もあったそうだけれども結局実現する前にObscureがなくなってしまって、Gavin Bryarsとも友人だった彼の作品がObscureからリリースされていたらまたその後の話は別だったかもな、とも思うのだけれどもこういうひっそりとした佇まいの凛とした美しさは、もしかしたら色々かき分けられた後に見つかったからこそ美しいのかしら、とも思うのであった。