4 More Years

Tシャツです!

aobanunoise.thebase.inあkk

よろしくお願いいたします!

 

日曜日夜の「WPWTFWW2」、お越しの皆様どうもありがとうございました!とても良い感じに皆好き勝手にレコードかけて聴いてああでもないこうでもない、とお話しできて、こういうの良いなあ、としみじみ思いました。Loop Cafeとあまりにも相性良すぎるイヴェントだったので、クローズしちゃう前にもう一度やりたいな、と思い始めております。またよろしくお願いいたします!

 

今月は現時点でDJの予定はもうないのですが、もしかしたら今月中に何等かの形で私の選んだ曲群が皆様のお耳を拝借、という予定があります。その際にはまたここでお知らせいたします。

 

さて、そういうわけで日曜日の夜は飲酒してわいわいやって、めっちゃくちゃ楽しかったから月曜日が仕事休みだったらベストなんだがなー、と思いながらも普通に出勤して仕事をした。私は、勿論体調悪かったりしたら話は別だけれども、あんまり遅刻とか早退とかなくて、且つ通院くらいしか休暇取らない(しかも半日)感じなのだけれども、それは「今やっておけば後々楽かな」と、時間があるうち今のうち、に先に仕事やっつけとこう、という発想からなのだね。

 

しかしその「仕事を先にやっつけておいたから楽になった後々」という時はこれまで来たためしはあっただろうか。ふと振り返ってみると、そんな楽になった時、ってなかったんじゃないか。早め早めで仕事をやっつけたらやっつけたぶん、仕事がどんどん前倒しになったり、なんなら増えたりしているんじゃないか・・・、と思い当ったら急に空しくなってきたので、これからどんどん休みたいものなのだが・・・。

 

私は80年代から90年代初頭のUKの音楽には大変に、ちょっと頭おかしいんじゃないか、というくらいに思い入れがあるのはよくよく皆様ご存じかと思うのだが、それ故にAge Of Chanceとかね、ついつい探究してしまうわけである。

Mecca by Age of Chance

Mecca by Age of Chance

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というかこのアルバムはセカンドにあたる(ミニアルバム的なもの入れると3枚目なのか)Virginからの2作目なのだけれども、出てるの知らなかった、というかとーんと記憶から抜け落ちていて、ヤフオクとかでぼんやり「Age Of Chance」と入力して検索するのが私の趣味の一つ(その他の趣味の検索ワードは「Renegade Soundwave」とか「World Domination Enterprises」とか「The Beloved」とか)なのだが、先日これが出ていて、うわ何だこれ知らない、というか見た記憶もあるようなないような・・・、と慌てて購入して聴いている。「C86」

にも収録されていたような、ガレージっぽいギターバンドが、よくある話で86年に突如ヒップホップとかの影響を受けてしまって路線変更してPrince And The Revolutionの「Kiss」をスラッシーなギターやらへヴィなマシーンビートやら荒っぽいラッピングやらでカヴァーしてインディ大ヒット、その後擬音で表現すれば「どしゃー」とか「ぎゃーん」みたいな音満載の、荒っぽいダンスビートとロックンロールとラップが混ざったような(ある時期までのPop Will Eat Itselfと歩みも音も酷似、と言っても良いかも)音楽性でVirginに移籍してアルバム

出したり、Public EnemyのHank Shockleeのリミックスの12インチ出したり(Manic Street Preachersよりも全然早い)、とかしてるうちにヴォーカルが脱退して黒人ヴォーカリストが加入して、という展開を経てのこの「Mecca」である。これが何となく予想していたのだけれども、洗練されまくったダンスビート~R&B的歌もの、という展開になっていて、あのごちゃごちゃした音は整理されてメジャー感のあるダンスエレポップユニット、としてすました感じで再出発、みたいなアルバムになっている。ほぼ同時期に、やっぱりヴォーカルとかメンバーごろっと変わってVirginからリリースされたPropagandaのアルバム

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を想起するようなメジャー感、というか。だから、まあ良い、というか悪くはないのだけれども、あの「どしゃー」な音楽性はちょっと欠片のようなものが見受けられる程度になり、全体としてとても、言ってしまえば没個性的なのぺっとしたアルバムになってしまっているのは否めない。90年の初頭のリリース、ということでこれ例えば同年のもうちょい後とか91年の頭くらいに出ていたらばインディダンスののりでまとめて、Electribe 101とかのように注目されていたのかも知れないけれども、完全に黙殺されてしまったアルバム、そしてバンドなのだった。「Screamadelica」

の立役者、Hugo Nicholsonとかも絡んではいるのだけれども・・・。この後案の定Age Of Chanceは消滅、ということで、でもやっぱりそういうバンド、嫌いになんかなれないんですよね。と言うか、ちょっとタイミング的に悪かった、というか早すぎた、と言うか。Jesus Jonesとかと一緒に盛り上がれば良かったのだけれども。

 

どれくらいいまだに黙殺されているかと言えば、Amazonで「Age Of Chance」と「ミュージック」のカテゴリーで検索しても出てこず、「すべてのカテゴリー」で検索してやっとなんか洋書の官能小説というかロマンス小説(お父さんの親友に誘惑されて、とかそういうサブタイトルついているような小説)の山の中をかき分けてやっと発見したり、とかそういう仕打ちを受けるくらいなのだった。