Safe Burning

MIXED BAG Vol.18 2022年9月24日(土)21:00~@ Club SHAFT ( www.clubshaft.com )

ADV:1500yen+1Drink 600yen    DOOR:2000yen+1Drink 600yen

Guest DJ: tdsgk ( AOBA NU NOISE / csgb ), B. Toriyama

DJ: Dubby A ( Natural 4 ) / sari / Sumire Riperton / HIROSHI ( 超黄 )

ちょっと家のレコード棚と向き合ってみたのですが、12時過ぎから何だかよくわからない感じの1時間、になりそうです。よろしくお楽しみに!お待ちしてますねー。

 

涼しくなりつつある仙台ですが、TシャツはいつでもOK!

aobanunoise.thebase.inあkk

よろしくお願いいたします!

 

そういえば今までの人生で全く活用したことのないもの、ってなんだろうな、とふとこの間考えてみたのだが、それは手帳、であった。

 

私は本当に手帳を使ったことがない。いや、社会人になってすぐの頃には手帳に連絡先とかスケジュールを書き込んで活用するぞ、とか思っていた頃もあったものであるが、結局1,2件書き込んで(ましてや連絡先などは全く書き込むこともなく)それでおしまい、であった。結構2,3年くらいは手帳を使おうと努力した記憶があるのだが、どうも何等かの病のせいなのか、全く使えなかった。

 

使えなかった、というか書き込みたくなかった、のかもしれない。もっと正確に言えば仕事とプライヴェートの予定を同じように書くことに、たとえば、たとえ色分けとかして書き込むにしても、めちゃくちゃ抵抗があったのではないか、と思う。「レコードフェア」とか「飲み会」とかいう予定と「来客」とか「出張」とかいうのがページで並列されているのに耐えられない、というか。

 

だからまあどうしていたか、というと予定とかを全て記憶していたものだから私の記憶力の強靭さには今更驚いたりもするわけだが(なんなら携帯電話の電話帳の使い方も最初よくわからなかったので、よくかける電話番号は覚えてしまっていた、とか)、まあ裏を返せばそんなに大して予定とかもなかった、ということなのだろう。まだ私の頭の中にも余裕があった頃の平和な記憶、である。

 

ここ2年くらいは、仕事の予定がオーヴァーロード気味だったり、病院の予定があったり(これが結構大きい)、とかいう展開になってきてスケジュール管理も大変になってきてしまって、さすがの記憶力にも不安があり、ここでさすがに手帳・・・、という美しいムーヴがあれば良かったのだけれどもそうもならず、結局のところiPhoneのカレンダーアプリにバキバキ打ち込んで過ごしている。常に肌身離さず持ち歩いているわけですぐに打ち込める、というのも便利である(たとえば職場で内線の電話かかってきてすぐに予定をメモするとか)。あと不思議なことにiPhoneのカレンダーアプリだと仕事とプライヴェートが同列になっていても抵抗がない。まあ、どうせ機械に打ち込んでるメモみたいなものでしょ、みたいな私の心の中での割り切りが発動するのかも知れないけれども、これは本当に自分でも不思議。

 

だから今週木曜日の来客の予定と土曜日のMixed Bag、翌日曜日のSunday Promise、翌週の来客予定(1日3件)、とかがiPhoneのカレンダーアプリには記録されていて落ち着いて考えると、上に書いたように本当に不思議なことだけれども、仕事もプライヴェートも完全並列でカレンダー上での私という人間は出来上がっているのだった。

 

まあ、年取ってこだわりがあんまりなくなってきた、ということなのかも知れないのだけれども。

 

UTの「Griller」を聴く。

USの3ピースバンドによる1989年のラストアルバムである。これ、確か25年くらい前にレコファンでめちゃくちゃ安く買った記憶があるのだけれども、それは何故かというとジャケも好きだったし、89年当時の『クロスビート』誌の輸入盤レヴューコーナーでSteve Albiniレコーディング、と紹介されていた記憶があったからで、まあ本当に私の頭の中の記憶の容量ってのは本当に大体レコードのことで一杯だな、ということがよくわかる話である(何なら今現在も多分、頭の使える容量の部分は大体レコードのことで占められている)。今は再発もされているのか、と欲望が頭を擡げてくるのだが、まあ家にあるから良いじゃないか、なあ。ノーウェイヴシーンのUSから登場し、UKに渡りCold Storageスタジオ近辺で活動し(現に今作でも1曲Tim HodgkinsonとChrales Bullenが手がけている)、というだけでも間違いないのだがここで聴けるのもソリッドなギターを軸に据えたタイトなバンドサウンド(とは言え楽器交代とかあったり、ヴァイオリン入ったり、時にジャンクな感じになったり、色々あって楽しい)の上でKim GordonとかLora Logicとかが歌っているような(ヴォーカルも当然交代制)感じなので、文句なしにカッコ良いわけであって、それこそ今聴いてもありそうでなかった感じのヒリヒリするロックンロールである。こういう音楽、多分死ぬまで飽きずに聴いちゃうんだろうな。