Joy Of Christmas

Tシャツを買って、そして着ましょう。

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!Tシャツは何枚あっても問題なし!
 
嗚呼、あたいの夏休み
あたいの夏休み

あたいの夏休み

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が終わりを告げようとしている。先週木曜日の山の日とやらからずっとお休みだったので、それはそれでとてもありがたいのだが、こうして終わりを告げようとしているという事実は、実に辛く、全てを呪いたくもなる感じなので、終わりが来るから休みは嫌いだ、という私のねじ曲がった主張もご理解いただけるかと思うのだった。鬱、と言っても良いくらいに今は何かにすがりたい気持ちでいっぱいで、今だったらカルト宗教でもなんでも入信してしまうかも知れない、危ない。

 

しかしゴールデンウィークやらお盆やら年末年始やら、毎回毎回ちょっと連休があるたびにこんな感じで私は、はああ、と終わりのタイミングで激落ちしているわけで、まあそういう性格なのでしょうがないのだけれども、思えば昨年のお盆休みは前半調子良かったものの後半激体調不良、しかもお盆休み最終日には年若い友人のお通夜、というかなり最悪な感じで過ごしていたので、それに比べればまだ今年はマシか、誰も死ななかったし床に臥せることもなかった、と自分を鼓舞することができるので、最悪な経験もなかなか後々役には立つものだな、と思うようにしよう、まあ経験したくないことには変わりないが。

 

しかしお盆休みよりも前のタイミングで我が家は疫病のせいでなかなかどたばたしている日々があったので、まあ軽くはこなせたから良かったものの、なんとも嫌な時代を生きている、というかちょっと地球環境そして気候、世界の政治の状況、疫病、と何もここまで、というハードモード過ぎないか人間、と思う日々が続いた夏だった。ちょっと昔のことを思い出すだけですぐに、昔は良かった、となってしまいそうな世の中になるとは思いもしなかったけど、そんな甘いノスタルジーに浸る前に目の前の色々を切り倒していかんとな、という戦闘モードの日々になるということも、ちょっと前はあんまり思いもしなかったな。

 

まあ、まずは明日からの仕事にソフトランディングできるか否か、ということが大きいのだがほっとくとハードランディング、なんなら胴体着陸or墜落しそうなので、音楽で調整だChris Reaの「Dancing With Strangers」だ。

Dancing With.. -Reissue-

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1987年リリースの9枚目のアルバムである。何となくUKのAORっぽい感じのシンガーソングライター、というイメージであろう彼であるが、それはおそらく前作「On The Beach」

のせいなのだろうなとくにここ日本では、と当時から音楽雑誌を読んでいたtd少年の記憶とネットの情報を合わせて思うのだった。今作はその前作のヒットの勢いを受けてリリースされたアルバムで、確かアメリカ盤がモータウンからリリースされていたのも中学生のtd少年の記憶にはあるのだが、どうだったか。ということで今作であるが、結構音楽を始めたのが遅咲きだった彼はそもそもブルーズに入れ込んで、というのも頷けるハードなスライドギターがかなり堪能できる音作りで、決して甘ったるい丸っこい音ではない。しかしハスキーな彼の歌声とこれまた職人技のようなメロディアスな曲作りで、どこまでも聴きやすいアルバムになっている。楽しいファンキーな展開もあったりするし、こんな、嗚呼明日からさー、っていう憂鬱な日にも優しく寄り添ってくれるアルバムである。たしかこのアルバムを引っ提げて来日して「夜のヒットスタジオ」で口パクで披露した「Loving You Again」とか、マジ名曲過ぎてさっき泣いたのは内緒だし、夜7時からのFMの番組「AOR」でこの曲がこないだ流れたのは良いのだけれども、サビに行く前にフェイドアウト、とかいう信じられない編集されていて、うおお久々に聴きたいと思ったのに!と頭に来て、ジャケにカビというか染みが(まあ材質のせいでしょうがないのだけれども)あったけどUK盤だし、ってつい最近アナログを購入した、っていうのも内緒だ。そして、本当に全曲良いじゃん、ってしみじみしているのもなんか、内緒だ。